こんにちは☆
今回は非常に私の私的な話になります。
しかもネガティブな話になります。
私はすでに長年にわたり、サバゲーの世界にいます。サバイバルゲームは始めてからおよそ30年弱、電動ガンのカスタムを手掛けるようになって約20年です。
チームの代表を10年ほどやったこともありましたが、現在はチームを解散してフリーになっています。
これまでに色々な出来事がありましたが、それらも今となっては良い思い出です。
さてさて。では今回はそんな私が思っている、サバゲーの世界での不満を語ろうと思います。
それではまいります!
モラルという観点
近年ではエアガンのパワーに明確な規制が設けられ、一定以上のパワーが出せない状況となっています。
さすがに規制が敷かれてから10年以上が経過しているので、最近ではパワーに対しての意識というものがわりとしっかりしてきているのではないかという印象はあります。
しかし、それでもなお、そうした意識の希薄な人というのはいるものです。
年間、幾度か依頼されてカスタムを行っている私ですが、残念なことに依頼者の中にはほんのわずかではあるものの、「法規制を無視して出せるだけパワーを出してほしい」などと愚かなことを言う人がいます。
当然私はそうしたものは厳重に注意をした上でお断りするわけですが、どういうわけかそういう思考の人というのは一定数いるようです。
不利益であることはもちろんですが、モラルという意味でも肯定できないもの。
まず不利益という意味では、仮にそうした違法のカスタム銃を使用する者が何かしらの理由でそれが発覚し、検挙された場合。
当然改造を施した私も罪に問われるわけです。
これは信用問題なので、いくらお金を積まれても引き受けられることではありません。
そしてもうひとつのモラルとしての観点。
定められたルールというのは、必ずそれが定められた事情というものがあるのです。
ただ単になんとなく決められたというわけではない。
これはそうした改造を行うことで、何かしらの事件や事故が過去に起きたためです。
それはつまり、被害者という人がいるということでもあります。
そうしたことまで深く考察し、配慮すべきことがあるわけです。
「見つからなければ大丈夫」などという考え方は言語道断です。
決められたルールをしっかりと守ってこそ、安全に楽しめるのですから。
ルールが守れない人を社会は許しませんし、受け入れません。
見つかっていないのは、ただ単に今この瞬間、運が良いだけなのです。
決められたことを守れないというのは大人としてはどうなのでしょうか。
反社会的なことをして、自分たちが社会や権力に逆らっていることに喜びを感じる少年たちと同じ程度の精神では困ります。
お金をかければいいというものではない
次にカスタムに莫大なお金を投じている人がいるということについて。
自分が働いて稼いだお金をどのように使おうとそれは自由であると思います。
それは大前提。
外観的なことは特にいいのですが、例えば近年、特に法規制が敷かれてエアガンのパワーが制限されてからのことなのですが、パワーを上げずに高い性能を出すということを研究することが流行っています。
例に挙げると、まず流速チューン。
私はカスタムを手掛ける立場としてこの流速チューンというものに反対の意見を持っています。
というのはあまりに銃を破壊するからです。
私はこれまでに数多くの流速チューンの施されたカスタムガン使用者に出会ってきました。
しかし、フィールドで出会う彼らは、毎回必ずと言っていいほど愛用している電動ガンが故障しています。
それはたまたま私が遭遇した相手がそうだったというだけで、実際にはそうでない人もいるのかもしれません。
しかし少なくともネット上でもそうした意見が数多く見受けられますし、私が遭遇した頻度もかなり高いもの。
度外視するには率が高すぎる。
すでに解明されていることではあるのですが、流速チューンというものは多大な負担をメカに強いるカスタムです。
そのわりに得られる恩恵というのはそれほど大きくないのではないかと思うのです。
大切な銃が高い頻度で壊れるとしたら、それは決してうれしくない事態だと思います。
完全な状態を維持していくには頻繁な分解と整備が必要になりますし、同時に速い速度で進む消耗部品の交換も必要になります。
自分でそこまで面倒見られず、内容も把握していないような人が使うものではないですね。
それなのに、「こんなに高性能になる」とうたって商売する業者が後を絶たない。
商売というのは、お金をもらってサービスを提供するもの。
お金さえ払えばそれは成立しないことはない。
私としては完成度の高いものを提供するのがプロだと思います。
厳密なことを言えば、どんなに腕前の良い職人が完璧に組み上げたカスタムガンであっても絶対に壊れないわけではない。
耐用年数というものがあり、動く部品は基本的には消耗品です。
しかし、カスタムの種類によっては、それらの寿命を著しく短くさせてしまうものがある。
今回はあくまでも流速チューンを取り上げましたが、そうしたカスタムというのは職人の側がおすすめしないようにできないものかと思います。
「最強」だとか「高性能」ということをうたって商売をするのはいいのかもしれませんが、それらの「最強」には条件がついてまわるのです。
誰でも扱える手間のかからない最強などというものは存在しません。
それらの神話が、ただの「神話」であること、つまり表面のいいところだけしか伝えられていないものだということに気付いてほしいものです。
そういうことに踊らされた人が、「流速チューンはすごいらしい」から「安くカスタムしてくれ」などと言ってきたりします。
私はそういうのを快くは思えません。
さてと。
今回はやはり不満が爆発してしった。
ほどほどにしておかないといけませんね。
不満に感じることはたくさんあるものですが、そういうものもできればポジティブに捉えていけるといいのでしょう。
頑張らないといけません。
それでは今回はここらへんで☆
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