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私のサバゲー戦史56「あるハンドガン戦にて」

こんにちは☆

いよいよ気温が上がってくるとガスガンが活躍できる時期になってきますね。
そうなるとフィールドは電動ガン以外の型式のエアソフトガンが活躍するので面白いと思います。
電動ガンは年間通じて安定した性能を出せますからすごいにはすごいんですけども。

今回はハンドガンのみで行われたサバゲーのことを書こうと思います。
私のサバゲー戦史「あるハンドガン戦にて」です。

それではまいりましょう。

参加者の状況

この日、私はショップ主催の大規模ゲームに参加していた。
参加者は総勢で40人ほどだろうか。
いつも通りのフラッグ戦をしていたが、途中でハンドガンのみでのゲームをしようということになった。
ハンドガンであればどんなものを使っても良いというルールの殲滅戦である。
このゲームは参加しない人もいくらかいたので30人くらいを2つに分けてチーム編成を行った。
装備は様々でマルイ製の電動ハンドガンを使うものもいればタナカワークスのガスリボルバーの者もいた。
大半はガスブローバックのハンドガンが占めていたがごく少数、固定スライドガスガンの参加者もいた。

私もその一人だ。
私はマルシン製の固定スライドガスガンのM712を2丁装備して出撃した。
この銃はハンドガンにしては大きい部類に入る。実銃はマシンピストルのようにフルオート機能があるが私の使っている機種はセミオートのみ。
そして固定スライドガスガンの宿命なのだが常にダブルアクションでの発射になるのでトリガーが重いという欠点がある。(実銃はシングルアクションオンリーなのでトリガーはかなり軽いはず)
トリガーが重いことは握力を鍛えたり扱いに慣れることで対応が可能だ。
慣れないとトリガーの重さのために発射寸前にぶれてしまって命中精度が落ちるのであるが、私はこれを使って10年以上になるのでよく使い慣れていると言えるだろう。
トリガーは重いが発射性能は電動ガンのアサルトライフル並みだ。銃口初速も高く射程も長い。

フィールド環境

フィールドは東西に長い川原である。
南側は雑木林で中央は浅いブッシュ。北側は開けた平地となっている。
通常のゲームではこのフィールドをフルに使うのだが今回はハンドガン戦なので範囲を南部の雑木林と中央の一部だけを使うこととなった。
本来よりも狭く限定されていて開始と同時にすぐに敵に遭遇しそうな感じだ。

この狭いフィールドに30人ものハンドガンナーがひしめくことになるのである。
想像しただけでも戦慄するような状況ではないか。

当然アサルトライフルサブマシンガンもない。
一部にフルオート可能なマシンピストルを使う参加者もいるが命中精度や弾数ではそんなに火力が高いほどではない。

どうなるか期待しつつ配置についた。
私は東側から出撃することになり、仲間と待機した。

ゲーム開始

開始の合図があってゲームが始まった。

駆け出すともう正面に幾人かの敵が見えた。
しかしさすがにまだ遠いので互いに射撃する者はいない。

双方が距離を詰めようと遮蔽物を辿りながら前進していく。

敵との距離が40メートルくらいになった。
まだ誰も撃たない。
しかし私にとってはすでに射程内だ。

右手に持ったM712はロングマガジンを装備している。
私はそれを悠々と構えると正面にいた数人の一団めがけてたて続けに数発を撃った。

敵も味方も「そんな距離からでは届かないか当たらないかだろう」と思っていたようだ。

しかし私の撃ったBB弾は彼方にいた敵に向かって真っ直ぐに飛んでいき、一気に二人を倒した。

これには周囲の者も驚いていた。
「なんという射程の長さ!」
そんな声が聞こえた。

敵の何人かが負けじと撃ちまくりながら突進してきた。
私の周囲の味方もこれに応戦。
近距離で激しい撃ち合いになった。
私は雑木林の一番北側に陣取って接近してくる敵を狙撃していた。

途中でガスブローバックのマシンピストルらしきものがバラバラと撃ってきたが遠い上に精度も悪く全く当たらなかった。

私を撃ったマシンピストルの敵は弾切れになったようだ。
私は隠れていた木から身を乗り出して反撃しようとすると、その相手は近くの茂みに飛び込んで逃げた。

私は構わず茂みに数発撃ち込んだ。
すると茂みを貫通した弾が敵に当たった。

戦闘全体では味方が優位に立っていた。
あまり分散しすぎず展開していて単体の敵を複数で集中攻撃することで局地的に大きな火力を発揮していた。

私は弾切れになる前にBB弾を追加で給弾しておいた。
周囲が優勢を維持していたおかけで弾を入れる余裕は充分にあった。

敵はフィールドの中央奥と南側に分散して展開していた。
これに対して味方は北部と中央付近を拠点に戦闘を続行。
しかし敵も味方もだんだん消耗してきていた。

始まってそんなに時間が経っていないのだが多くがわガスガンであるために撃ちまくると性能がどんどん低下していく。
冷えすぎて作動しない銃が出るほどだった。

それに比べると私のはまだずっとマシだった。射撃性能はいくらか落ちていたものの作動はしっかりしていたし弾の飛距離も出ていた。

私は一気に攻めようと思ってフィールド中央に躍り出た。
この時点で敵は5人くらい。味方はまだ10人近くはいた。
私が前に出て
「突撃する!」
と叫んで駆け出すと、味方の何人かが
「一緒に行く!」とついてきた。
最初の激しい撃ち合いのあとで双方が疲弊したので動きがなくなっていたのだが私の突撃で敵は明らかに浮き足だった。
これを阻止する余力がなかったのかもしれない。

味方と撃ちまくりながら突入していくと敵の一部は退却を始めた。一部は残って抵抗したがあっという間に我々の突撃に駆逐されていった。

しかし退却中の敵が放った弾が私の足に命中、私はここで退場となってしまった。

そこからは私のいない状況でゲームが続いていったがすでに味方が優勢になっていたので間もなく退却した敵も全滅した。

こうしてこのゲームは終了した。
そういえばゲーム終了後に色々な人に声をかけられたのだがマルシン製のガスガンを使用している者はほぼ私だけだった。
ガスブローバックが多くを占めている中では固定スライドガスガンでさえも珍しいようだ。
冷えてきてもある程度作動する信頼性が高い固定スライドガスガン
このゲームでの私を見ていた何人かが
「いいなぁ。固定スライドガスガン買おうかな」
と言っていた。
ちょっとは周囲へ影響を及ぼしたのかもしれない。

終わりに

というわけで今回はハンドガン戦のお話。
アサルトライフルもサブマシンガンも無い戦い。
結局は射程や貫通力を活かしたスタイルで戦闘したことになりますね(笑)だいたいいつも通り。

しかしもしも自分が他のゲーマーのようにガスブローバックのハンドガンを使っていたらまた違ったやり方をしたと思います。
その時その時に使うものの特性を活かせるかどうかですね。

写真は私がこのゲームで使用したマルシン製モーゼルM712。現在はガスブローバックで発売されているが以前は固定スライドしか存在しなかった。
トリガーはかなり重いので使い慣れないと高い命中精度を出しにくい。

それでは今回はここらへんで☆

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