こんにちは☆
今回もぼちぼち書いていこうと思います。
えー。今回はですね、前の続き。
「M16A2、カスタムへの道」の第二回です。
今回も張り切って(?)まいりましょう!
中古M16A2、中身はどうなっている?
さてさて。前回は動かなかった状態のM16A2を入手して、動かない原因の究明とそれの修理を行ったところまでだったかな。
今回はその続きとなる。
今後はこれをベースにカスタムを進めていくつもりではあるものの、そもそも私が新品で購入したわけではなく、なおかつ中身を私がカスタムしたわけではない状態である。
つまり私はこのM16A2について、何も知らないと言っても過言ではない。
グリップの底を外してモーターをチェックした時、それからチャンバーがエジェクションポートからちらっと見えた時、いずれも分解と改造の痕跡が認められた。
これを使用していた人がどのように使っていたのか?
また、どんな整備状況であるのか?
これから分解していくことで現在の状態を把握して行こうと思う。
まず発射テスト
なにはともあれメカは動くようにはしたもののBB弾が出るかは確認していない。
バッテリーを接続して実際にBB弾を装填して撃ってみる。
ブスブスブス!
という気味の悪い音。弾が詰まっていて銃口から出ない。
ホップをゼロにしてもう一度撃ってみる。
今度は最初の数発は詰まったままだったもののその後は発射されるようになった。
長年放置してあったのか、チャンバーパッキンが変形してしまっているかもしれない。
それからメタルチャンバーはこういう事態を引き起こしやすい。メタルチャンバーは海外製の製品なので加工精度が良くないのではないか。
多少のことならシリコンオイルをチャンバーに吹き込むことで解決は可能だ。
しかしこの状態でどの程度のパワーが出力されているのか気になるところ。
弾速計を用いてパワーチェックを行ってみた。
するとパワーは0.7J程度だった。
「これはもしかしたら中身はノーマルなのか?」という感触だ。
しかしとりあえず開けてみないとわからない。
テイクダウンしてみる
外観から把握できるのはチャンバーがメタルチャンバーに変更されている点のみ。
最初はこの感じだとメカボックス内部もカスタムされているのではないかと感じたが、パワーチェックでは大した性能ではなかった。
それらもテイクダウンしてみればわかるだろう。
早速私はレシーバーのピンを抜いてアッパーレシーバーとロアレシーバーに分割する作業(これをテイクダウンと呼ぶ)を開始した。
ここで注意しなければならないのはメタルチャンバーである。
純正のチャンバーのようにセパレート式になっていないので、通常のテイクダウンとは異なりレシーバーは前方に引き抜くようにして分割する。
分割してみると驚くことにインナーバレルもカスタムバレルになっているということが判明した。
これはKM企画製のTNパーフェクトバレルだろう。
表面の特殊な処理というかコーティングに特徴があるのでわかりやすい。
しかし気になるのはインナーバレルがM16A2用ではなく、もっと短いものが装備されていたことだ。
おそらく長さ的にはM4程度のもののようだ。
ということは、つまりインナーバレルは短いのにアウターだけが長いということになる。
これはもしかしたら流速チューンなどというつまらぬカスタムが行われているのやもしれぬ。
いや、それとも単に搭載できなくはないからという理由で価格が多少安い短いバレルを使ったのだろうか?
それとも太いアウターバレルを利用して発射音を反響させる狙いがあったのか?
いずれにしてもこのセッティングはやや不明である。
気付いたこと
テイクダウンしてみてわかったこととしてはメタルチャンバー装備、カスタムインナーバレル搭載ということ以外にもあった。
M16A2はバージョン2改メカボックスを搭載している関係でメインスプリングが外から見える。
バージョン2改メカボックスは主にM4やM16A2に使用されているメカボックス。
テイクダウンを可能にするためにフレームと干渉しないようにメカボックスの後ろ上部が大きく切り欠かれているのだ。
ここから内部を覗くことができるが、そこから見えたメインスプリングはノーマルのものではなかった。
カスタムインナーバレルとカスタムスプリングを装備しているわりにはノーマルに近い性能であるのは奇妙なことだ。
よほどダメな組み手が組んだのか、それとも年月や管理の悪さから各部が劣化して性能ダウンしたのか。
やはりこれはメカボックスを開けるしかない。
メカボックス
所定の手順でメカボックスを取り出して分解する。
開けてみると思いのほかなにということはなかった。
メインスプリングはやはりノーマルではなかった。おそらくは質感や長さからしてライラクス製のMS80かMS90であろうと思われる。
スプリングガイドはノーマルだった。
ピストン胴体は純正だったが、ピストンヘッドはカスタムピストンヘッドに変更されていた。
ひとまずここまでで全ての状態は把握できた。
総評
このセッティングのわりにパワーが低いと感じる。
スプリングがどの程度へたっているかは不明だが、管理さえ良ければこの内部仕様ならば 0.85J前後は出てもいいのではないかと思う。
部品選びはやはり私が組むとしたら少し違うものになるだろう。
自分がカスタムするならば、まずピストンヘッドは純正を使用して、ピストンヘッドを固定しているブロック(ピストン胴体内部にある金属ブロック)は残す。
これを外してしまわないとカスタムピストンヘッドは取り付けられないわけだが、それを行うことによってピストンの質量が軽くなってしまう。
メリットデメリットはあるが、私は質量が重いピストンのほうを好む。
経験的なことだが、カスタムピストンヘッドは射撃中に固定しているボルトが緩んでシリンダー内でピストンとヘッドが分離してしまう事故が起きやすい。
インナーバレルは短いカスタムバレルを装備するくらいなら長いノーマルバレルを使うだろう。
いずれにしてもメタルチャンバーの気密性、チャンバーパッキンの気密性は怪しい。
ここで大きくパワーロスしているような気がしてならない。
自分ならばチャンバーは純正を使用する。重要な部分であるからこそに完璧にバランスの取れたものを使いたい。
ここからどうしていくかはまたの機会にお話しようと思う。
終わりに
というわけで今回は分解編でした。
いろいろとわけがわからないセッティングになっているなぁと感じましたが、これももしかしたら部品を選ぶ人の主義や趣味が関わるところ。
カスタムするならば、どの部品がどんな役割をするのかをよく知らねばなりません。
また、メーカーによっては部品同士の相性が悪いこともあります。
このあたりはひとつひとつを組んで試していくしかない。
そういう意味では長い経験が必要な部分でもあるのだろうなと思います。
次はカスタムに入る直前のメンテナンスを行います。
ひとまず完全な状態にしておいてからカスタムしていこうと考えています。
それでは今回はここらへんで☆
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