こんにちは☆
サバイバルゲームには色々なルールがありますね。
ただ単に撃ち合うだけというものもあれば旗を奪い合うものまで。
私が過去に経験した厳しい縛りのあるゲームは、かなり大変だった記憶があります。
今回はそんな話を書いてみようかと思います。
ゲームそのものの難易度を上げるためにルールを厳しくするわけですが、おかげでものすごい動きが出ることもあります。
逆にルールのせいで動きがなくなってしまうこともあるにはある。
難しいけど面白いものです。
今回は私のサバゲー戦史「即断の連続」です。
それではまいりましょう!
参加者の状況と特殊ルール
その日のゲームは8人が集まって行われた。
装備は電動ガンが多かったがボルトアクションのスナイパーライフル(マルイ製VSR10)やショットガン(マルイ製スパス)も混じっていた。
ガスブローバックのMP5Kを使用する参加者もおり、この日はいつもよりも色々な型式のエアソフトガンが登場した。
というのもこの日のサバゲーはいつもの単純な殲滅戦ではなく、ちょっと細かいルールを増やしてみたのである。
ルールは弾数を300発に制限、時間も15分という短いもので行うこととなった。
そしてフラッグ持ち帰り戦である。
これは敵陣にある旗を奪って、自軍陣地まで持ち帰ったら勝ちとなるものだ。
わずか15分のうちに敵を排除しつつ旗を奪取、持ち帰ることは可能なのだろうか?
当初は参加者も「それは難しいのでは」と不安を漏らしていた。
それでも試しにやってみようかということになって実行されることになった。
フィールド環境
フィールドは東西に長い川原で東西の端にそれぞれの陣地がある。
フィールド中央は低い草が生えている平地でほとんど遮蔽物が無い。
北側はやや高台になっていて木が多くあるため見通しが悪い。
草もかなり深いので接近戦になりやすい。
南側は川沿いで中央よりも一段低い。
川沿いを進むときは、中央や北側からはほとんど見えないのだが、ルートそのものが狭い上にコンクリートで川岸が固められていて、起伏がほとんど無く遮蔽物も皆無である。
4対4に分かれてのゲームで、我々は東から出撃することとなった。
作戦及び戦術に関して
我々は作戦を検討した。
わずか15分という時間で、旗を奪って持ち帰るということを可能にするには、ざっくり行くと5分で敵陣に到達し、5分で付近を制圧して残りの5分で引き上げねばならない。
旗は奪い取っても持ち帰るまでに奪い返される可能性もある。
敵陣の旗はフィールド西の端、中央ルートの北側よりにある。
当然だが、こちらの旗を奪おうと敵もがむしゃらに突っ込んで来るかもしれない。
そこで考えたのが、敵の主力の展開方向をある程度見極めてから、戦力を分散して迎撃しつつ侵攻するというもの。
人数が多いだとか火力が高いだとかを判断して、それを足止めしつつ手薄な箇所から敵陣に迫るわけだ。
敵がこちらに迫った場合は、旗の守備もしなくてはなならないわけだが、それは現場判断で行うこととした。
ひとまず我々は戦力を南北に二分することにした。
敵の主力がどちらから来るかによって戦力を移動する。
私はAK47を装備して出撃した。
多弾マガジンは使わずに海外製の100発入るノーマルマガジンを使った。これを3本に分けて携行するのだ。
ゲーム開始
ゲームが始まった。
時間を見ている役の者が開始のホイッスルを鳴らした。
敵はどうやら3人を北側陸路に展開させてくるようだ。
南側には1人が向かったのが見えた。
瞬時に私は判断を下した。
「北部から敵3名!迎撃に2名当たろう!自分は南側ルートを突破して川沿いからフラッグに向かう!」
味方2名が地形を利用して敵の侵攻を遅らせる。
私は味方一人を伴って川沿いに駆け降りた。
川沿い正面の敵は電動ガン(M16A2)だったが、弾切れを懸念してかセミオートでしか撃って来なかった。
密度の低い攻撃だったことと川から吹き上げる風のために、敵の撃ったBB弾は大きく外れた位置に落ちていた。
私は一気に押し切るつもりだったのでライフルスコープで照準してフルオートで撃った。
風に流れる弾道を修正しつつ撃ち込むと敵はあっさり撃破された。
「進路クリア!突撃するぞ!」
私と味方は一気に前進した。
途中、陸路の敵が我々を発見して撃ってきたが地形的に撃たれにくい。
一緒にいた味方が撃ってきた相手(VSR10のスナイパー)に反撃して撃破した。
敵の戦線を突破した我々は、勢いに乗ってそのまま敵陣に迫った。
陸路側の戦い
しかし作戦はうまくいかないものだ。
敵の主力は北側を前進して我が方の味方1人を撃破、さらに快進撃を続けていた。
北部で残った味方は撤退して自軍陣地付近で防御を固めた。
敵方はどうやら旗の守備を置いていないようだった。
それで我々は一気に中央ルートへ駆け上がって旗を奪取した。
しかし同じ頃、敵も我々の陣地を強襲しており状況は切迫したものとなった。
私は旗を奪うと引き返し始めたが、その頃敵は巧みな連携で我々の旗を奪っていた。
陣地を守備していた味方はやられてはいなかったが、南側の低いところに逃げ込んだ隙を突かれて旗を奪われてしまったのである。
双方が旗を奪って自軍陣地へ戻ろうとするというものすごい展開になってきた。
取り逃がすな!
我々のほうがわずかに敵より早かった。
我々は南側を戻っていくが敵は北側を戻っていく。
途中ですれ違うことになる。
敵は旗を持って逃げていたが、それを味方の守備兵が追尾していた。
我々も途中でそれを把握したので、南側から敵を銃撃して足止めしてやろうということになった。
私は旗を味方に託して敵を銃撃した。
この時点で残り時間はあと3分程度だった。
私のAKも残りBB弾は150発くらいだろうか。
可能な限り敵の進路を妨害するためにフルオートで撃ち込んだ。
敵も反撃してくるが、地形的にこちらが優位だったので敵は無駄に弾を浪費した。
私が敵の一人を足止めしている間に追撃してきた味方が到着、十字砲火で敵一人を撃破。
しかし旗を持って逃げた相手はまだ健在だった。
「逃がすな!」
私が叫んで陸路に駆け上がった瞬間、ホイッスルが聞こえた。
旗を持って戻っていった味方が、自軍陣地に到達、我々は危うく勝利した。
正直ものすごく忙しいゲームになった。
私は短期決戦を狙って弾をあまり節約しなかったために終盤には弾切れ寸前になった。
それでもどうにか味方がうまくやってくれたので勝つことができた。
ごく短い時間の戦闘だったがうまく行動できたのではないかと思う。
しかし敵もなかなかのものでほんの少し判断を変えていた負けていただろう。
終わりに
ということで、今回ははなかなか大変なゲームでしたという話。
即判断して即行動しなくてはならないという難しさを感じました。
時間制限があるだけでもかなり忙しいのに、弾数制限まであるので無駄に撃てない。
果敢に攻めねばならない局面が多く、ある程度熟練していないと難しいゲームなのかもしれません。
写真は私がこのゲームで使用したAK47。74タイプのハイダーを装備してAKM用ストックを装着している。外観的にはAK103に近い。
ということで今回はここらへんで☆
その他のサバゲー戦史シリーズはこちら
オススメ電動ガン
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