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マルイの電動ガンのメカについて

2017.08.12

カテゴリ:電動ガン

こんにちは☆

今回はマルイの電動ガンのメカについて書いてみようかと思います。

東京マルイの電動ガンが搭載しているメカボックスというのは、マルイが開発したメカニズムがつまっているわけですが、これがなかなかにうまく考えられています。

銃の機種によって搭載しているメカボックスが異なりますが、基本的な構造はほぼ同じです。主に銃の外観を悪くしないように銃の形に合わせて開発されているのではないかと思います。

現在は次世代電動ガンというものも発売されていますが、これはリコイルショック(射撃時の反動)を再現しているもので構造や構成はあまり変わりません。

それではマルイ製電動ガンの基本になっているメカを解説していきましょう。同時にそれが持つ特色や欠点にも触れていこうと思います。

初代の電動ガンはファマスで、バージョン1というメカボックスを搭載しています。これはファマスというアサルトライフルに搭載するために設計されており、それ以降に続く他の機種とは異なる面も多くあります。
一番の特徴はモーターがメカボックス内部に搭載されている点でしょう。

バージョン1メカボックスについて

全体にバージョン1メカボックスはメカボックスのガワも肉厚で強度が高い。そしてギヤも他の機種とは違ったギヤ比のものを搭載しているようです。
実銃のファマスはフランスのアサルトライフルで、発射速度は毎分1000発とされます。この高い発射速度を再現するために他の機種とは共通性の無いベベルギヤを装備しているのです。
また、メカボックス自体にトリガーは付属しておらず、外部からのレバーによって作動します。

それからファマスにはスプリングリリースボタンというものがあり、ベベルギヤに作用している逆転防止ラッチを外側から操作できます。これは素晴らしいアイデアで、フルオートで縮んだまま停止しているスプリングをボタン1つで解放し、スプリングがへたらないようにできるようになっています。
ただ、バージョン1メカボックスはそれ以降に発売されたどの機種のメカボックスのものよりも長いスプリングを搭載しています。

この関係でバージョン1メカボックスには通常市販されているカスタムスプリングでは短すぎて思うようにパワーが出にくいという側面もあります。残念なことにバージョン1メカボックスを搭載しているのはファマスのみとなっており、現在はバージョン1メカボックスに合わせた仕様のカスタムパーツがほとんどありません。
スプリング、スプリングガイド、シリンダーヘッド、ベベルギヤ、タペットプレート、モーター、ギヤの軸受けが主にバージョン1専用のパーツとなっています。
モーターは開発時期がかなり古く、ファマス対応の新型モーターが登場していません。

バージョン2メカボックスについて

次はバージョン2メカボックス。
これはマルイがファマスの次に発売したM16系のアサルトライフルに搭載されているものです。MP5やG3も同じメカボックスです。
ファマスのバージョン1とは多くの点が異なります。
まずモーターがメカボックス外部に連結される構成になっています。また、トリガーもバージョン1と違い、メカボックスから直接飛び出す形で搭載されています。
ギヤはベベルギヤ以外のギヤ(セクター、スパーの各ギヤ)はバージョン1と共通しています。
メカを作動させるために電力を供給する配線がメカボックス内部を走っています。トリガーが直接スイッチを押す構造のため、内蔵されたスイッチに向かって配線がメカボックス内部の壁面に沿って配置されています。
バージョン1に比べると少しコンパクトにまとめられています。

バージョン2メカボックスの最大の欠点はメカボックスのシリンダー付近を覆っている部分の強度が低いことです。
射撃の振動でここに亀裂が生じてしまい、破損する可能性を常に持っているのです。
寒い時期には特に注意が必要で、ある程度のウォーミングアップをしてからでないと破損する恐れがあります。(具体的に言えば、冷えている状態の銃をいきなり全力のフルオートで撃たず、ゲーム前に50発程度セミオートで撃っておくと効果があるとされます。)

M4系に搭載されているバージョン2改メカボックスはテイクダウンができるようにメカボックス上部後半部分を切り欠いたタイプで、基本的な構造や規格は同じです。ただ、破損しやすい箇所を部分的に肉厚に作ってあるものが近年では登場しています。
この改良で強度は上がっていると思われますが、それでも稀に破損は起きます。特に内部カスタムしている銃は要注意です。

89式小銃について

変わり種として89式小銃があります。これもバージョン2メカボックスを搭載していますが、これは機械式のバースト機能を搭載しています。トリガーを引くと3発で射撃が止まる機能で、無駄弾を撃たないように設計されています。ただしこのバーストを制御しているのが細くて小さい金属の爪で、繰り返し使っているとここが折れてしまうことがあります。折れてしまっても射撃はできますが、バーストにならずフルオートになってしまいます。
89式小銃に搭載されているバージョン2の特筆すべきは、先程述べた破損箇所に対しての対策でしょう。シリンダーの振動が直接メカボックスに直撃しないように細い溝が切られているのです。これはとても有効らしく、バージョン2メカボックスを搭載している銃を使っている一部の人はこれを真似て改修しているようです。

89式小銃

バージョン3メカボックスについて

続いてバージョン3メカボックス。これはAK47系とMP5k、ステアーやG36に搭載されているメカボックスです。非常に秀逸なメカボックスで、バージョン2メカボックスが抱えているような強度の問題もなく、同時にとてもスリムでコンパクトです。

内部のほとんどの部品がバージョン2と共通で、交換性のない部品はタペットプレート、シリンダーヘッド(若干の加工で共用できなくはない)スプリングガイドくらいです。トリガーやノズルは各機種共通ではないのでちょっとそのへんは違いますが。

モーターはバージョン2と同じく外装式です。モーターそのものはバージョン2のものと同じです(EG700かEG1000)が、首の長さが異なるのでモーター自体の交換性はありません。
またバージョン2のモーターが端子を使って連結しているのに対してバージョン3はハンダ付けされています。
バージョン2メカボックスとは違い、配線はメカボックスの外側を通っています。

AK47

PSG1のメカボックスについて

あとはPSG1のメカボックス。バージョン2に近いですが構造を含めて内部はほとんど共通していません。PSG1のメカボックスは他のものとは大きく異なり、ギヤを内蔵している部分とシリンダーやスプリングを内蔵している部分が分割式となっています。また、セミオートのキレを良くするために発射後にピストンが後退状態で停止する構造になっています。この関係で電気的な配線の構成がやや複雑になっています。
ピストンが後退状態で止まる構造なので、使用後にスプリングがへたらないようにするためにバージョン1メカボックスと同じようにスプリングリリースボタンがあります。
バージョン2とバージョン3メカボックスはこの機構を持たないため、フルオートのあとはセミオートで数発撃っておかないとスプリングが伸びません。

ということで長くなりましたが今回は電動ガンのメカボックスについてでした。

カスタムする際にはそれぞれの特色を考慮した改修ができるといいですね。
それでは今回はここらへんで。