こんにちは☆
今回は番外としてバズーカを自作してみようと思います。
サバゲーでも使用可能、装備可能なレベルの自作バズーカです。
材料は塩ビパイプ、木材、アルミ板です。
ちなみこれはCAWの40㎜モスカートを発射するためのもの。
モスカートはそれ自体に発射機能がありますから、発射器の製作はそれほど難易度が高いわけではないと思います。
腕に覚えのある方はぜひ挑んでみてください(笑)
まず用意するもの
VU40と呼ばれる40㎜の塩ビパイプとそのジョイント2種類です。
ジョイントは肉厚で大きいものと薄くて小さいものの2つを用意しました。
VU40の塩ビパイプは1メートルのものを真ん中で切断しています。
グリップになるものは木材から切り出してあります。
木材は強度があるならなんでもいいですが、今回はホワイトウッドという木材を使用しました。
製作を開始します
大きいほうのジョイントに切断した塩ビパイプを接続したところ。すでになんとなくそれっぽい形になっていますね。
大きいほうのジョイントは写真のように溝を切ってあります。万力に挟んでおいて鋸で加工しました。
この溝がトリガーが出る部分になります。
砲口部分。塩ビパイプをコンロで熱して一升瓶に押し付けて拡げています。
この加工で砲口がラッパ型に開いた形になります。
塩ビパイプのフチが焼けているのがわかると思います。
数少ない内部の部品
本作品の心臓部になるトリガーユニットです。
径40㎜の木材の円柱を輪切りにして、それを真ん中から半分に切断。
それにABS樹脂の板から切り出したトリガーをビスで止めています。
トリガーは動かないとダメなので、ネジの締め具合いを調整しています。
そいつに引きバネをつなぎ、トリガーを引いた後にもとの位置に戻るようにします。
バネの力でトリガーを戻すわけです。
トリガーユニットを大きいほうのジョイントに内蔵します。
このように取り付けます。
溝にトリガーがくるように位置を調整し、トリガーユニットの木材をジョイント外側からビスで固定します。
トリガーを引いたときに確実にモスカートをバルブを押すように位置調整は慎重に。
ジョイントの前側からはモスカートが装填された状態のバズーカ前半部が取り付けられます。
前半部になるパイプをジョイントに取り付けたりしながら、トリガーの高さや距離をしっかり把握して取り付けます。
トリガーユニットを取り付けたジョイントとグリップ。
グリップの取り付け
次にグリップを取り付けるための金具を自作します。
金具は1㎜のアルミ板を加工します。
定規を当てておいてPカッターで直線に切断します。
金具になる部品はフォアグリップのぶんも含めて2つ作ります。
このように真っ直ぐに切断します。
片側は大ジョイントに取り付けますので、大ジョイントの外径に合わせて曲げます。
もう片方は40㎜パイプの外径に合わせます。
パイプに押し付けてある程度曲げておき、細かいところはペンチで加工していきます。
このようにトリガーユニットの後方に固定します。
グリップが取り付けられただけで、かなり形になってきているのがわかりますね。
写真のように前半部のパイプにもグリップを取り付けます。
外装部品の製作
次にアルミの板を切断して曲げます。
これはグリップに取り付けてトリガーガードになります。
今回は幅20㎜ほどの厚さ2㎜のものを使いました。
このように取り付けられます。
グリップまるごとをガードするタイプ。
トリガーガードを作った残りを波形に曲げています。
これは特別な工具を使わずに手でゆるやかに曲げていきます。
ちょっと慣れが要りますが、慣れてしまえばかなり自在に曲げられますよー☆
端の部分のみペンチでしっかり曲げてあります。
これをこのようにバズーカ後半部分に取り付けます。
これは肩に担いだときのガイドになる部品ですね。
波形の部品は端に穴があけてあります。
これをビスで打ち込むわけです。
肩ガイドを取り付けたところ。
これでバズーカ後半部分は完成になります。
事前に組んであった前半部と連結!外観的にはこれで完成しています。
っとまだこれでは完全には完成してませんよー!
重要な部分
モスカートに沿わせて0.8㎜のアルミ板を曲げます。
これは実はかなり重要な部品。
U型に曲げたアルミ板の片側の端が、少しだけ曲げてあることに注目。
曲げて製作したアルミ板を、このように強力両面テープで前半部のモスカート装填口に貼り付けます。
強力両面テープはブチルゴムなどを使用したものが、比較的安価にホームセンターなどで入手できますよ。
バズーカ前半部の先ほどアルミ板を、貼り付けた位置にモスカートを装填したところ。
U型に曲げたアルミ板を貼らないとモスカートは筒の中を滑り落ちてしまいます。
アルミ板がモスカートをその場に留める役割をしているわけです。
モスカート後端のリム部分が、アルミ板に干渉して留まるようになっています。
U型のアルミ板の曲がり具合いで、装填がすんなりできたりできなかったりが決まるので微調整しながら組んでいきます。
また、このU型のアルミ板を貼る位置でモスカートの前後位置も決まります。
トリガーまでのモスカートの距離を調整できれば、トリガーの遊び具合も調整できるわけです。
モスカートをトリガーから遠くすればトリガーの遊びは大きくなり、近くすればゼロトリガーのように遊びが全くない状態にもできます。
塗装に入ります
ではいよいよ仕上げ。
塗装に入ります。
もうここらへんからは、好みで塗ってしまえばいいのでどんなふうでもいいのではとも思いますが、今回は使い込んだ軍用のものをイメージして暗い色にしてみようと思います。
まず全体をつや消し黒で塗装。
塗料はホームセンターで売ってる缶スプレーのラッカー塗料を使いました。
安くてたくさん入ってる(笑)
つや消し黒が乾いたら、その上から仕上げカラーを塗ります。
今回はクレオスのオリーブドラブを使ってみました。
写真は塗装途中のもの。
長いので半分ずつ塗ります。
注意が必要なのは、決して分解して塗らないようにすること。
モスカートを装填するために真ん中のジョイント部分から分割するわけですが、このジョイントにはまる部分に塗料が乗ってしまうと厚さが変わってしまい、分割するときにかなりやりにくくなります。
塗装が乗って厚さが増してしまうと、ジョイントとの接合部がうまく抜けなくなったりします。
ということで完成!
雰囲気を出すために、バズーカの砲口部と後端部のみつや消し黒で煤の表現を塗装してみました。
ここらへんは模型の技術ですね。やってもやらなくてもいいと思います。
最後に
というわけで今回は易しいバズーカの作り方でした。
易しいとは言っても、ある程度は工具や作れる環境が必要ではありますので、誰にでも簡単に、とは行かないかもしれません。
モスカートはそれ自体に発射機能があるのでこういうことがやりやすいとは思います。
色々と工夫してみると面白いですよ。
勿論、今回作成した自作バズーカをサバイバルゲームに持ち込んで装備し戦闘したいと思います。
それでは今回はここらへんで☆
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