こんにちは☆
唐突にいきますが、今回はアサルトライフルと並んでサバゲーで多く使用されているサブマシンガンについて書こうと思います。
サバゲーフィールドではサブマシンガンはアサルトライフルに次いで装備率が高い銃のように思いますので、
度外視できない勢力のひとつ(?)と言えるでしょう。
電動ガンやガスブローバックのものとしてアサルトライフルやサブマシンガンは数多く発売されています。両者はよく似ていますが、やはり異なる部分もあります。
外観的なことや構造的なことはもちろんのこととして運用面でも違いがあります。このあたりを見ていこうと思います。
実銃としてのサブマシンガンとは
本来、実銃としてのサブマシンガンというのは拳銃用の弾薬をフルオートで射撃できる銃を言います。
実はサブマシンガン(略してSMG)というのはアメリカのトンプソンが発売されるときに作られた造語。
ドイツではマシーネンピストーレ(マシンピストル)、略してMPと呼ばれています。
どちらも小型の機関銃を意味するという感じらしいですが、英語的な解釈で行くとマシンピストルというのはフルオート可能な拳銃を呼ぶときに使われやすいようです。
アサルトライフルに比べるとかなり小型で軽量。
命中精度はさほど良くはないものの、近距離での弾幕射撃ができるため接近戦での制圧力が強い。
また、製造もアサルトライフルよりは安く早く作れるようです。
拳銃用の弾薬を使うので反動は大きくなく扱いやすいとされています。
写真はトライデントマークⅡ。本来はアサルトライフルではあるのだが、それを極限まで短縮してサブマシンガン化したタイプだ。
サブマシンガンの歴史
本格的なサブマシンガンが登場したのは第一次世界大戦の頃。
ドイツがMP18を新開発して塹壕戦に投入したのが始まりです。
第一次世界大戦時、ドイツ軍最後の攻勢作戦の際に使用されて大戦果を上げました。結果的にドイツはその攻勢の成果を維持できずに戦争に敗北してしまうのですが。
このときのことを各国が注目しており、第一次世界大戦後には世界でサブマシンガンの開発が始まりました。
サブマシンガンの特性
サブマシンガンの特性はそのサイズと高い火力にあります。
第一次世界大戦のような塹壕戦のような狭い場所で発生する接近戦では普通の歩兵の小銃では取り回しが良くない。
連射できないボルトアクションライフルは咄嗟の対応が難しいのです。
サブマシンガンは小型で軽いので狭い場所でも非常に使いやすく、また歩兵の小銃につけられる銃剣よりも遥かに攻撃できる距離が長い。
遠距離での命中精度は小銃のほうが上ではありますが、近距離での制圧力はサブマシンガンのほうがずっと高いのです。
アサルトライフルが登場する以前はサブマシンガンが近距離戦の主役だったと言っても過言ではないでしょう。
軍隊は基本的には小銃、もしくは自動小銃(バトルライフル)とサブマシンガンを組み合わせて、遠距離と近距離の戦闘に対応させていたわけです。
現代のサブマシンガン
登場してからしばらくの間はサブマシンガンは命中精度が極めて悪かったとされますが、現在ではMP5のように高い命中精度を持つものも登場しています。
命中精度が高くなるとそれを活かして行える役割の幅も広がっていく。
とはいえ命中精度が高いサブマシンガンは高コストであり、低コストのサブマシンガンはやはり昔からあるものと同じように命中精度はあまり良くないのかもしれません。
ただしその命中精度の悪さを補うように高い連射性能があるとも言えますのでこのあたりは捉え方にもよるのでしょうね。
写真はマルイ製の電動MP5k。PDWストックを装着し、ドットサイトを搭載している。
現在はアサルトライフルが軍隊に普及しているのでサブマシンガンはどちらかというと多少目立たない存在にはなっているようです。
しかしそれはあくまでも軍隊でのことであって、警察などではむしろサブマシンガンのほうがよく使われているようです。要人の警護や対テロ作戦では重要な役割を果たしています。
これは警察が軍隊のような広大な場所で激しい銃撃戦を行わない組織だからでしょう。
サブマシンガンには驚異的に発射速度が高い機種があります。
発射速度が高いと、銃口が連続する反動のために跳ね上がってしまって命中精度が落ちるように感じます。
しかしサイクルの高い銃は、銃口が跳ね上がってしまう前に大量の銃弾を発射することで逆に命中精度を高めているとも言われています。
イングラムM10などがこの類として知られています。
サバゲーにおけるサブマシンガン
サバゲーでのサブマシンガンもやはり実銃に近い運用方法で扱われているようです。
BB弾の射程や命中精度はアサルトライフルや狙撃銃(スナイパーライフル)には及ばないものの、それは遠距離戦での話。
屋内フィールドのような遠距離戦があまり起きない場所では取り回しの良さも手伝って大活躍しています。
アサルトライフルよりもずっと軽くて小型。ハンドガンよりは大きいものの火力はハンドガンより遥かに高い。
フルオート可能なマシンピストルというものもありますが、射撃時の安定感や火力、精度という点ではサブマシンガンのほうが上なのではないでしょうか。
もちろん、マシンピストルにはマシンピストルの利点というものがあるのですがね。
サブマシンガンの火力
連射性能はアサルトライフルとほぼ同等。インナーバレルの短さを利用してハイサイクル化されたものもあり、これらは近距離戦に特化しているタイプです。
あくまでも現時点での電動ガンのことになりますが、マガジンの容量はアサルトライフルには及ばないものの、それに近い容量を備えているので接近しての一撃必殺という戦法ならば充分に使えると思います。
また、電動ガンとしてはアサルトライフルよりも比較的安価であるのも魅力的です。そういう意味では安価であることを理由に初心者が多く装備しているとも言えます。
サバイバルゲームでのサブマシンガンの運用!「屋外編」
では具体的にサバゲーでサブマシンガンを装備するならば、どのような戦術に適しているか?
あくまでも私の経験を交えての話になりますが参考までに。
大遠距離戦闘が発生するような屋外のフィールドでは、サブマシンガン単体の装備では少々難しい戦闘が予測されます。
もともと命中精度や射程、火力ではアサルトライフルのほうがややうわ手なので、それを相手に撃ち合うということになると、相手の懐にいかに飛び込むかがカギになります。
このため、アサルトライフルに援護射撃をもらいながら前進し、射程に捉えたら一撃で決めるというような戦術が基本となります。
単独行動ならばできるだけ見つからないように行動するのが必須です。
隠密行動に徹しておいて、接近して仕掛けるというような戦術が重要になります。
逆に言えば射程内に飛び込んでしまえば取り回しの良さで優位に戦えるものとも思います。
近距離では重くて長い銃は動きを制約するものになるので、サブマシンガンはまさに近接戦に真価を発揮するのでは。
サバイバルゲームでのサブマシンガンの運用!「インドア編」
インドアフィールドではサブマシンガンはむしろ主役であり、本領を発揮するのではないかと思います。
小型で軽量であることから高い機動力を発揮できるので、これぞサブマシンガン!という感触を味わえるでしょう。
屋内などの狭い場所では、長い銃ほど使いにくくなります。
アサルトライフルに近い攻撃力を持ちながらアサルトライフルよりも取り回しが良いという特性は狭い場所でこそ、大きく活かされるのだと思います。
近接戦ならではの能力に加えて、ハイサイクルカスタムされていたりするとさらに脅威になるでしょう。
ごく短い射撃のタイミングに大量のBB弾を発射する能力というのは、まさに接近戦では無敵を誇るものと言ってもいいと思います。
屋内のように最初から遠距離戦が発生しにくい環境ならば、サブマシンガンはまさに主役として活躍するのでしょうね。
現在入手できるおすすめのサブマシンガン
現在発売されている電動ガンとしてのサブマシンガンはだいたい以下の通り。
・MP5A5
- ・MP5A4
- ・UZI
- ・MP5k
- ・トンプソン
・MP7
・VZ61スコーピオン
写真はVZ61スコーピオンのカスタム仕様。MODと呼ばれるタイプで、東京マルイが発売しているコンパクト電動ガンである。
本来はハンドガンくらいのサイズであるが、ストックやサイレンサーなどが加えられて大型化。一般的なサブマシンガン並みの大きさになっている。
サブマシンガンについてのまとめ
ということで今回はサブマシンガンについてのことを少し掘り下げてお送りしてみました。
使い方次第と言えばそうなのですが、なかなかどうして大したものですよ。
サバゲーという現場では、おそらくは今後もアサルトライフル
と並んで多くのプレーヤーが使い続けるでしょう。
私もサブマシンガンはとても魅力的なジャンルだと思います。
それでは今回はここらへんで☆
オススメ電動ガン
東京マルイ AK47東京マルイ H&K MP5A5東京マルイ H&K G3 SG/1東京マルイ H&K PSG-1東京マルイ コルト M4A1カービン
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