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アサルトライフルとは?実銃の歴史とサバゲーでの役割

こんにちは☆

サバゲーをするには一番いい季節となりました!
えー。今回はですねー、多くのサバイバルゲーマーが狙撃用としても使用しているアサルトライフルについてを書いてみようと思います。

アサルトライフルと一般的言われていますが、これは一体なんなのか!?というところに迫っていこうと思います。

それではまいりましょう。

実銃としてのアサルトライフルとは

アサルトライフルを語るにはまずバトルライフルを説明しなくてはなりません。
バトルライフルとはいわゆる自動小銃のこと。

本来、歩兵が使用する武器は小銃であり、これはボルトアクションライフルとなります。

ボルトアクションライフルが使用する弾薬はフルロード弾、またはフルサイズのライフル弾と呼ばれる大きくて威力の高いもの。

これを自動で射撃できるものを自動小銃と呼びます
。これを英語でバトルライフルと呼びますが、ア
サルトライフルとはちょっと異なります。

フルロード弾を使用するため高い威力と狙撃能力、
長い射程を持ちますが、その代わりに大きな反動が発生するために
フルオートで射撃すると制御が難しく命中精度が大きく低下します。

これを扱いやすくするために、フルサイズのライフル弾を短くした弾薬を開発し、
射程を多少犠牲にしながらも
反動を弱めて使いやすくしたものがアサルトライフルです。

アサルトライフルは突撃銃と翻訳されますが、まさに機動力ある攻撃の際に能力を発揮しやすいように作られているのです。

場合によってはこの射程の長さを活かし狙撃用として使用することもあります。

実銃の世界ではサイズなどで分類されるのではなくて、
使用する弾薬や役割によって銃が分類されるので、
単に長さでアサルトライフルと呼ばれているのではありません。

バトルライフルはフルオート時の反動が大きくて、
制御しにくいため実戦では主にセミオートで使用されます。
このためかなり長距離での戦闘を想定して使用されるのが一般的。

それに対してアサルトライフルは、フルオート時の反動を制御しやすいので近距離での戦闘を意識して作られているわけです。

アサルトライフルの誕生

世界初のアサルトライフルは何なのか?となると色々な説があるのですが、
基本的にはフェドロフM1916ではないという説とStG44ではないかという説とがあります。

フェドロフM1916は帝政ロシアの頃のロシア軍の自動小銃で、
使用する弾薬はなんと日本陸軍の三八式実包!です。

日露戦争で大量に日本軍からぶんどった弾薬があり、
これを利用したとも言われています。(日本からある程度は輸入していたという説もある)

反動を抑制するために日本軍の口径の小さい三八式実包を使用して個人が携行できるフルオート銃として完成されています。

コンセプトは後の時代に登場するアサルトライフルと同じですね。

ただ、残念なことにフェドロフM1916が登場したタイミングは第一次世界大戦の最中であり、
ロシア革命が起きたりと国が大混乱していたのであまり長期的には生産されずあまり使用もされなかったようです。

ドイツのStG44はもう少し後の時代の登場です。
第二次世界大戦の終わりに近い頃にナチスドイツが投入したアサルトライフルです。

これは設計としては現代のアサルトライフルにかなり近いです。
フルロード弾を短縮することで開発した弾薬を使用し、反動を抑制することに成功しています。

試作品が完成した頃にロシア戦線で孤立した部隊を救出する作戦があったのですが、
この孤立した部隊に空輸で試作品のアサルトライフルを投下して装備させたところ、
この部隊はソ連軍の包囲を自力で破って脱出に成功したと言います。

この事実から実戦部隊からはアサルトライフルをもっと欲しいという要望が多く出て急いで生産が始められたと言います。

アサルトライフルの発達

ドイツのStG44を製作した技師たちは第二次世界大戦後は別の国で新型のアサルトライフルの開発に当たりました。

ドイツの技師がスペインで開発したものがセトメアサルトライフルであり、これがドイツに還ったものがG3です。

ソ連も第二次大戦中にドイツ軍が装備していた突撃銃を参考にAK47を開発しました。

アメリカも戦時中にM1ガーランドという半自動小銃を開発して装備していますが、さらに新型のM14を生み出します。

こうして現代のアサルトライフルの先祖たちは第二次大戦後に世界各地で誕生していったのです。

現代のアサルトライフルへと続く

ベトナム戦争以降、世界のアサルトライフルは変化しています。

余談となりますがベトナム戦争で米軍が使用したアサルトライフルはM16です。これは漫画のゴルゴ13が狙撃銃としてカスタムし物語に登場します。

昔のような何もない平原よりも市街地やジャングルなどでの戦闘が増えたせいなのでしょうか。
近接戦闘をしやすいように弾薬がさらに小型化、軽くたくさんの弾を持ち運びやすく、反動を軽減して発射速度を高めたものが現在は主流となっています。

その代表格が米軍のM4でしょう。

M4自体はベトナム戦争で登場したM16の発展型です。
M16はジャングルでの近距離で突然発生する戦闘に対応しやすい設計となっています。
米軍がこのM16に使用したのが現在のNATO弾。5.56㎜の口径の銃弾を発射します。(BB弾より径が小さい!)

旧西側諸国と言われる国々はそれに倣って共通の弾薬を使用するアサルトライフルに装備改変していきました。
日本の89式小銃やドイツのG36、フランスのファマスなどがそうです。

一方で旧東側諸国と呼ばれる国々はAK47の子孫であるAK74をライセンス生産したりして対応しているようです。

サバゲーにおけるアサルトライフル

アサルトライフルはサバゲーの世界でもお馴染みの装備ではあります。

が、どちらかというと現在のサバイバルゲーマーの多くは小型で取り回しの良い機種を選ぶ傾向が強いように思います。

アサルトライフルもやや小さいカービンクラスの銃であるM4やP90などが好まれるようです。

一部のサバイバルゲーマーはあえて狙撃用とするために長いアサルトライフルを使用するユーザーもいます。

カービンとは騎兵銃のことで、馬に乗る兵士が馬上で使いやすいように設計したものを言います。

本来はスリングベルトが銃の側面に来るものを呼びましたが、現在は単にサイズが小さいアサルトライフルなどを呼ぶようになってきているようです。

エアガンの世界でもアサルトライフルのように大きいものはそれなりに射撃性能も火力も高い。

多くの機種が色々なメーカーから発売されており、選択肢も多様です。

遠距離戦を想定するならばフルサイズのアサルトライフルが向いていますし、
中距離以下の戦闘を想定するならM4などのカービンクラスのアサルトライフルが良い。
カービンクラスの銃は遠距離戦にも近距離戦にも使えるということで重宝されやすいようです。サブマシンガンより火力や射程は長く、フルサイズのアサルトライフルやバトルライフルより小さくて軽い。

長いものと短いもののいいとこ取りをした感じですから初心者にも使いやすいとは言われています。

もっとも、ベテランからすると遠距離戦にしても近距離戦にも大したことがない、どちらにも対応は可能だが中途半端だと言うゲーマーもいますが(笑)

サバゲーにおいては、数多くのプレーヤーがメインの装備として使用する機種となっています。
電動ガンとしてのアサルトライフルは、長いインナーバレルを持っていて遠距離での命中精度も高い。
セミオートでの射撃であれば、かなり高い命中精度を発揮できます。
(半面、フルオート時には着弾が広範囲に広がってしまう傾向があり、発射速度の高いものほどこの傾向が顕著になる。つまりハイサイクルチューンのアサルトライフルは命中精度が低下してしまう。もっとも、インナーバレルが長い機種でのハイサイクルチューンは構造的に不可能なので、ほぼ存在しないが)

 

基本的には長いインナーバレルを持っている機種であるほど、遠距離戦用のカスタムをした際の性能の伸びが大きいように思います。

そういう意味でも長い銃というのはそれなりに長所もあるということですね。

ただ、ハイサイクルではないにしてもフルオート時というのはセミオートに比べると命中精度が低下する傾向が強いように思います。

正確な狙撃のような射撃はセミオートで行うのがいいのでしょうね。

 

短いアサルトライフルでも装弾数はサブマシンガンよりは多いので、それよりは持続的な射撃を行うには向いていると思います。

 

 

アサルトライフルについてのまとめ

そんなわけで今回はアサルトライフル。
魅力的な機種が多いのもこのジャンルですね。

実銃としても、世界的に軍隊は概ねアサルトライフルを歩兵の装備としています。

このことからも高い汎用性があることがうかがえますね。

サバゲーにおいても、やはりそのサイズ感や火力などからアサルトライフルを選ぶ人が多い。

現在においてはサバゲーとしてもポピュラーな装備であると言えるでしょう。

 

登場した当初はまだアサルトライフルがバトルライフルと同居している時代でした。

バトルライフルはさらに射程が長く、正確な射撃を心掛けながら長距離戦を行う目的のもの。

次第に戦闘の距離が短いものになっていき、バトルライフルよりも短い射程で十分ということになってアサルトライフルが主流になっていったわけですね。

 

実際の戦争でも、広い平原での長距離戦よりも、市街地などで行われる近距離の戦いのほうがずっと増えて来ています。

これはおそらくは戦闘が発生する場所の環境が、どんどん狭い場所になりつつあるということなのでしょう。

 

 

それでは今回はここらへんで☆

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