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私のサバゲー戦史82「大規模エアコキ戦」

こんにちは☆

最近はなにやらガスブローバックのアサルトライフルが増えて来ているなぁとよく感じます。

面白いものでサバゲーの世界にも流行りや廃れがあるんですよねー。

個人的にはガスブローバックって撃っている感触は強いものの、あまりサバゲーには向いてない型式なのではないかと思います。

まぁそれぞれの価値観なのでなんともなのですが。

さてさて。
今回はエアコキのみを使用したゲームのお話。

大人数でエアコキのみの戦いという珍しいかもしれないケース。

今回は私のサバゲー戦史「大規模エアコキ戦」です。

それではまいりましょう!

参加者の状況

この日はいつもに比べたら人数の多いゲームとなった。
参加者は18人と多く(いつもなら多くて10人ほど。少ないと4人とかだ)、それを半分に分けてのゲームである。
しかもこの時は特別ルールで、エアコキしか使用してはいけないというゲームが行われた。

電動ガンはおろかガスガンの使用をも禁じてあるので、フルオートができる機種はゼロである。

参加者はそれぞれ様々な銃を装備していた。
半数ほどは東京マルイのエアコキハンドガンであったが、残りはM3ショーティなどのショットガンや、VSR10といったボルトアクションライフル、マルイのエアコキアサルトライフルやサブマシンガンを使用する者もいた。

私はスーパー9ベース九七式狙撃銃を装備して出撃した。
この銃は外観を旧日本軍の九七式狙撃銃(三八式歩兵銃の狙撃銃バージョン)に似せて自作したもの。

発射性能はスーパー9と同等だが、カスタムガンなのでそれより遥かに新型であるVSR10などとも互角に撃ち合える性能を有する。

フィールド環境

この日のフィールドは南北に長い平地で、フィールド中央の北寄りに大きな木の陣地がある。

この陣地は木の周辺を深い草が覆っており、それらがバリケードとなっていて防御に適している。

北部はそれ以外にはほとんどなにもないが、所々にススキが群生しているのでそれらを陣地にすることは可能だ。

フィールド南側は地面の起伏が激しい。
しゃがんだり伏せたりすると、完全に身を隠してしまうことができるほどの窪みがいくつもある。

それらの間にススキが生えているが、密度はそれほど高くはないので見通しは悪くない。

ルール

このゲームではエアコキのみの使用に武装が限定されている。
参加者を半分に分けてのフラッグ戦だ。

フィールドの南北の端にそれぞれの旗があり、相手側の旗に到達したら勝利となる。

時間制限、弾数の制限は無しだ。

我々の作戦

我々はフィールド南部から出撃し、北端にある敵フラッグを狙う。
しかし途中、おそらくは例の大きな木がある陣地付近を通過しなければならない。

以前からここの陣地の奪い合いで激戦が展開されてきたが、今回はフルオートが無いので幾分やりやすいかもしれない。

我々は中央から主力6名を送り込み、敵の陣地を攻撃、反撃を抑えつつ
残りの3名でフィールド東側を迂回してフラッグを強襲する。

万が一、敵が優勢になった場合は主力から何人かを自軍フラッグの守備に戻らせる。

私は中央から突入する主力部隊の指揮を執った。

出撃!

合図があってゲームが始まった。

私は一緒に突入する味方たちと走った。
とにかく、敵が優位に展開する前に距離を詰めねばならない。

幸いフルオートによる攻撃を受けないので、いきなりまとめてたくさんやられてしまうことはない。

我々が突撃を開始すると、敵もこれを察知して応戦しようと出てきた。

これでフィールド中央付近で全面的な衝突が発生した。

戦闘の経過

至るところで
カシャカシャ!バン!
というエアコキ特有の操作音と銃声が聞こえる。

火力は高くないものの、大人数なのでなかなかの弾幕だ。

BB弾はそれほどの密度ではないものの、激しく飛び交っていた。

戦闘の経過は我々が優位に流れていた。

敵は態勢を整える前だったらしく、部隊を分けたりする暇もなく戦闘に突入したようだ。

私は射程の長さを生かして遠距離から狙撃を繰り返した。

敵はやはり大きな木の陣地を活用し始めた。

しかし全員がその陣地に入れるわけではないので、周辺の外にいる者はあまり隠れることができない。

開始からわずか数分で、敵2名が倒された。

私は敵1名に対して複数で攻撃するように指示した。

我々はこの陣地周辺で1名を失ったが、敵は更に1名、合計で3名をここで喪失した。

この時点で味方の別働隊が敵の木の陣地の側面に到達、反撃する敵と激しい戦闘になった。

強行突破

敵は陣地に引っ込んで出てこなくなった。

いや、出てこられなくなったのだ。

少なくともこの中央の陣地には4人もの敵が入り込んで抵抗している。
残りはおそらく陣地の更に後方のフラッグ付近にいるのだろう。

私は敵の射撃密度が高くないのを見越して強行突破を試みた。

味方2名に突入を任せ、他が全力で敵陣を牽制するのだ。

全員が後退で攻撃を続行しつつ、弾込めを行った。

突入役の味方がフィールド西側の茂みに沿って展開したのを確認し、私は号令を発した。

「撃ち方用意!!!!!

撃てーーーー!!!!」

攻撃に参加していた全員が一斉に敵陣を撃った。

それぞれは単発のエアコキであるが、これだけ多くの銃口が同じ方向を同時に撃つと凄まじいものだ。

敵はたまらず陣地の奥に引っ込んだ。

「撃ち続けろ!!!」

私もこの攻撃に加わり、全力で射撃を行った。

これに乗じて西側の味方は敵陣の側面通過を成功させた。

これに連動する形でフィールド東側の別働隊も一部が敵陣東側面を突破した。

しかしこのあたりで支援射撃をした味方は全体的に残弾が少なくなってきた。

こちらの攻撃の密度が低下してきたので、今度は敵の反撃が始まる!

フラッグ付近の攻防

陣地を通過した味方は東西から敵のフラッグに迫った。

そして、突破を許したものの、敵陣は未だに健在であることには変わりはない。

どうにかしてこの陣地を壊滅させたいところ。

西側から突入した2名が、敵のフラッグ守備隊と交戦しているのが見える。
救援したいが接近は難しい。

敵のフラッグ守備はやはり2名。

互角の戦闘となっていた。

我々は陣地の奥に見える味方をなんとか支援するために、
遠距離から敵フラッグ陣地方面へ攻撃を行った。

この機会を得て、西側から突入した2名は総攻撃を開始した。
しかし1名を失って戦闘は膠着し始めた。

これでは突入した部隊が撃破されてしまう。

と、思った瞬間に事態は動いた。

東側から突入した隊員が果敢に敵の間隙を突いて、フラッグアタックを成功させたのである。

こうしてゲームは我々の勝利で終わった。

このゲームについて

フルオートの銃がなかったためか、大規模な火力戦の応酬にはならなかった。

局地的にはそういった射撃戦は発生したが、長期には渡らなかった。

そして特筆すべきはやはり双方が大きな損失を受けていないにも関わらず、勝敗が決したことだろう。

戦闘では我々が終始優勢に攻め、攻勢を維持した。

初動の段階で敵方は遅れを取ったために守勢に回らざるを得なくなったのである。

有効な陣地を持っていながら、その付近に戦力を集中しすぎたのが敵の敗因だろうか。

終わりに

というわけで今回は大規模なエアコキゲームの話。

地形も関係しましたが、装備がエアコキのみだったので非常に動きが大きかったと思います。

フルオートが相手だと、まとめてやられてしまいかねないような状況は幾度もありました。

しかしエアコキだったのでそうならずに、戦闘は大きく変化し続けた。

なかなか面白いゲームでした。

それでは今回はここらへんで☆

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