私のサバゲー戦史80「劣勢からの反撃」

こんにちは☆

いよいよ昼間は気温が高くなって、夏の様相を見せ始めましたね。

昼間にサバゲーするのはちょっと厳しい暑さにもなってきそう。

水分補給は心がけて行いましょう。

さてさて。それはさておき、サバゲーというのは団体戦です。
というものの、チームワークがうまく行われていないチームや、慣れた相手がいないイベントなどではあまり団体戦という感じにはなりにくいですね。

しかし集団戦を意識して、綿密な作戦を仕掛けてくる相手と対戦すると面白いもの。

もちろんその場合は、自分たちもそれに対抗するだけの能力を持っているのが前提ですけどね。(そうじゃないと瞬く間にやられてしまうので)

それでは今回は私のサバゲー戦史「劣勢からの反撃」です。

それではまいりましょう!

ファマス1

参加者の状況

この日のゲームには15人が集まっていた。

参加者の多くはAKG3M16ファマスといったアサルトライフル装備の者もいれば、MP5やMC51などのカービンやサブマシンガン装備もいた。

PSG1やVSR10などのスナイパーの姿も見られ、彼らはM93Rグロック18Cなどのマシンピストルを予備として携行しているようだった。

私はG3を装備、サイドアームハンドガンワルサーP38を身に付けて出撃した。

今回は8対7に分かれての殲滅戦。人数が多いので激戦が予想される。

フィールド環境

この日のフィールドは南北に長い。

フィールド東側付近は深い茂みや大きな木があるが、西側はあまりそういうのがない。
その代わり西側は地面の起伏が比較的大きい。

南北の端にそれぞれのスタート地点があり、ここから双方が出撃する。

地形的には東側は接近戦になりやすく、西側は遠距離戦になりやすそうだ。

我々の作戦

我々は7人で南側から出撃、北部から現れる敵を捕捉して撃破する。

敵の主力がどの方向に現れるかは判明していないが、我々はひとまず部隊をふた手に分けて進む。

東側から4人、西側から3人という展開だ。

東西どちらかの部隊が敵の前線を突破できたら、そこから奥へと突入、残敵を包囲するわけである。

出撃

合図があって戦闘が開始された。

私は西側へ急いで展開、敵の動きを観察した。

ライフルスコープを覗きながら索敵すると、敵の展開が概ね判明した。

敵はどうやら東側に主力を置いたようで、西方面には確認できただけでは2名だけだった。

彼らを早期に撃破してしまえば、我々はフィールド北東方面へ迂回が可能となる。

そうすれば東側から進出している味方と挟撃することができるだろう。

ワルサーP38

西側での戦闘

私は攻撃を開始した。

弱い横風があったので、敵の撃ったBB弾は流れていた。

私はライフルスコープで修正を加えながら射撃できたので、遠距離からでもかなり正確に攻撃を行うことができた。

私が敵1名を撃破すると、もう1人は勝ち目がないと判断したらしいく退却を始めた。

ずいぶんあっさりと引き下がったなと思った。

しかし退却した敵は北東から進んでいた部隊に合流、南東から前進していた我々の味方を脅かし始めた。

敵の陽動作戦

これはもしや、敵の陽動作戦なのでは?と感じた。

西側へある程度の部隊を一度派遣しておき、こちら側がそれへの対抗策としてどれだけかの人員を回す。

すると東側での戦力が低下する。

もともと人数では敵方のほうが勝っている。

ある程度陽動としての戦闘を行ったら退却して、東側の制圧に加わる、としたらどうか。

事実、敵は今やフィールド東側に全戦力を投入しており、それに対する我々はその半分程度の戦力で対抗している。

「これはまずい!」

私は急いで前進を開始した。

フィールド東部が陥落

敵も味方もこの日はベテラン揃いだ。
戦闘の技術にはそんなに違いがない。

しかし東側の敵勢力は7人を数え、我が方は4人で迎撃している。
実質的に倍近い相手と戦っているのだ。

戦闘は敵方が優位に動いていた。

東側中央付近で味方が2名撃破された。
必死の反撃で敵方も1人の損失が出た。

しかし、この時点で6対2となった東側の戦線はもう持ちこたえられないことは明白だ。

私は味方を連れてフィールド西側を大きく迂回し、北東方面に向かった。

しかし途中から遮蔽物がほとんど無いエリアになるので、前進はいったんここで滞ることになった。

私は一緒にいた味方1名に伝令を頼んだ。

東部で戦闘中の味方に退却するようにと指示を出したのである。

敵の作戦は大したものだ。
片側の地形的に有利な場所に大部隊を集中投入。

フィールドでの主導権を握りやすい箇所を完全に占拠するつもりだ。

そしてそれは現実的に達成されたのである。

伝令は指示を伝達、東部の友軍は撤退を開始した。

伝令に行った味方もその退却を支援、どうにか無事に残存戦力を引き上げることに成功した。

しかしこれで完全にフィールド東側は敵の手に落ちた。

我々の反撃

この時点での戦力は5対6となっていて、双方拮抗していると言える。

しかし地形的には相手方が優位である。

これはもう一発逆転を狙うような作戦を展開するしかないのかもしれない。

敵は東側の茂みを盾にして猛烈な攻撃を各所で展開していた。

我々は一旦、フィールド西側の中央付近に集合した。

こちらも陽動作戦を仕掛けてやろう。

私はここから出発地点方面へ単独で秘密裏に下がる。

残りの味方はフィールド北西方面から敵に攻撃を仕掛ける。

このときにこちらの全戦力がフィールド北西方面に移動したと見せかけられるかが鍵となる。

それが可能ならば、敵はフィールド南東方面から西側へ迂回し、我が方の攻撃隊の側面を叩こうとするはずだ。

それを私が機銃掃射で撃破するのだ。

簡単な打ち合わせの後に我々は作戦を開始した。

私は地面の起伏を利用して、敵に見えないようにゆっくりと南へ移動した。

味方は全員が派手に撃ちまくりながら北部へ向かった。

敵の応戦は完全に北方面に集中していた。
私は見つかっていないようである。

私はフィールド南西の小さな木と茂みがあるところに陣取り、機関銃のバイポッドを立てて待ち構えた。

味方は突入を行い、敵はそれに集中して迎撃していた。

機銃掃射!

戦闘は膠着、敵も味方も一進一退だ。

ここで予想通りの展開となった。

敵2名が案の定、茂みから出てフィールド南部へ現れた。
彼らは私の目の前を横切り、北部で戦闘中の部隊側面に回ろうと言うのだ。

少し遅れて更に敵1名が彼らを支援するために出てきた。

そこで私は狙いを定めて発砲した。

マガジンのゼンマイを完全に巻き上げてあった。
(私の装備していた機関銃仕様のAKは手動式のドラムマガジンを搭載している)

敵までの距離は40メートルほどか。

ほとんどなんの反撃を行うこともできずにその2名は倒れた。

あとから現れたもう1人は「うわ!」と叫びながら反撃しようとしたが、これも私の攻撃で倒された。

形成は一気に逆転、敵を挟撃できる状況になった。

最後の攻勢

私は立ち上がった。

そして叫んだ。

「突撃ーーーーー!!!!!」

私の号令を聞いた味方は
「おお!!」と応え、猛烈に射撃しながらフィールド東部へと肉薄した。

私もそれに呼応して敵の背後に向かって突撃を行った。

敵は大混乱に陥った。

「背後からも攻撃を受けている!」

「ここは危ないぞ!」

などと叫ぶ声が聞こえる。

私が声のする方へ攻撃を集中すると、たまらなくなった敵は茂みを飛び出してフィールド中央方面へ逃亡しようとした。

しかしそこを北部の味方が攻撃、この挟み撃ちで敵の残存戦力全てを撃破することができた。

こうして我々は勝利した。

この戦闘について

このゲームでは、前半戦では敵の作戦が優秀だったために我々は劣勢となった。

隠密行動を取った私が発見されなかったのも、運が良かったということかもしれない。

それでも背後からの奇襲という形で敵は大損害を出して事態は急変。
こちらが優位になった。

見通しが悪い東側エリアでは、敵味方の位置把握がしにくかった。

遮蔽物が多く、防御には適した環境だったが、同時に大規模な攻撃を同時に仕掛けにくい場所でもあった。

敵は単一方向に戦力を集中したが、最終的には展開した先での連携が悪かったのかもしれない。

優位な場所を奪った時点で、その先の連携作戦が無かったのだろうか。

終わりに

ということで、今回はちょっと複雑な状況だったので長くなってしまいました。

要地の奪取という意味では相手方の作戦はとても優れていたように思います。

連携が取れている動きをしている間はかなり手強い相手と戦っている感触が強かったなぁ。

そんなわけで、サバゲーをするときは連携プレーができると強いです。
私が反撃を敢行したときも味方が連動して突撃してくれたわけですし。
皆さんもぜひお試しを。

ファマス

そんなわけで今回はここらへんで☆

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