エアガンに取り付けるライフルスコープの使い方は?

こんにちは☆

先日、関西国際空港での台風により、海水に浸かってしまったホロサイトの件を書きました。

そういえばライフルスコープというのは中には「防水」と英文で書かれているものがありますが、ああいうものは大丈夫か?とちょっと気になります。

今回はエアガンに搭載されるライフルスコープの使い方を特集してみようと思います。

以前に「光学サイト」に関する記事である程度は掲載しているのですが、今回はもう少し細かく掘り下げてみようかと思います。

ライフルスコープ

サバゲーで使用されるライフルスコープの役割

ライフルスコープは基本的には望遠照準器のことであり、日本語では照準眼鏡(しょうじゅんがんきょう)とも呼ばれます。

望遠であるので、遠くまでよく見えます。

実銃としてのライフルスコープは、何百メートルも先の標的を狙撃したりする役割を補助するので、高い倍率のものを使用します。

しかしエアガンの場合はそれほどの射程が無いので、あまり高い倍率のものは使えません。

使えないというか、ちょっと実用的に最も良い部分が高倍率になることで無意味になってしまうのです。

ライフルスコープの利点

それではなにがライフルスコープで優位になるか?というと、飛んでいくBB弾の弾道を観測することができることが最大の強みなのではないかと思います。

自身が撃ったBB弾が遠距離の目標に対して飛んでいく弾道を確認できるなら、横風などでどれだけ横へ逸れているかを把握できます。

つまりそれを修正しながら射撃できるという利点があるわけです。

ライフルスコープ搭載をしていない銃では、50mくらいの距離(電動ガンの一般的な水平射撃での射程ギリギリ)になると自分が撃った弾がどこをどう飛んでいるかを見ることができないので、この修正射撃ができないのです。

個人的な感想ですが、40m以上から有効になり、仰角をつけた射撃が必要になる60m付近では圧倒的にスコープ非搭載の銃より優位になります。

下記はゼルドナーのライフルスコープ。
ライフルスコープ 3-9倍可変 アルミ製

ライフルスコープの欠点

さてさて。
ここで重要になるのが倍率です。
現在、一般的に流通しているライフルスコープの多くが倍率を調整することができる「可変倍率」のものです。

3倍~9倍の可変倍率のものが多いようですが、実際にサバゲーで使うとこれほどの高い倍率のものは必要ないのがわかると思います。

最初のあたりで少し触れましたが、高い倍率にすると目標が大きく拡大されてしまうので、そこへ向かって飛んでいく弾道を把握できなくなってしまうのです。

実際にサバゲーで使いやすいのは3倍~4倍くらいの倍率でしょう。
このくらいの倍率ならば、エアガンの最大射程付近の着弾とそこへ至る弾道を十分に観測できます。

ショートスコープ
写真はゼルドナーのショートスコープ。イルミネーションレティクルで、倍率は2から6倍と非常に実用的。

射撃姿勢に入る際の欠点

ライフルスコープの欠点で他にも挙げられるのが「射撃姿勢に入るのが遅い」ということです。

接眼レンズ(自分が覗く側のレンズをこう呼びます。これに対して目標に向ける側を対物レンズと呼ぶ)を覗き込んで、照準するのにやや時間が掛かるので、アイアンサイト(光学サイトを搭載しない状態)やドットサイト装備の銃に比べると素早い照準がやりにくいのです。

そのため、近接戦ではライフルスコープはまさに無用の長物になってしまいます。

ただ、ドットサイトほどではないにしても訓練することで素早く射撃姿勢に入ることはある程度はできるので、このあたりは練習ですね。

ライフルスコープを搭載する機種として最適なのは?

ではライフルスコープを搭載するのに適している銃のタイプは何が良いのか?というと、それはやはり長距離まである程度正確に射撃できる銃が向いていると思います。

この条件から長いインナーバレルを持つ銃が適しているということになります。

短い銃身の銃は遠距離での精度が大きく落ちる傾向があるので、遠距離で正確に射撃するのに向いていません。

なので、短いインナーバレルの銃にライフルスコープを搭載してもあまり活躍できないものと思います。

ライフルスコープの取り付け方と調整

まず、ライフルスコープをエアガンに搭載する場合はマウントベースが必要になります。

マウントベースというのは銃本体に取り付けるものなので、基本的にはそれぞれの機種に専用のものがあると考えてください。

その上にスコープを搭載するわけですが、スコープにマウントリングを取り付け、そのリングの土台部分をマウントベース(レールとも呼ぶ)に挟み込んで取り付けます。

つまりスコープ本体以外にもマウントリングとマウントベースが必要になるわけです。

機種によってはマウントベースの役割をするレールがもともと付属しているものもあるので、そういう場合はマウントベースは必要ないですね。
マウントリング
これがマウントリング。これがないと銃本体にスコープを搭載できない。

取り付けた後は調整するわけですが、実銃のように完璧に調整するのはエアガンでは難しいです。

基本的にはホップの弾道であるので、弾道が上下に動くエアガンという分類の銃ではうまくやりにくいのです。

ひとまず、ライフルスコープのレティクル(照準を合わせるための十字)にだいたい合っていればいいのですが、取り付けたままの状態ではしっかり合わないことが多いです。

この場合、スコープとマウントリングの隙間に厚紙などを挟んで物理的にスコープの角度を変えて調整します。

スコープ自体にも調整機能が一応はあります。
の上部と側面に大きなツマミがあり、
スコープ本体(ここをチューブと言います)の上部と側面に大きなツマミがあり、これを回して調整します。
このツマミはカバーがかぶせられていることが多く、カバーを外して行います。

ライフルスコープ

しかしものによっては指で回すことができるものもあれば、コインなどで回すタイプもありますので、それぞれにやり方が違ったりします。

縦方向の調整をエレベーション、横方向の調整をウィンテージと呼びます。

ちなみにこれらのノブを回転させると、スコープ内部の調整箇所が可動して着弾点が変わります。

しかし、ものによるのですが、100ヤード(約90mくらいだったか?)で1インチ(約3センチくらいだったか?)着弾点が変わるという程度のものもあるので、その場合はどれだけノブを回しても変化がほとんど感じられない場合もあります。

そのときはやはりマウントリングやマウントベースの取り付け角度を調整して合わせるしかなくなりますね。

マウントベース

ライフルスコープの使い方まとめ

ということで、今回はライフルスコープの使い方などを全般的に解説してみました。

これは使いこなすにはちょっとした熟練が必要になるわけですが、それほど難しいものではないと思います。

もしもしっかりと使いこなせたら、遠距離戦では最強になることもできるかもしれません。

スナイパーに限らず、アサルトライフルやバトルライフルもライフルスコープの恩恵を得られる機種ですので、遠距離戦が発生しやすいフィールドでは役に立ちます。

それでは今回はここらへんで☆

89式小銃2

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