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自衛隊の戦車の歴史と10式戦車

2018.03.15

カテゴリ:その他

こんにちは☆

今回はちょっと趣向を変えて、陸上自衛隊の戦車についてお話したいと思います。戦車といえば陸の王者。サバゲー好きな人の中にも戦車好きな人は多いと思いますが、最新の陸上自衛隊の戦車「10(ヒトマル)式戦車」はデビューと同時に世界中の軍事関係者を驚かせた性能を有していました。

今回は「自衛隊の戦車の歴史と10式戦車」です。

それではまいりましょう!

61式戦車

61式戦車

太平洋戦争後、初めて日本が製造した主力戦車が61(ロクイチ)式戦車でした。日本の敗戦によってGHQから軍需産業の撤廃を命じられた日本でしたが、朝鮮戦争が勃発すると警察予備隊が創設され、アメリカから旧型戦車の供与を受けます。陸上自衛隊となってからも同じでしたが、世界各国で戦後第1世代と呼ばれる戦車が開発・配備が行われていたこともあり、1955年の日米共同声明で国産兵器の開発がスタートしたのです。

開発は三菱日本重工業が行いましたが、三菱は朝鮮戦争で被弾した米軍戦車の修理やオーバーホールなどで技術を習得していたこともあり、10月にはモックアップを使用した検討会が開かれました。そこでの意見を踏まえ、「敵からの発見を避けられる低姿勢」「鉄道輸送を前提として全幅を3m以下にすること」「アメリカ軍と同じ90mmの主砲を搭載」などを実現した61式が誕生しました。

61式は他国に比べて特に目立つ性能ではありませんでしたが、純国産戦車が自衛隊に配備されたことに大きな意味がありました。

74式戦車

74式戦車

61式戦車の後継機として開発されたのが74(ナナヨン)式戦車です。

61式戦車では「とにかく国産戦車を開発・製造する」ということが急がれたため、次期主力戦車となる74式の開発は1964年には始まりました。戦後第1世代に分類される61戦車が配備されていた頃、すでに世界では電子制御を採用した第2世代主力戦車の配備が始まっていて、日本はやや遅れる形で開発を急ぐことになります。

西側の第2世代戦車に共通した105mm砲を装備、対戦車ミサイルに対しては、装甲の厚みで防御するのではなく、丸みを持たせた車体でミサイルを直撃させないか、優れた機動力で回避するという運用思想を取り入れました。

車体は61式よりも車高を低くして、射撃管制装置にはコンピューターが導入されたことで、車体の傾きに影響されずに照準が保持できるなど、当時の最先端技術の塊となったんです。ちなみに全高は2.25mと、歴代の自衛隊の戦車の中では最小を誇りました。

90式戦車

90式戦車

90(きゅうまる)式戦車は、最新の10式が登場するまで自衛隊の主力戦車でした。そのため、知っている人も多いと思います。第3世代主力戦車の特徴ともいえる120mm滑空砲、複合素材を採用した戦車で、その性能は世界でもトップクラスです。他にも第3世代戦車には、アメリカ陸軍のM1エイブラムスなどがあります。

射撃管制装置は74式よりもさらに高い射撃能力を実現させ、自動装填装置の実用化によって装填手のいない3名での運用が可能となりました。1977年に開発がスタートしましたが、当時はソ連との冷戦の真っ最中で、主に北海道という広大な戦場での運用が考えられていたため、74式より一回り大きくなっています。

あらゆる点で電子制御の自動化が行われているため、行進間射撃(走行中の射撃)でも車体の揺れが照準に影響しないようになっています。実際、1996年にアメリカ軍のヤキマ演習場での演習では、行進間射撃で3km先の標的に命中させたことで、アメリカ軍関係者を驚かせたほどです。61式、74式と日本は出遅れてスタートしていた戦車開発も、この90式で世界でも屈指の性能となりました。

10式戦車

10式戦車

最新の主力戦車で、90式が北海道での戦闘を想定した大型車両だったのに対し、10式では小型・軽量化を実現して、場所を選ばず運用できるようになりました。90式の重量が約50トンだったのに対し、10式では約44トンまで落ちています。これは機動性向上の他、輸送の際にも有利に働きました。90式を専用のトレーラーで輸送する場合、50トン+トレーラーの重量で道路の許容重量を超えてしまうことが多く、ルートが限られてしまうことがありましたが、10式ではその心配が減ったわけです。

とはいえ、90式の機動力・火力・防護力が高いため、実際には90式を発展させたような車両となりました。また、90式が登場してからの20年間でデジタル技術が大幅に向上したため、高度な情報処理システムや世界最高水準の射撃管制装置を装備しています。

10式戦車の実力

10式戦車のスラローム

90式の120mm滑空砲は、ドイツの名門ラインメタル社製でしたが、10式では新開発の日本製鋼製120mm滑空砲を装備。砲弾も国産の新型徹甲弾の開発によって、主砲・砲弾ともに初めて国産のものとなりました。ただし、90式の砲弾も使用できるようになっており、柔軟な運用が可能となっています。

そして、10式で何よりも高性能なのが、指揮・射撃管制装置です。90式では走行中の射撃が可能でしたが、あくまでも同じ速度で直進している場合でした。しかし、10式ではどのような走行をしても目標をロックしたままにできる自動追尾機能があり、このことが世界中の軍事関係者を驚かせたのです。

というのも、直進以外も、スラロームや急速後退しながらでも正確な射撃が行えるようになっていて、さらに動いている目標にも100%の命中精度を有しているためです。その証拠に、土浦駐屯地(茨城県)でのデモンストレーションでは、砲身にワインを注いだグラスを乗せて、それをこぼさずに車体を上下させたり、砲塔を回転させるという驚きのデモンストレーションをしたんです。

これを知った海外の軍事関係者は10式の輸出を希望したといいますが、日本では武器の輸出が禁止されていますから、残念ながら無理な話となりました。

終わりに

ということで今回は自衛隊の戦車のお話でした。
現在まで、すべての戦車は三菱重工が製造していますが、89式と同じように純国産となったのが10式からだというのは意外でしたね。しかも、それで世界一の技術力を示したのだから日本の誇りです。

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