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私のサバゲー戦史72「境界線の攻防」

こんにちは☆

サバゲーを長くやっていると、記憶に残る激しいゲームもいくらかあるものです。

今回はそんな激戦を振り替えって書いてみようかと思います。

それでは私のサバゲー戦史「境界線の攻防」、まいりましょう!

当日のゲーム参加者状況

この日のゲームはわりと規模が大きく、22人が集まってのゲームとなった。

これを11人ずつに2つに分けてゲームするわけだ。
参加者の装備は色々なものがあって、よく見ていくと興味深い。
しかし大体は一般的なサバゲーの装備であるとも言える。

参加者の3割ほどがマルイ製スタンダード電動ガンのAK47を使用、
M4MP5装備が少しずつ。
それからVSR10のスナイパー。
少数派ではあったが、ステアーAUGP90装備の者、中にはTOP製のM60を持ち込んだ参加者もいた。

特筆すべきはMP5装備の参加者が、グレネードランチャーを併用していたこと。
接近されると厄介なことになるかもしれない。

私は自作の九九式軽機関銃を装備、マルシン製のM712サイドアームとして携行した。

参加者の大多数はアサルトライフル装備だ。
一部にサブマシンガンを使う者がいるという感じで、比較的多彩な銃が登場してくる感じだ。

フィールド環境

この日のサバゲーフィールドはちょっと特殊だった。
フィールドは南北に長いのだが、フィールド中央を細い水路が流れているのだ。

水路そのものは幅が狭いので、跨いで渡ることはできる。
しかし問題は水路を挟んだ両岸である。

水路がかなり低い位置にあるというか、水路を挟んで両岸がかなり高い地形になっているのだ。

水路を渡るには、この高い岸辺を駆け降りなければならない。

対岸を制圧しないと、渡河の最中に激しい攻撃を受けることになるかもしれない。

水路を挟んで南北にそれぞれの陣地があるが、南側のほうが木や茂みが多い。

北側は大きな木は少ないが、起伏が多くあって身を隠しやすい。枯れたすすきの林が点在している。

地形的には南北のどちらが優位ということはない。

ルールと作戦

ルールはフラッグ戦である。
つまり旗を奪うには、なにがなんでも渡河しなければならないということだ。

我々は北側から出撃して南側から現れる敵を排除しつつ渡河を敢行、フィールド南部にある敵陣を強襲する。
作戦では水路付近に到達したら東側から主力が敵を攻撃、
西側の複雑な地形の箇所を渡河点として、別働隊がフィールド南部へ突入する。

フィールドの西側は植物が多く、南側からは見通しが悪い。

水路を境界線として、いかにここを迅速に突破できるかである。

もたもたしていると損失が増えてしまいかねない

私はフィールド東側から敵の迎撃隊の前進を阻む。
私と一緒にいくのは6名だ。私を含めて7名で大規模な攻勢を仕掛け、その隙に4名が西側から敵地に侵入する。

渡河点付近の状況によるが、うまくこの境界線あたりを制圧できれば東側の我々も続いて突入する。

出撃!

ゲーム開始の合図があり、戦いが始まった。

我々の作戦は進行ルートと戦力分配程度の打ち合わせでこの戦闘に突入したので、
細かいことは前線に出てから臨機応変に対応する感じだ。

そもそも敵方も大兵力なので、どのように展開してきても渡河点付近は激戦になるだろう。
そしてその境界線界隈は見通しがそれほど悪くないのである。

私は数名の味方と地面の起伏に沿って水路に向かった。
時々見通しの良い場所から
南方向を覗きながら敵の動きを確認していたが、
やはり敵もだいたい同じような戦術で来るのだろう。
概ねふた手に分かれた敵部隊の動きが見えた。

しかし思いの外、敵の数が少ない。
どうやら彼らは我々が境界線を突破して突入してくるのを予測して、
フラッグの守備にどれだけかの戦力を割いているらしかった。

これはチャンスかもしれない。
敵の勢力が大きくないならば、
大きな損失が予測される境界線付近の戦闘を
うまく切り抜けられるかもしれない。

境界線での戦闘

水路付近の大きな窪みに到達した我々は直ちに攻撃を開始した。

西側から前進した味方の別働隊も順調に配置についていた。
まだ潜伏したまま動いていない。

水路を挟んでの戦闘は、我々のほうが優位に展開していた。

こちらのほうが早くに前線に到達して、敵より先に戦闘行動を開始したからである。
敵方は水路まで到達できておらず、やや内陸部から反撃を行っていた。

私は愛用の機関銃で猛烈な射撃を行い、敵の前進を阻んだ。

先手を取った我々は瞬く間に敵2名を撃破

敵は我々の正面が手薄になってきたのに対応するために、
西方面に展開していた部隊を水路沿いの我々の正面へ移動させてきた。

陽動作戦

この時点で確認できる限りでは
敵は我々の正面に4名、やや西側方面に2名という配置だった。
おそらく内陸部のフラッグ陣地付近に、
残りの3名程度が守備についているようだ。

こちらのほうが水路付近に展開している戦力が遥かに大きいので、
敵は少しずつ損失を重ねながら後退していた。

それでも内陸部である程度は態勢を立て直し、こちらへの反撃を継続していた。

私はここで思い付いた。

これは陽動するのが良さそうだ。

伝令を1人用意すると、私を含む主力部隊は大胆にも敵前で渡河を開始したのだ。

それはもう蜂の巣をつついたような騒ぎになった。

敵は我々の渡河に対応するために、多くの戦力を周辺から結集し始めたのである。

ここで伝令が西側で待機していた別働隊に
境界線の突破を開始せよという指示を伝えた。

待ってましたとばかりに
別働隊が斜面を駆け降りて対岸へと渡り始めた。

危機的状況

敵はほとんど完全に
我々主力の動きに注意を集中していたため、この別働隊の渡河は無傷で成功した。

しかし我々はというと、陽動のためとは言え
敵の真正面に強行突入したわけであるからただでは済まない。

水路の斜面から身を乗り出すようにして反撃するも、少しずつ敵に包囲され始めた。
私が伏せている場所も、頭上を敵の放ったBB弾が飛び交っていた。

陽動で水路を渡ったのは私を含む5名だったが、ここの戦闘で2名を失った。
敵は広範囲に散らばりながら5人ほどが包囲の手を狭めてきている。

地形的に私は機関銃を有効に活用しにくくなっていたのでハンドガンで反撃していた。

天佑

ジリジリと接近する敵を撃退できず、
しかも背後の水路を再び渡って退却することも難しい。
北側に残った味方が支援してくれているが、撤退するには援護の密度が低い。

するとその時である。
事態が急激に動いたのだ。

敵方が西側から突入した我が方の別働隊を発見、戦闘になったのである。

別働隊はフィールド南西付近の深いブッシュを突破して、水路付近に展開していた敵の側面を強襲したのだ。

「やった!」

斜面で縮こまっていた我々は歓声を上げて立ち上がった。

敵は大混乱に陥っていた。

「よし!行くぞ!」

サイドアタックを受けた敵方は瞬く間に2名を喪失、あっという間に守勢に回らざるを得なくなった。

私はそれまで伏せていた斜面から飛び出して、退却中の敵の残存部隊を追撃した。

敵地での攻防

奇襲を受けた敵の多くは
かなり奥地まで退却していった。
いったん距離を大きく取って、我々からの攻撃が及びにくい場所まで下がってから
態勢を立て直すつもりなのではないか。

残っている敵の多くはインナーバレルの短いカービンタイプのライフル装備か、
サブマシンガン装備のようだ。
それはつまり大遠距離での戦闘ができにくいことを意味している。

フィールド南側は
水路付近はある程度の遮蔽物があるものの、そこから奥はしばらく平地である。

水路付近を我々が押さえている以上は
敵の残存部隊は、平地より奥の別の優位な地形の場所を拠点にして、
戦うよりないのかもしれない。

アサルトライフルや機関銃で武装した我々主力は、
この平地を舞台にして敵を撃破するのが望ましい。
近接戦闘に持ち込まれると厄介だ。

退却する敵を追尾しつつ、我々はフィールド南側の平地付近まで侵入した。
ここは遮蔽物があまり無いので、平地の広場へは出ずに
その外周の植物を盾にしつつ戦闘を展開するのがいい。

味方の別働隊もフィールド南西から奥へと進出している。
ここらへんで敵の反撃があればそれを駆逐して敵の戦力を弱めよう。

敵の反撃

私は広場を見通せる大きな木の根本に機関銃を据え付けて待った。

しかし突如、異変が起きたのである。

南部を移動中だった別働隊がなにやら強力な敵に遭遇したようだ。

断続的な、そして特徴のある銃声が聞こえてくる。

それはフラッグ陣地付近を守備している敵の機関銃だった。
敵の装備するM60機関銃はTOP製の電動ガンである。
東京マルイの電動ガンとは異なるメカボックスを搭載しているためか、なんとなくフルオート時の銃声のリズムが違う。

「M60か!」

不意討ちを受けたこともあって別働隊は一気に3名を失ってしまった

これはまずいことになったぞ。
敵は守勢になったとは言え、まだまだ火力的には健在なのだ。

数的にはかなり優勢だったはずが、この反撃で打撃を受けたせいで相手と同等の戦力になってしまった。

フラッグへの道

渡河を最大の目標としていたため、敵地へ侵入した後のことはあまり考慮されていなかった我々の作戦。

と言ってしまえばとても投げ槍な作戦だと思えなくはない。

しかしこれには理由があった。

激戦が予想される渡河は大きく損失を出す可能性があった。

境界線を突破した時点で、どの程度の戦力が残っているのか、
そしてどの位置に戦力があるかが不明確だったのだ。

今や我々は目標を達して敵地へ突入を果たした。

ここからは戦力を有効に運用してフラッグを攻めるのみだ

私は広範囲に散らばっていた味方を集めると、それを2つに分けた。

平地の広場を東から回り込む班と広場付近でそれを支援する班に分けたのだ。

我々の戦力は6名。
私と味方1名が広場付近に留まって、残る4名が広場外周から敵陣へ突入する。
敵のフラッグ陣地は広場を挟んだ向こうに見えている。

こうして最後の攻勢が開始された。

最後の戦闘

我々が攻撃行動を開始するのとほぼ同時に、敵もこちらを撃退するための動きを始めた。

私のいる場所の正面に敵の機関銃が現れたのである。
敵は自陣フラッグの前方に陣取って我々を撃退するつもりのようだ。

M60の射撃が始まった。

なるほど、これはなかなかの弾幕だ。
発射速度がそれほど高くないために着弾点を予測しにくい。

しかし射程や精度はそれほどでもないようだ。

これがハイサイクルチューンM249ミニミとかだったら、また違ったのかもしれないが。

私はひとまずM60の射程から逃れるために後退。
射程と精度ならばこちらのほうがうわ手のはずだ。

私は相手の射程外からこれを狙い撃ちにした。

この攻撃で敵の機関銃は撃破され、守備の要を失った敵方は総崩れとなった。

機関銃撃破に呼応して、東から回り込んだ友軍が総攻撃を開始。

突撃した味方が敵を蹴散らし、果敢にフラッグアタックを行った。

フラッグ付近では、グレネードランチャーの射撃を受けて味方に損失が出た。
それでも攻撃を続行し、私も後方から駆け付けてこの攻撃に参加した。

敵はジリジリと後退し、やがてフラッグ付近は我々の手中となった。

こうして間もなく敵陣は陥落、ゲームは終了した。

この戦闘について

この戦闘では双方が半数ほどを失うという状況となった。

敵方が全滅しない状態でフラッグ陣地を制圧できたというのは快挙であろう。

敵は機関銃を擁しながらも、それを前線に投入しなかった。
機関銃を装備した私が、常に最前線で戦闘に参加したのとは対照的だ。

もちろん機関銃の戦力だけが勝敗を決するわけではないが、
それでも火力支援があるのと無いのとではかなり違いが出たのではないか。

しかしそれでも、不意討ちで別働隊が大きな損失を受けたのも敵の機関銃によるものだった。
なにが起こるかわからないものだ。

いずれにしても境界線の突破については先手を取ったために優位に運んだと言える。
待ち伏せをしないならば、早期に行動するのは効果的だ。

終わりに

ということで今回は地形的なことで苦戦したというような話です。

最近はアサルトライフルも火力が比較的大きいので、
機関銃の有効性はあまり大きくないのかも?

ただ、密度の高い攻撃を長時間維持できるという意味では重要ではあります。

この話のフィールド、今では無くなってしまいました。
サバゲーする場所も時代とともに移り変わっていくのでしょうね。

それでは今回はここらへんで☆

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