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私のサバゲー戦史17「動かされた歴史」

2017.10.07

カテゴリ:サバゲー

こんにちはー!
いかがお過ごしでしょうか?
ところで今ではサバゲーフィールドで見かけるエアソフトガンと言えば、ほとんどが電動ガンばかり。一部にガスブローバックも含まれますがやはり主流は電動ガンとなっています。

今から遠い昔、というと大袈裟なのですが90年代の前半くらいまでは電動ガンはまだフィールドに浸透しつつあるくらいで、まだそれ以前から存在していたBV式ガスガンも多く使われている時代でした。

私が初めて電動ガンを持った相手と戦ったときは衝撃的でした。

今回はそのときのことを書いてみようと思います。

今回は私のサバゲー戦史「動かされた歴史」です。
それではまいりましょう。

過去のサバゲー記事はこちらから

当時のサバゲー主流

1994年春。
当時の我々のサバゲーはまだBV式のフルオートガスガンが主流だった。
電動ガンは登場してはいたが、まだまだ我々が身近に感じるほど出回ってはいなかった。
私はマルゼン製フルオートKG9をメインのサバゲー武器として使用していた。BV式ガスガンというのは今から思えば厄介なもので、銃からホースが伸びていてそれにエアタンクやガス缶が連結されている。
エアタンクは空気が圧縮されて入っているわけで、その空気で銃を作動させてBB弾を発射する。しかし撃ちまくっていると空気が減ってきて圧力が低下してしまう。だからサバゲー時の使用者はマガジンの残弾と同時に空気やガスの残量にも配慮しなければならなかった。
エアタンクは途中で何度もチャージすることができた。ガスはグリーンガスというCO2ガスの小型ボンベを使用した。グリーンガスはそれこそガス缶が空になるまで撃ちまくれるが、一本のコストが高い使い捨てだ。
ゲーマーたちは銃から伸びたホースの先の大きなタンクを担いでサバゲーフィールドを走り回っていたのである。

サバゲ風景
ある日、私は後輩からサバイバルゲームのお誘いを受けた。
私はK君という友達と一緒にこのサバイバルゲームに参加してみることにした。
誘ってきたのはF君とY君という後輩だったのだが、彼らはほとんどサバゲーをしたことがないという。
そんな彼らがこの当時最新だった電動ガンを購入したというのだ。
噂には聞いていた。
なんでも電池でモーターを動かしてBB弾を撃つとか。
そんなものが果たしてこれまでサバゲー主流だったBV式よりも優れているのか。

私は5リットルエアタンクを繋いだマルゼン製フルオートKG9を装備し、友人のK君も同じくマルゼン製BV式のUZIピストルを持ってサバゲーに出た。

相手のF君はマルイ製電動ガンのファマスを、Y君は同じくマルイ製電動ガンのMP5を装備していた。


私が使用したKG9は装弾数が80発。当時のフルオートガスガンとしては多い装弾数を持っていた。
現在で言うハイサイクル並の発射速度を持っていたが、必要な時に必要なだけ撃てば十分に使える武器だった。

サバゲーフィールドは東西に長い。
川沿いの細い道が舞台である。
サバゲーフィールド中央を未舗装の道が通っていて南側は竹やぶだ。
北側は狭い川原があって、浅いブッシュもあるもののすぐに川の水面が迫る。

東西に分かれて2対2の殲滅戦だ。
我々は東側から出撃し、西側からやってくる敵を攻撃して撃破する。

作戦は特に定めなかった。
状況に応じて臨機応変にその場での戦術で行こうということである。
私とK君はベテランであり、経験なしの相手よりはうまく戦えるのではないか。

そしてゲームは開始された。

私は中央の道を素早く前進した。
左後方の竹やぶ沿いを味方が進む。

敵は全く動きがない。しばらく進むと見えてきた。

2名の相手はあちらの開始地点からほとんど動いていなかった。

我々を見つけた相手は二人してこちらを撃ってきた。

そんな遠くから撃っても当たるものか!
と思ったが、私の周囲の草や竹がビシバシと弾が当たって鳴るのが聞こえた。
「嘘だろ!?」

思わず私は右側の茂みに飛び込んだ。飛び込みながら反撃で撃ったが、BV式の銃の有効射程を遥かに超える距離なのでとても当たるものではない。
どうやら電動ガンのほうがずいぶん高い射撃の精度を持っているようだ。

左手の竹やぶから味方が彼らを撃った。
UZIピストルは秒間20発の猛烈なハイサイクルを持っている。
しかし射程はやや短い。弾が届く距離も短く、命中精度もかなり悪い。

「くそっ!当たらんな!」

K君はぼやきながら竹やぶの奥へと進んでいった。

彼はどうやら見通しの悪いやぶの中を通過して敵に接近するつもりのようだ。

敵は相変わらずかたまっていて、前進してくる気配がない。
やぶの中をガサゴソと進むK君を、音を頼りに撃っているようだ。

「そんな勢いで撃っていたらすぐに弾切れになるぜ」

私はそう思いながら彼らの視角をついて北側からジリジリと進んだ。

かなり接近した。敵までの距離は40メートルも無いくらいだ。
そこで私は敵に見つかった。

「うわ!近くにいるぞ!」
敵が叫ぶ声が聞こえる。

私は道を横切りながら反撃に転じようとしていた相手を撃った。撃ちながら左手の竹やぶに飛び込んだ。

その間、相手は私をこれでもかというくらいに撃ってきた。
おかしい。あれだけ撃って弾切れにならないのか?

実はこの時、私はまだ多弾マガジンというものの存在を知らなかったのだ。
見た目は普通のマガジンなのに数百という装弾数を持つそれは、当時の我々からしてみれば化け物のようなものだ。
弾数、命中精度、飛距離、どれを取っても明らかに相手の武器のほうが遥かに優れているように感じられた。

ろくに動きもできない素人相手にサバゲーベテランの我々が翻弄されている!

この事実が私の前に立ちはだかったのだ。

しかし負けるわけには行かない。
意地というものがあるのだから。

道を横切りながら撃った私の弾がF君に命中した。
敵の残りは一人だ。

竹やぶの中を進んでいた味方が敵にかなり接近していたようで奥の方で撃ち合う音が聞こえてくる。

私はそのサバゲー銃撃戦に紛れてまた道に戻った。
一気に距離をつめよう。
撃ち合っているときは目標に意識を集中するので周囲がお留守になるものだ。

すると竹やぶの奥からヒットコールが聞こえた。
味方がやられたらしい。
竹やぶのたくさんの竹に跳ね返った弾でK君はやられてしまった。

畜生!やりやがったな!
私は駆け出した。
もう敵のいるところまではわずかだ。
今の戦闘で敵も弾を使っている。チャンスだ!
体勢を立て直す前の相手を叩くべきだ。

接近した私に気付いた相手がこちらに発砲した。
私も回避行動を取りながら撃った。


戦いは終わった。

私と敵は相討ちとなって双方が全滅するという結果になった。

私にとって、この戦いは衝撃の連続だった。

戦闘では明らかに我々のほうが圧倒的に動いた。
能動的に仕掛け、地形を活かしながら的確に撃った。

相手はほとんど動くことなく見えた目標を淡々と撃つだけに近い感じだった。

それでもこれほどのサバゲーで苦戦を強いられたのだ。
我々より遠くまで正確に撃つことができ(射撃の腕前としては我々のほうが上手のはずだが)、そしてあの弾切れを知らぬほどの装弾数。恐るべき火力であると言わざるを得ない。
(余談ではあるが、この時点で彼らが使用したマルイ製電動ガンはまだホップは未搭載だった。そのため弾の飛距離そのものはBV式とそんなに違わなかった。しかし固定されたインナーバレルから発射される弾道は安定しており、BV式銃よりも遥かに高い命中精度を発揮したのである)

「時代が変わるのか」

私はその時代の変化を強く感じた。


それからおよそ1年後、私も電動ガンに装備改変したのだった。

ファマス電動ガン
写真はこの戦闘で相手が使用したファマス。東京マルイ製電動ガンの初代。



はい。というわけで、今回はまさに激動の時代(笑)の真っ只中の話。

今はサバゲーするのにいい時代になったなぁ。

ということで今回はここらへんで☆

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