こんにちは☆
サバゲーをしておられる皆さんは、なにかしらの特殊な状況に遭遇したことはあるでしょうか？
通常のサバゲーというのは、概ね歩兵が単独で携行、運用できるものを基本として使うわけですが、そうでない状況というのはなかなか無いもの。
今回はそういう特殊な条件のあったゲームのお話をしてみようと思います。
今回は私のサバゲー戦史「機関銃座の移動」です。
それではまいりましょう！
参加者の状況
この日のゲームはデイゲームで、参加者は12名を数えた。
それぞれがアサルトライフルやサブマシンガンを装備しており、それらのほとんどが電動ガンだった。
ごく一部にガスブローバックのマシンピストルを使用する者がいたが、それは非常に少数だった。
私はMP5をベースにしたサブマシンガンを装備して参加していた。
フィールド環境
フィールドは全体的に平地で構成されている。
南北に長い平地で、東側は深い草が茂っている。樹木はほとんどなく、所々に背の低い木が点在しているに過ぎなかった。
東部は草が深いということに加えて、若干の起伏もあった。
しかしこれに対して西側はほぼ何もない平地である。遮蔽物は皆無に等しく、中央付近に小さな木が2本ほどあるだけだった。
我々の作戦と特殊ルール
我々はここでチームを二つに分けた。
しかし状況として少々特殊なチーム編成となった。
というのも、サブマシンガン装備とアサルトライフル装備の者でチームを分けたのだ。
我々はサブマシンガン装備側で射程や火力がアサルトライフルに比べるとやや低い。
これを補うために私は銃架に搭載された大型の機関銃を補助兵器として投入したのである。
この機関銃はG3ベースのもので、装弾数は実に3000発を超えた。それが電動給弾されるので火力は凄まじいものだ。
射程も長いし、火力も大きいので銃座として有効な地形を選んで配置しようということになった。
我々はゲームが開始されたら北部から出撃し、南部からやってくる敵を捕捉して殲滅するのを目的とする。
攻防の要となる機関銃座は開始地点から40mほど前進したフィールド中央に設置する。
ここは東部の草原と平地のちょうど境界線にあたる。
このため、西部からの攻撃に対しては敵の侵攻方面を完全に射界に捉えることができる。なおかつ、浅いとはいえ草原が背後や側面にあるので、ある程度の弾除けにはなるだろう。
機関銃は中央正面と西部を警戒し、主力は東部の草原内から進む。
機関銃には私と支援の歩兵が1名配置され、残りは東部から全力攻撃を行う。
このゲームで私が使用したMP5。フロント付近がMC51化されているという特徴がある。
出撃！
合図があってゲームが始まった。
我々は急いで所定の展開を開始した。私と味方1名は銃架に乗っている機関銃を担いで走った。
敵方はまだ射程内に入ってはいなかったが、見通しの良いフィールドなので我々が機関銃をどこへ配置したかは知られていただろう。
同時期に東部の友軍が茂みの中から陽動の意味も兼ねて大規模な攻撃を仕掛けつつ前進を始めた。
まだ敵までの距離は遠かったが、こちらの大部隊が東部にいるというアピールをするためだった。
敵方の動きがだんだんはっきりとしてきた。
敵方は3名ずつふた手に分かれて進んできた。
東部と西部の両サイドから同等の戦力を送り込んできたのである。
私は中央の機関銃陣地で敵を待っていたが、敵は大きな迂回を行わずに茂みの外側に沿って進んできた。
私は彼らが射程に入るや、すぐに機関銃による攻撃を開始した。
敵方は距離判定を誤っていたようで、まだ届かないと思っていたのだろう。
最初の一撃で一番前にいた敵が倒れた。
驚いた残りの敵は散開しながら反撃してきた。私はこれを迎撃するために猛烈に射撃を行った。
敵はこの大火力の前にこのルートから進むのは難しいと判断したようだ。
間もなく中央と西部にいた敵部隊は東部へと
移動していった。
東部では乱戦が展開されており、機動力を活かした味方がかなり肉薄した攻撃を行っていた。
敵に遭遇してからの5分ほどで敵方は2名が倒された。
KSC製のM11。ガスブローバックのマシンピストルとしては名作で、このゲームでの参加者が使用した。
強硬手段
しかし敵も何もしなかったわけではない。
東部の友軍は優勢を保っていたが1名を失った。
40m以下の距離で激しい銃撃戦が展開されたが、草が深いことなどが影響して次第に状況は膠着し始めたのである。
私はこれを挽回するために強硬手段に出ることにした。
私は敵の警戒が東部に向けられていることに注目し、機関銃座をさらに移動させることにしたのだ。
機関銃はさらに前進し、同時にやや西部へと移動した。
小さな木がある場所で、周囲は開けている関係で非常に見通しが良い。
私はそこから敵の動きをしっかりと把握して仰角をつけた遠距離射撃で攻撃を行った。
草地から離れたおかげで敵方の動きは非常によく見え、その上射撃の邪魔になるものも無い。
ここから火力にモノを言わせて撃ちまくった。
この攻撃は成功し、敵を撃破できないまでも前進を阻止することはできた。
頭上から降り注ぐBB弾によって、敵の多くはそこから動けなくなったのだ。
この攻撃が生んだチャンスを東部の友軍は逃さなかった。
茂みの中で一気に距離を詰めるなどして大きな戦果を上げた。
しかし私のいる銃座への反撃が全く無かったわけではない。
意を決した敵の1名が玉砕覚悟でこちらに突撃しながら発砲してきた。
この攻撃によって私の隣にいた味方がやられてしまった。
味方とその敵は相打ちとなった。
この時点で残った敵は1名だった。
これは電動給弾マガジンであるがM4用のもの。
最終局面
東部の味方も損失を出していた。
しかし数の上では3対1で、こちらが優勢だった。
私はここにきて敵にトドメをさすために機関銃を放棄、サブマシンガンで南西部から敵の背後に突撃を敢行した。
私の突撃に驚いた敵は、茂みから立ち上がってそこから退却しようとした。
しかしほとんどの退路をこちらが遮断していたため、間もなく最後の敵は撃破されて戦いは終わった。
この戦闘について
結局、こちらは戦力の半分を失ったが敵の殲滅には成功した。
機関銃はある程度有効に活用することができたのではないかと思う。
しかし銃座というかたちで固定されていたために機動性が乏しく、咄嗟のときに回避行動が取りにくかった。
もしも最初の時点で敵方が機関銃座に同時に多方向から攻撃を仕掛けていたら、銃座は撃破されていたかもしれない。
そうなっていたら銃座は敵方の手に落ち、側面を奪われる形でこちらが壊滅していた可能性は高い。
終わりに
ということで、今回は久しぶりに機関銃の銃座が登場する話でした。
このようなタイプのエアガンはなかなかサバゲーに登場しないので、見慣れない光景ではあります。
おかげで恐怖の対象として見られたりすることもありましたし、逆にどうにかして撃破しようという人が現れたりもしました。
いつもとちょっと違うシチュエーションだと、意外と盛り上がったりしますので面白いものですね。
それでは今回はここらへんで☆
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