私のサバゲー戦史6「正体不明」

こんにちはー☆

いよいよ涼しくなってきて、ナイトゲームには最高の時期になってまいりました!

今回はナイトゲームのお話で行こうかと思います。

今回は私のサバゲー戦史6「正体不明」です。

ちょっとだけ怪奇な話です(笑)

まいりましょう!

その日の状況

その日のゲームは、7人という少人数の集りだった。

無人の建物の外周を使ったゲームで深夜の開催である。

涼しくなり始めた9月の夜で、流れていく風が心地好い。

建物は比較的大きい建造物でほぼ正方形の形。
南側は広場になっていて、広場周辺には植木がある。

北側は暗くて狭い通路となっており、
フェンスがあって幅3メートルくらいの細い砂利道が建物に沿って続く。

東側はほとんど遮蔽物がない平地で、
西側は低い草むらが広がる。

建物の端から端まではおよそ50メートルくらいだろうか。

この場所で南側と北側に分かれての殲滅戦。

それぞれの装備

電動ガンの使用は禁止で、
参加者全員がエアコキの銃かガスハンドガンを使う。

私はM37というショットガン(KTW製フェザーライト)を装備して出撃した。

この銃は単発発射と二発同時発射が切り替えられ、
単発発射時はスナイパーライフル並みの飛距離と命中精度がある。

しかもショットガンゆえのポンプアクションで速射性が極めて高い。

7人という奇数の参加人数のため、
3対4に分かれての撃ち合いだ。

何度かゲームをしてはチームを組み直したりして楽しんでいたが、
次第に夜も更けていった。

午前1時頃になったので、
「そろそろラストゲームかな」という感じになってきた。

最後のゲーム

その日の最後のゲームで、
私は3人チームになり、南側から出発した。

味方一人が西側を警戒し、
私は残りの一人と、東側が見通せる広場の端の植え込みに移動した。

息を潜めて待っていると案の定、
敵が二人のこのこと北側の建物沿いから東サイドに出てきた。

彼らは様子を伺いながら建物の角にへばりついている。

私と味方は1発も撃たずに待ち伏せた。
ここで発砲すると、万が一外してしまった場合に遮蔽物に隠れられてしまう。

敵が完全にこちら方向が、無人だと思って角から出てくるのを待った。

私は味方に
「私が撃ったら君も撃て。君は手前のやつを攻撃するんだ」
と伝えた。

敵は一人が前へ突出し、
建物南側付近に誰かいるかを探ろうとしていた。

もう一人はその少し後方で、
それをバックアップしようと周囲を警戒していた。

二人の敵は、とうとう完全に遮蔽物に逃げ込めない位置まで出てきた。

私は後方の敵に発砲した。
1秒程度の隙間をおいて味方も撃った。

この攻撃でその二人は倒され、
東側から来たと思われる敵は全滅した。
これで敵の残りは二人。

間もなく西側から銃声が聞こえ始めた。
西へ向かった味方が敵と遭遇して戦闘になったようだ。
我々はチャンスとばかりに、
南側の植え込みを飛び出して建物東側を通過、北側ルートへ向かった。

西側で交戦中の敵が二名ならば、
北側は今無人のはずだ。
うまくすれば北側から回り込んで、
西側で我々の味方と撃ち合っている敵の背後を強襲できる。

足音をできるだけ立てぬようにして建物北東の角に取りついた。

壁からそっと建物北側を覗くと、
真っ暗な砂利道が続いていた。
誰もいないのか?
じっくりと眺めてみる。

建物の白い壁は所々が窪んだところがあるのだが、
そこに張り付くようにして黒い人影があった。

「いた!一人か。北ルート中央付近の建物の壁沿いに隠れている」

どうやら一人で待ち伏せているようだ。
味方も私の横から顔を出してそれを確認した。

ということは西側で戦闘している敵は一人か。

相変わらず西側方向からは、
銃声となにやら叫び声と笑い声のようなものが聞こえて来る。

「ここは囮で行こう」
私は味方と簡単に打ち合わせをして、北側通路へ躍り出た。

敵に気付いていない素振りで、
私が飛び出せば敵は隠れているところから、
身を乗り出して迎撃しようとするはずだ。

そこを味方が狙撃して撃破しようというのである。

飛び出した私はゆっくりとその人影のほうへ進んだ。

おかしい。無反応だ。
私はそれを撃った。
やはり反応が無い。外したか?

それにしては反撃も無いし、かといって逃走する気配もない。
繰り返し味方とそこ近辺を撃った。

距離もあるし暗闇なのではっきりとはわからないが、
銃撃するたびにその人影、は身を引っ込めたりする動作はある。

これはもう一気に片付けようということになり、私と味方は突撃した。

その次の瞬間、東側後方から呼び声がした。

「おーいおーい!」

「!?」
呼び声は西側へ向かった味方だった。

「おーい。ゲーム終わってるぞー!敵はもう全滅してるぞ!」

「え。」

聞けば数分前に敵は全滅していたという。

西側へ向かった味方は、単独で遭遇した敵を全滅させたらしい。
西側にはやはり敵は二人展開していたのである。

西側から戻った味方が、
セーフティゾーンに相手チームの全員がいることに気付いて、
ゲームが終わっていることを知ったようだ。

亡霊と戦っていた!?

ということは、
我々がつい今しがたまで攻撃していた人影は、
一体なんだったというのか?

はっとなって振り返り、
あの人影があった場所を見た。

この時にはもう人影は消えていて、
そこにはただの白い壁が続いているだけだった。

ゲームに関係ない人がフィールドに入り込んでいた?
いや、それはない。

こんな時間のこんな場所に人は来ないし、
来ていたらまず建物の近辺に来た時点で気付く。

「まさか亡霊!?」

一緒に交戦していた味方と目を合わせたが、彼は

「うぎゃーーーー」

と叫んでその場から逃げ去った。

なにやらあらぬものを見てしまったようだ。

そこから引き上げて他のみんなと顔を合わせた。
そしてその話をしたが、
気味が悪いということになって早々に片付けてその場から出た。

それからしばらくは、
その話で持ち切りになったのは言うまでもない。

私と味方は数分にも渡って、
正体不明の幻影と戦闘していたのだ。

終わりに

今考えても不思議な体験だった。
M37ショットガン
このときのゲームで私が使用したKTW製のM37フェザーライト名銃である。

はい。ということで今回はちょっと怖いお話でした。

実はナイトゲームに参加する、
ゲーマーさんたちの間では時々あることだと聞きます。

世の中には不可解なことがありますなぁ。

それでは今回はこのへんで☆

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