東京マルイ製M203グレネードランチャー(絶版)【ガンレポ42】

こんにちは☆

 

今回は久しぶりにガンレポ。

今回取り上げるのは東京マルイ製のM203グレネードランチャーです。

現在では絶版になっており、入手自体もやや難しい機種となっています。

 

細やかなところも順番に見ていこうと思います。

それではまいりましょう!

 

実銃としてのM203グレネードランチャー

実銃のM203は米軍がベトナム戦争後半に使用したものとして知られています。

M16やM4の銃身の下側に搭載して使用する擲弾発射器であり、最大射程は400mほどだとされています。

これより前に登場して使用されていたM79グレネードランチャーなどの発展型であり、M203もこれ自体にグリップを装着して単体で使用することが可能。

40㎜口径の榴弾を発射することができ(榴弾以外にも催涙弾など多彩な弾を使用可能)、歩兵戦闘で主に使用されます。

非常に名作で、現在でも改良が加えられたものが使用され続けています。

ただ、さすがにこれも古い設計になってきているので、H&K社が新型を開発、米軍のグレネードランチャーはそれに変更されるのではないかと言われています。(いや、もうされ始めたのか?)

東京マルイ製M203グレネードランチャー

M203

 

東京マルイが発売していたM203グレネードランチャーは、主に同社の発売しているM16やM4に対応したものとなっていました。

サイズはほぼ実物を正確に再現していますが、外観的には砲口が塞がっていてそこにBB弾が発射される小さい穴が開いています。

構造的には同じくマルイのショットガンと同じような感じで、ポンプアクションの動作で3発のBB弾を同時に発射するというもの。

このあたりの機能的な部分もM3やスパスといったマルイ製ショットガンと共通しています。

ほぼ無加工で東京マルイ製のM16VNやM16A1(これも絶版)に装着が可能です。

 

部分的には金属の部品が使われていて、それなりに重量があって質感も良かったと思います。

モスカートを使用するM203がサンプロジェクト製のものがメインだった頃で、サンプロのものは質感がかなりプラスチックっぽい感じだったので外観的にはマルイ製のもののほうが良かったんじゃないか?と個人的には思います。

M203

東京マルイM203の欠点

気になる欠点の部分なのですが、これはやはりいくつかあるように思います。

 

まず、重量。

これはどのM203を使用しても同じことではあるのですが、やはり長い銃の銃身の下に搭載される関係で実際よりも重く感じられるんです。

これはマルイのものに限った話ではないのですが、かっこいいから取り付けてみたものの使ってみたらものすごく重いのでやめてしまったというユーザーが少なくとも私の周囲には多くいます。

 

次に連射性能。

単発のモスカートのものならば、1発撃ったらそれこそ再装填が必要になるので連射がどうとかいう話ではないのですが、マルイのものはショットガンと同じ構造で連射が可能。

と思いきや、コッキングがかなり重くて経常的な部分も手伝い、かなり連射しにくいものでした。完全に使いこなすにはかなりの練度を必要とするだろうとも聞きます。

加えて、マルイ製のM16系(M4も含む)は、ハンドガード付け根付近の強度がやや低く強い力でコッキングしなければならないものが銃身下に取り付けられているのも不安要素になったと聞いたことがあります。

発射性能も満足のいくものではなかったようです。

これはおそらくはコンパクトにまとめたためにインナーバレルがかなり短くなってしまった結果なのではないかと推察します。

総合的にみると、重くてかさばる、射程が短い、連射しにくい、砲口付近がリアルじゃない

M203

というあたりのことが不評だったようで、マルイ製品としては比較的短い期間に生産を終えてしまったのではないかという感じです。

 

これに対してモスカートを使用するグレネードランチャーは現在も健在で生き残り、フィールドでも多くが使用されています。

モスカートの場合は連射ということはできませんが操作などは実物と同じですし、射程もそれなりにある。

加えてガス式のために発射音が大きくて迫力があるのも魅力ですね。同時に発射できる弾数もかなり多いし。

そんなこんなで競争に負けたのかなぁという気がしてしまいますね。

現在一般的に出回っているモスカート仕様のM203。海外メーカーも多く発売している。

 

マルイ製M203の実戦

 

先ほど欠点の項目で触れたことではあるのですが、実戦では大きな活躍はあまりなかったのかも。

というのも、「これを装備していてすごく良かった!」とかの意見をあまり聞いた記憶が私にもありません。

 

私は所有したことはないのですが、実際にその当時に借りて使ったことがあります。

 

確かに射程などから考えると、屋内などの近接戦には向いていると思います(同種のショットガンがそうであるように)。しかしこれを搭載する母体であるアサルトライフルは大きいので、近接戦や屋内でのゲームには不向きなのです。

結果的に屋外の遠距離戦が発生する場所では出番なしになってしまう。

出番が無いならば、重くてかさばるのは単なる欠点になってしまう。

 

ナイトゲームでは接近戦が発生しやすいので、これを装備したプレーヤーが活躍したこともありました。

暗闇に紛れて接近し、相手の進路上で待ち伏せ。射程にしっかり捉えたところで一撃で撃破!なんてこともありましたが、そういうのは本当に練度の高い熟練のプレーヤーにこそできる戦術です。

そうなるとやはり一撃必殺ではあるものの、迫力のあるモスカートのほうがいいという意見になるかもしれません。

これはモスカート。砲弾の形状もかなり実物に近い。

 

M203

東京マルイ製M203グレネードランチャーまとめ

 

ということで今回は絶版の製品ではありますが、東京マルイのM203グレネードランチャーを特集してみました。

外観的な部分は質感も悪くなかったのですが、やはり砲口が塞がっているというところが個人的にも「うーん。どうかな」という印象でした。

 

実戦使用したときの使いにくさを性能などでカバーできていたら、また違った評価になったのかもしれませんね。

いずれにしても、現在となってはフィールドで見かけることも皆無に近く、持っているという人はいるかもしれないけど装備して使用しているという人にはほとんど出会わない。

これも今の観点で色々な欠点を改良したら、また違った用途として使えるのかもしれないですけどね。

 

私ならどうするかな。

 

外装の砲身を延長してインナーバレルももう少し長くし、コッキングが軽くなるような工夫をした上でアサルトライフルなどに搭載しないで単体でショットガンとして運用するかな。

 

そんな感じです。

 

それでは今回はここらへんで☆

 

 

 

 

 

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