こんにちは☆
今回は海外製の電動ガンであるICS製のM3グリースガンを特集してみようと思います。
現在はICSのほかにS&Tからも後期型であるM3A1が発売されています。
どちらが優れているか?というと正直わかりませんが、しっかり調整してやれば同じようなものになるのではないか?と思います。
それではまいりましょう!
実銃としてのM3グリースガン
M3グリースガンは第二次大戦中のアメリカ軍が使用したサブマシンガン。
M3が登場するまで米軍はトンプソンサブマシンガンを正式の装備として使用していたわけですが、これは非常に製造に手間がかかるもので、大量に必要としている戦場に送るには不向きだったわけです。
下記は、DENIX 装飾銃 レプリカ M1サブマシンガン トンプソンモデル 1093です。
アメリカで開発された短機関銃で米軍向けに改良されたM1サブマシンガンのトンプソンモデルのレプリカ、DENIX社製のM1928A1 SUBMACHINE GUN USA 1918です。
インテリアやコレクションとして楽しめるように、発火などの動作のない観賞用や部屋に飾る装飾用として作られたレプリカ銃です。
大きさから細部の装飾に至るまで再現され、木材と金属を使用しているため重厚な雰囲気があり、マガジンは飾る場所に応じて取り外しも可能となっています。
実銃は、1918年にジョン・T・トンプソン(元米国陸軍大佐)が設計したコンパクトで頑丈な構造であり、第二次世界大戦中からベトナム戦争ころまで活躍し、現在も兵士や警察など世界各国で使用されているコレクターの間で人気の高い銃です。
トンプソンを改修して生産コストを軽くする工夫もされたりしたのですが、結局は大きな成功にはならなかったために新しいものを作ろう!となったということです。
この時点で、世界ではすでにドイツのMP40やイギリスのステンなど、プレス加工で大量に安く作れるサブマシンガンが登場していたので、アメリカはこのジャンルについてはちょっと出遅れたわけですね。
とはいうものの、設計や開発は進んで戦争が終わらないうちに新型を量産できるようになりました。
これがM3グリースガンです。
このサブマシンガンはトンプソンと同じ45口径の弾薬を使用。(ハンドガンであるM1911A1と共通の弾薬)
M3は前述したMP40などと同じように、より生産性を意識した設計となっており、短期間に大量に製造できるように大きな配慮がされています。
それでも不完全な部分というものもあって、これを改めた改良型がM3A1ということになります。
実銃のM3は非常に頑丈で、大きな反動があるとされています。
しかし実際にこれの射撃を経験した方の証言では「命中させやすい銃だった」とも。
面白いものですね。
ICS製電動ガンのM3グリースガン
さてさて。今回のお題目であるICSのM3グリースガンを見ていきましょう。
下記はICS製のグリースガンである。外装がスチールプレスでとてもリアルだ。
海外メーカーの電動ガンによくあることですが、外観は非常にリアル。
なにせ最初からメタルフレーム装備ですので、そりゃそうだろという感じ。
スチールプレスなのかもしれませんね。アルミダイキャストとかそういうものではないように感じられます。
全体的に実銃をよく再現していますが、機能的に優れている箇所もいくらか見受けられます。
そのあたりも踏まえて順番に見ていくこととしましょう。
ちなみにメタルフレームと言いましたが、グリップ部分とそのフレーム付近は樹脂製?のようですね。
ICS製M3グリースガンの特色
まず、私が真っ先に素晴らしいと思ったのはレシーバーにあるコッキングハンドルの機能です。
これは実銃では初弾を薬室へ送り込み、発射準備を行うためのコッキングを行うものなんですが、このモデルではセイフティと同時に内部のスプリングのリリースを行うようになっているのです。
M3グリースガンは実銃がフルオートのみの作動をする銃で、このモデルもそれをしっかりと再現しています。
しかし、そのためにフルオート射撃の後で縮んで停止しているメインスプリングを伸ばす動作ができません。
通常の電動ガンならば、メインスプリングを伸ばすための動作はセミオートで撃つことで行われています。
しかしセミオートが最初からできない銃なので、こうした機能が持たされているということなのでしょうね。
コッキングレバーを引くとロックが掛かってちりがーは引けなくなります。
同時にギヤの逆転防止ラッチを解放して縮んでいるメインスプリングを伸ばすというわけです。
この銃の特色ってほとんどこの部分だけ?
ということもないですけども(笑)
ストックはワイヤー型で、ストックを外すとアウターバレルを外すためのレンチとして機能するところも実銃通り。
この辺りはすごいなぁと思います。
ICS製M3グリースガンの性能など
実際にどのくらいの性能を持っているのか、というところなのですが、海外製ということもあってノーマルでは国産のマルイの電動ガンなどにちょっと劣るかな?という発射性能です。
パワーや命中精度という点でということなのですが、この辺りはスイッチ関係の電気系統を改良したり、チャンバーパッキンやインナーバレルを良質のものにしてやることで解決できる範囲だと思います。
逆に言えば、そのまま使うということはあまり想定しないほうがいいのかも?
しかし海外製であるために個体差がある可能性があります。
私のものは当たり個体だったかもしれないので、比較的高水準の性能だったと思います。
装弾数はサブマシンガンにしてはかなり多い。
下記は実際にこのグリースガン用のマガジン。装弾数はアサルトライフル並みだ。
400発を超えています。430連なので、ざっくり言えばマルイのMP5の倍以上であり、アサルトライフルであるM4系よりも容量が大きい。
火力という点ではそれらよりも上回っていると言えなくはないわけです。
命中精度はというと、これもなんとも言えません。ただ、MP5Kのようなごく短銃身のものに比べると、それよりは高いように思います。
インナーバレルの長さもサブマシンガンにしては長いほうなのかもしれません。
ICS製M3グリースガンのサバゲーにおける実戦
実際のところ、私がこのM3グリースガンをサバゲーに使用したことはまだ数回程度ではあります。
ただ、その限られた実戦使用の中でもわかったことはあります。
まず、大きさとしてはアサルトライフルよりも遥かに小さいので、携行性に優れているということ。
普段アサルトライフルや機関銃ばかり使っている私にしてみると、驚異的な使いやすさでした。
まぁでもこの部分は他のサブマシンガンも同じなのでしょうけどね。
しかしこの大きさにして大容量のマガジンがすごい。
火力がとても高いので、長時間に渡って密度の高い攻撃を可能にしています。
これはとても重要なことで、アサルトライフルの相手と長時間互角に撃ち合える能力を有していると言えます。
ICS製M3グリースガンまとめ
さてさて。今回はICSの電動ガンであるM3グリースガンを見ていきました。
総評してこの製品、海外製にしては優秀であると言えます。あくまでも私の主観によりますが。
リアルさもしっかりあって、外装も頑丈。
装弾数も多く、火力も高い。
一応の注意点ではあるのですが、機能性に優れたコッキングハンドル部分はもしかすると実銃の弱点と共通で折れたりすることがあるかもしれません。
この部分については丁寧に扱ったほうがいいのではないかと思います。
海外製のものなので、外装が破損したら部品の取り寄せとかは不可能に近い」可能性が高い。
このあたりを注意しておきたいですね。
それでは今回はここらへんで☆
オススメ電動ガン
twitterフォローお願いします。
ミリヲタYouTubeチャンネルを開設しました!
こちらではミリタリーに関連する動画の企画・配信を行っていきます。
動画第1弾はミリメシの実食レビューです!#サバゲー #ミリタリー #ミリメシ #YouTubehttps://t.co/LiECReOZJt— ミリヲタ (@Miliota1010) December 11, 2017