こんにちは☆
今回はちょっと不幸な話なのですが、先日の台風に関係する事故についてのことを書こうと思います。
ミリタリーブランドの「ゼルドナー」ってご存知でしょうか?
実は先日の台風の際、ゼルドナーの製品の一部が関西国際空港の倉庫にあったのですが、台風による高潮によって倉庫が冠水してしまいまして。
この事故によって、当日倉庫内にあったゼルドナーのホロサイトやライフルスコープの一部が海水に浸かってしまったのです。
海水に浸かってしまったために多くの製品がダメになってしまいまして。
私もそれらの復旧作業に協力したので、そのことについて書いていこうと思います。
破損状況
海水に浸かったことによってどうなったのかということなのですが、まず、さすがは海水。淡水ではないので、金属部品の腐食がすごいんです。
鉄の部分は赤錆びが浮いてしまっています。
そこから流れ出した錆の水が全体を汚してしまい、ゴムの部品やレンズの面まで汚れてしまいました。
被害に遭ったのはホロサイトとライフルスコープだったのですが、箱の下のほうに入っていた製品が顕著にダメージを受けていました。
ちなみにこれら製品が個別に入っている紙の箱は完全に水を吸ってふにゃふにゃになってしまいましたが、中身はビニールの袋に入っているので、完全に水が入り込まなくて無事だったものもあります。
ホロサイトは内部に電子部品を含むので、完全に水没したものは復旧の見通しが難しいと思われました。
ライフルスコープも内部に海水が入ってしまい、この水がうまく排出できない状態です。
ホロサイトの復旧作業
ホロサイトの復旧はまず、全体を水洗いして干しておくところから始めました。
ある程度乾燥したところで分解、清掃を行います。
分解する前に、いったん電池を入れてみて、レティクルが点灯するかを確認。
点灯しないものは触らずに、点灯するものを優先的に分解しました。
水気がほとんど無いと思われたものの、分解してみると意外と内部には水が残っている!
電子機器の部分も錆びが残ってしまっているので、このあたりも綺麗に洗浄、拭き取ります。
内部の部品を取り出してしまえば、レンズ部分の清掃ができるので部品を抜いた後にレンズを拭きました。
それでもレンズ周辺は汚れが」取り切れずに残ってしまったんですけどね。
ライフルスコープの復旧について
ライフルスコープは可変倍率のものなのですが、この倍率を調整するところに海水が入ってしまっているので、分解しないと内部を洗浄できないという状況です。
しかしながら、この内部を分解するのは非常に困難でした。
内部には径が小さいレンズが何枚も入っているのですが、このレンズの取り出しなどが難しく、完全に内部を綺麗にすることができませんでした。
また、分解についてもできるものとできないものがあり(組み立ての工程の関係で接着がされている箇所がある)それほど状態は悪くないのに分解ができないために内部を清掃できないものもあるという状況になっています。
復旧後のこと
ひとまずはホロサイトのいくつかは復旧ができましたが、この復旧したものについては後日になっても何らかの弊害が出たりすることがあるようです。
スイッチの操作ができなかったり、電源を切ってあっても電池が減っているなどのことが起きている個体もあったりしました。
外装や内部へのダメージが無いものについてはゼルドナーさんは訳あり商品として販売するとのこと。
これは厳格に選別して作動チェックなどを行っているそうです。
外装も完全に無傷というわけではなくて、ネジなどの部分には錆びがあったりするみたいです。
ライフルスコープは現時点では復旧の見通しが立っておらず、実用も難しいようです。
内部の海水を除去できないために、接眼レンズから覗いても視界がぼやけてしまってほとんど何も見えない状態になっています。
終わりに
ということで今回はゼルドナー製品の台風による被害のお話でした。
復旧できるものは少しでもできるといいなということですが、やはりなんともならない部分もあるようです。
天災というものは恐ろしいものです。
まさかそうしたことで大きな被害が起こるとは。
災害の被害があった地域が少しでも早くもとに戻っていくことを願ってやみません。
それでは今回はここらへんで。
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