サバゲーは昼間やるものと思っている人が多いですが、自衛隊の演習のように夜戦を行うこともありますし、インドアフィールドでは光が差さない暗い空間でゲームを行うこともあります。
この時重要になってくるのは暗闇を照らすためのアイテム、「フラッシュライト」です。
今回はこのフラッシュライトがどんなものなのかといったことや、その効果、そしておすすめのフラッシュライトをご紹介していきます。
サバゲー用フラッシュライトとは
フラッシュライトは「ミリタリーライト」、「タクティカルライト」、「ウェポンライト」というような名称で呼ばれることもあります。
元々は軍隊や警察、自警団組織といった組織で使われている照明器具で、手で持つタイプや銃口に取り付けるタイプ、ヘルメットやグリップに取り付けることのできるものなどさまざまなタイプがあります。
実際に警察や軍が使用する際に邪魔にならないよう、通常の懐中電灯と比較すると軽く小さいことから携帯性に優れ、光量が強いので周囲を明るく照らし出すことができます。
サバゲー用のフラッシュライトは、機能性や携帯性に関しては軍や警察が使用しているものとあまり変わりありません。ただし、レプリカ製品になると実際のものと比べると光量は低くなっていることがあります。
手で持つタイプは狙撃時に邪魔になることが多いため、銃口やヘルメットに取り付けるタイプを使う人が多いです。
フラッシュライトはAmazonなどオンラインショップで購入できるほか、ミリタリーショップやサバゲー会場で購入可能で、サバゲー会場では他のプレイヤーやスタッフからアドバイスを受けて選ぶことができます。
わざわざ購入しなくても会場でレンタルをしていることもありますので、必要に応じて購入するかレンタルするかを選択するとよいでしょう。
サバゲー用フラッシュライトの使い方
サバゲーのフラッシュライトの中でも銃口に設置するタイプは一番多く使われています。
使い方はとても簡単で、銃口に取り付けるときには銃口の上につけるとスコープなどの邪魔になることが多く、左右の場合はカッティングパイ(死角のクリアリングテクニック)の邪魔になるので、あまりおすすめめできる位置ではありません。
スイッチかレバーを操作するだけで点灯し、商品によってはスイッチかレバーを操作している時だけ点灯するモーメンタリー機能のあるものが存在します。
実際のゲームで使用するときは、自分が身を隠しているバリケードを照らすと、光が反射して自分の姿が相手に見えてしまい、味方の背中にライトを当てるとシルエットが敵に見えてしまうという事が起こるのでフラッシュライトの照射方向には注意が必要です。
フラッシュライトのメンテナンスも大事!
フラッシュライトはガンなどと同じように、使用後は埃や泥などがついて汚れているので、メンテナンスを行う必要があります。
メンテナンスを行わずに使用したままの状態で放置しておくと、フラッシュライトの汚れがレンズにこびりついてレンズの曇りから光が弱くなったり、本体がサビる、故障が起こるとがあります。
一番簡単な方法は薬局などで販売されている無水エタノールをしみこませた布で、埃や泥などをふき取るだけです。この時サビがあるようなら電気装置用の防サビ材などを使って汚れやサビを落とすようにします。電気製品なので水で拭くと故障の原因になるので注意しましょう。
サバゲー用フラッシュライトの選び方
サバゲー用のフラッシュライトの選び方ですが、機能性はもちろんですが、使い勝手の良さを一番に考えましょう。
サバゲーの夜戦や暗いインドアフィールドでは敵に捕捉されて数秒で狙撃されてしまいます。
自分の位置を知られないためにも、プレイ中にライトのオン・オフの切り替えを楽に行うことができるものを選ぶ必要があり、銃口に取り付けるこのとのできるものを選ぶのが一番でしょう。
手で持つタイプは両手が塞がってしまうため、照準がつけにくく、オン・オフの切り替えがしにくいといった欠点がありるため、ターゲットになりやすくなります。
照射モードが複数ついてるフラッシュライトは、ゲームプレイ中に明るさの調整などを行うのが面倒ですし、実際にそんな余裕はないことが多いので単純に押している時だけ点灯するものや、押すだけでオン・オフの切り替えが完了するタイプを選ぶようにしましょう。
フラッシュライトの効果
フラッシュライトを使うことで得られる効果には次のようなものがあるので、効果をよく知ったうえで戦略を立て、賢く利用してゲームに勝ちましょう!
暗闇でも索敵しやすい
周囲を照らすためのフラッシュライトなので、当然夜戦や光源のない暗いインドアフィールドなどで視界が明るくなることで索敵しやすくなります。
しかし、同時に自分の位置を知らせてしまうことにもなるので、使い方を工夫しなければなりません。
敵の目つぶし効果
暗闇で急に明るい光を見ると、反射的に目を閉じたり手で視界を遮ってしまいほんの少しの間体が硬直してしまいますよね?
これは誰もがなる生理的な効果でサバゲーではこの効果を利用して、暗闇でいきなり相手を照らし出すことで足止め効果が期待できるのです。
敵の注意を自分に引き付ける
これはそのままの意味です。フラッシュライトをつけることで、目の前にいる敵だけでなく、周辺にいる敵全ての注意を引き付けるのと同時に敵の位置を把握することもできますが、ライトを上手く使わないと瞬時に的にされてしまいます。
自分の位置バレを逆手にとって奇襲をかける
フラッシュライトを点灯すると、必然的に自分の位置を敵味方関係なしに知らせてしまうことになりますが、位置バレを逆手にとってほんの数秒点灯した後、すぐに身を隠して移動する、といったことを上手に使えば敵が自分が直前までいた場所に注意を向けている時に別の場所から狙撃することができます。
フラッシュライトが禁止!?
サバゲーの夜戦会場や、インドアフィールドではフラッシュライトの使用を禁止していたり、使用可能なフラッシュライトの光量を300~500ルーメン以下と決めている場合があります。
多くのフィールドで禁止されているものは次のようなものがあります。
- ・相手の視界を奪う目的での使用
- ・相手の目つぶし目的での使用
- ・点滅の激しいストロボ機能の禁止
なぜこれらのことが禁止されているのかというと、視界を奪われたり目つぶしされることで、転倒したり高い位置から落ちて怪我をする・相手の目を傷めてしまうことを防止するためです。
フラッシュライトを使用するときは、フィールドやゲームルールの決まりをきちんと守って使用しましょう。
フラッシュライトのルーメンについて
「ルーメン」とはフラッシュライトの明るさを表す数値で、数値が高くなればなるほど明るさが強くなっていきます。
例えるなら、1ルーメンで人間が確認することのできる明るさは1メートル先にあるろうそく1本程度となります。60ルーメンなら1メートル先に60本のろうそくの光があるという事です。
1ルーメンを1つの光の線と考え、60ルーメンなら光の線が60本の束になっている、と考えることもできます。
一般的なフラッシュライトのルーメンは60~200ルーメンが主流ですが、高級なフラッシュライトになってくると600ルーメン以上のものもあり、明るさが強くなるほど、照らしだすことのできる距離が長くなります。
電動ガン用のフラッシュライトおすすめ
フラッシュライトはエアガンでも電動ガンでも取り付け可能ですが、ここでは機能性的な面から電動ガン向きのおすすめのフラッシュライトを2つご紹介します。
東京マルイ LED プロライト
サバゲーではおなじみの東京マルイのLEDプロライトは高速度のフラッシュライトです。
そして付属のアダプターを取り付けることで、ライトのバッテリーをハンドガンタイプの電動ガンバッテリーにすることができます。
フル充電1回で、電動ガンのバッテリーとして使用した場合はBB弾を約5,000発を発射することができますし、フラッシュライト使用中でも外部バッテリーとして使うことが可能なので、緊急時用のバッテリーとして備えておくのもおすすめです。
200ルーメンで約120分の連続使用が可能となっており、LEDライトを使用しているので明るく、長持ちします。スイッチは押し下げるだけなので、ガンを構えたままでも使用しやすいので電動ガンにおすすめのフラッシュライトです。
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ZELDNER (ゼルドナー) SUREFIRE X300V タイプ レプリカ
SUREFIREのX300Vタイプレプリカはアルミボディなので電池と本体を合わせた重さが125gと軽量なため、電動ガンに装着したときに重さを感じさせません。
レプリカ商品のため実物とは多少機能性が違ったり、IRライトが省略されていますが、明るさ的には全く問題ないです。ライトをひねることで、ストロボ・通常・後部スイッチ無効といった3段階の切り替えが可能となります。
充電式ではなくCR123電池を2本使用し、光量は200ルーメン、アンダーレイルのついているハンドガンやライフルに装着することができ、レール幅を調整できるアタッチメントも2種類ついているので、装着可能な機種の幅が広いフラッシュライトです。
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エアガン用のフラッシュライトおすすめ
ここではエアガン向きのフラッシュライトを2つご紹介します。基本的にはレールなど取り付け位置のサイズが合えばほとんどのフラッシュライトが使用可能です。
ZELDNER (ゼルドナー) SUREFIRE XC1タイプ レプリカ
SUREFIREのXCタイプレプリカはハンドガンのほか、ライフルなどに装備することのできるフラッシュライトです。
刻印や外観がとてもよく再現できていますが、性能面などはやや劣りますが、レイル幅は20mmに対応しており、光量は100ルーメンとサバゲーで使用するには問題ありません。
後部にあるスイッチは左右どちらでも操作することができ、下に押している時だけ点灯し、サイドスイッチを押すと常時点灯が可能です。構えている時にサポートしている側の手の親指で楽に操作を行うことができ、電源は単4電池1本、電池を内臓した状態でも重量が52gと軽量な作りになっています。
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ELEMENT M3Xタイプ タクティカルイルミネーター ロング
ELEMENTのM3Xタイプのフラッシュライト回転式スイッチで、消灯・常時点灯・コントロールの3つを選ぶことができます。
対応レイルは20mm、ハンドガンではなくライフルやマシンガンといったロングサイズのガン向きで、電源は123Aリチウムバッテリーを2本、重量は96gと軽量です。
明るさは200ルーメンあるので夜戦でも問題なく使用することができ、リモートスイッチの他にダミーのIRフィルター・ステッカーも付属しています。
フラシュライト使用の注意点
商品によってことなりますが、フラッシュライトのレンズはガラスのものが多いので、レンズ部分に被弾するとひび割れてしまうので、ゲームで使用するときにはポリカーボネート製のカバーを必ず付けて被弾を防ぎましょう。
また、ゲームをプレイするフィールドによってレギュレーションが異なるため、ゲーム前にしっかりと確認し、フラッシュライトが禁止されていないか、ルーメンはいくつまで可能なのか、ストロボかOKなのかといったことを確認しましょう。
フラッシュライトを使用する場合には、フィールドの規約にある光量のものを使用しないと、ルールが守れない・他人に対する迷惑行為ということから最悪の場合出入り禁止という事になりかねませんし、プレイヤー同士のいさかいの原因になることもあるので注意が必要です。
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フラシュライトの故障
フラッシュライトの故障で多いのはスイッチ不良や、被弾によるレンズのひびや割れ、配線の断線といったものがあります。
またメンテナンス時に破損している部分やスイッチ部分から、水やメンテ用の薬品が内部に浸透してショートしてしまう場合があるので注意が必要です。
故障したときの主な症状は次のようなものがあります。
- ・被弾によるレンズのひび、割れ
- ・点灯しない、または切り替え時に不安定になる
- ・時々勝手に消えてしまう
- ・ライトが暗い、明かりがちらつく
- ・使用している時に触れないほど熱くなる
- ・充電式の場合エラー表示が出て充電できない
- ・充電してもすぐに消えてしまう
自らガンを改造したり、DIYなどが得意な人だと自分で修理してしまう人もいますが、内部を開けてしまうとメーカーの保証対象外になってしまいます。
大手メーカーの場合は、保証期間内であれば修理などに対応してくれますし、保証期間が切れた後でも有償で修理をしてくれる場合が多いです。
自分できちんと修理する自信がない場合には、メーカ―に相談して修理対応可能であればメーカーに修理してもらうことをおすすめします。
サバゲー用フラシュライトまとめ
今回はフラッシュライトについて解説しました。サバゲーで使われるフラッシュライトにはミリタリーライトなどの別名用があり、手で持つタイプや銃口に取り付けるタイプなどさまざまなものが販売されています。
夜戦や暗いインフィールド内で上手に使いこなすことができれば、目くらましや囮作戦などを成功させ、ゲームの楽しさも増してくるので、フラッシュライトを購入するときは自分が使いやすいものやプレイスタイルに合ったものを選ぶ必要があります。
またゲームをプレイするフィールドごとにフラッシュライト使用に関する規約が異なるので、きちんと規約を守って他プレイヤーと一緒にゲームを楽しんでください。
Twitterで話題のフラッシュライト
今日は九龍定例会でサバゲー🔫
画像にもあるように九龍では、このフィールドのためにカスタムした東京マルイのMP5-Jを使用しています。
フルオートトレーサーとフラッシュライトは必須‼
今日は自分のチームの方がみんな上手くていつもより爽快感がありました🆒#九龍サバゲー#九龍#サバゲー pic.twitter.com/x3W8oOPndJ— TSUKASA (@kainosisi) 2018年5月13日
装備写真「MEU+ガバメント専用フラッシュライト」が投稿されました
MEUにタニオコバフレーム+パックマイヤー実グリップ+ガバメント専用フラッシュライトhttps://t.co/ZNgT87WmPT
— サバゲーる (@svgr_jp) 2018年5月28日
エアコキのUSPにフラッシュライト(100均のただのミニ懐中電灯)
瞬間接着剤で引っ付けてみた。
なにもないより全然カッコよく見えるただ若干右側が重くなったような…w
やっぱり100均万能!#サバゲー#サバゲーマーさんと繋がりたい#愛銃晒すとサバゲーマーがフォローやrtをしてくれるらしい pic.twitter.com/P9tGc41Xem— misuto@6.3Area 6.9加古川CQB貸切 参戦 (@misuto6631452) 2018年3月10日
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動画第1弾はミリメシの実食レビューです!#サバゲー #ミリタリー #ミリメシ #YouTubehttps://t.co/LiECReOZJt— ミリヲタ (@Miliota1010) December 11, 2017