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私のサバゲー戦史79「伝説のナイフアタック」

こんにちは☆

ナイトゲームの暗闇では色々なことが起こるわけですが、中には昼間には起こりにくいようなことも。

今回はナイトゲームにおける、私の珍しい体験談となります。

今回は私のサバゲー戦史「伝説のナイフアタック」です。

それではまいりましょう!


写真はM93R。現在市販されているものではなく、旧MGCのものだ。古い製品だが、現在でも使える性能を有している。

参加者の状況

この日の参加者は7人。

電動ガンを使用する場合はほとんどがセミオート戦で、フルオートトレーサーを装備していないゲームだった。

参加者の装備は色々で、アサルトライフルであるG3AK47M16A2などを使う者もいれば、UZIやMP5kといったサブマシンガン装備の者、M93RタイプUマシンピストルを装備する者もいた。

フィールド環境

フィールドは南北に長い平地である。
北半分は比較的大きな木があって身を隠しやすい。

南側は地面に起伏が多くあるので、こちらも隠れるという意味では北側にもそんなに劣らない。

中央付近には小屋のようなバリケードがいくつかあるが、それらの多くはフィールド中央西側に密集していた。

東側は小高い丘がいくつかあって、ここが一番見通しが悪い。

このフィールドで南北それぞれの端から出撃、殲滅戦を行う。

ルール

時間制限のない殲滅戦であるが、今回は1対多数というルールで行われた。

電動ガンによるセミオート戦だが、ガスブローバックのマシンピストルはフルオート可とされていた。

参加者の中から1人ずつ単独側をプレイしていくというもの。
しかし単独で6人を相手するのはなかなか至難の技だ。

作戦

私は多数側となり、南側から出撃する。

北部から現れるN氏が相手だ。

彼はMP5kを装備しており、機動力ある能動的な攻撃を仕掛けてくるだろう。

こちら側が圧倒的に優勢であるものの、油断はできない。

私はフィールド南西方面に味方1名を伴って展開、残りの4人は中央方面と東側へ向かう。

全体に分散して進み、敵を発見したらそこへ戦力を集中する。

鍵となるのはいかに素早く敵の位置を把握して包囲できるかであろう。

出撃!

合図があってゲームが開始された。

私は予定通りフィールド西側に展開し、北西方面から中央を警戒した。

敵は単独なので見通しの悪い東側を有効に使う可能性が高い。

と、思ったら突然中央方面から単独のN氏が発砲しながら突入してきた!

「中央に敵発見!迎撃!逃がすな!」

にわかにざわめき、フィールド中央付近はBB弾が飛び交う激戦となった。

しかし、その突入直後に全員が敵を見失ってしまったのだ。

「いない!?どういうことだ?」

恐るべき速攻!

見失ったと思ったらすぐにフィールド東側で悲鳴が聞こえた。

なんということだ。東側に展開した味方2名は瞬く間に全滅してしまった。

おそらくN氏は突入の混乱を作り出し、見えにくい角度を利用して東側の遮蔽物へ逃げていたのだ。

東側にいた味方も発砲などでそれに気づかずに取り逃がし、近距離からやられてしまったらしい。

我々の包囲網

東側を制圧された我々だったが、それでも敵の追尾を続行した。
東側付近にいることはおそらく間違いないのだろう。

私はゆっくりと北西方面へ移動していった。

中央にいた味方が東側付近へ進んだ。しかしなんということだ!
すでにフィールド東側はもぬけの殻であり、完全に取り逃がしてしまった。

騒然となった。

追い詰めたと思ったらすでにいなかったのである。

すると突然、フィールド北西方面から銃撃を受けた。

私はこれに反撃するも被弾、撃破されてしまった。

観戦

やられてしまったので退場していったが、セーフティゾーンからは戦場が一望できる。
私はそこから状況を観戦することにした。

私を撃破した後、N氏はすぐに北部へ後退、暗闇での遠距離はほとんど見えないが、どうやら彼は今度はまた東側へ移動したようだ。

中央にいた2名の味方が東側へ捜索に入っていたが、今度は彼らに信じられない災難が降りかかったのである。

奇跡なのか

銃声が1発聞こえたと思ったら1人やられた。

その直後、どういうわけかもう1人の味方がなぜか退場してきた。

後に判明したのだが、なんと彼はナイフアタックによって倒されたのである。

これでついに我が方は最後の1人となってしまった。

北西方面へ私と向かっていた味方が最後の生き残りだ。

彼は東側での戦闘を聞き付けるとフィールドを横断して一気に北東方面に移動。

敵の背後を襲おうとした。

しかし、東側にある丘付近にたどり着いた時点で突然やられてしまった。

またしてもナイフアタック!

信じられないことに1回のゲームで2度のナイフアタック!
それを行ったN氏は2回とも成功させたのだ。

こうして我々側は全滅して敗退したのである。

この戦闘について

それにしても恐るべきはやはりナイフアタックだ。

彼は巧みに進路上に待ち伏せ、不意に遮蔽物から手を出してナイフアタックを敢行、成功させたのである。

もちろん、それからしばらくは伝説として語り継がれ、彼は我々のヒーローになったのは言うまでもない。

終わりに

というわけで、ナイトゲームでの単独対多数戦において、不利な状況を逆手に取って素晴らしいファイトを見せた参加者の話でした。

ナイフアタック、なかなかお目にかかることはありませんし、私自身も成功させたことは数えるほどしかありません。
意図的に仕掛ける、というよりは偶然やりやすかったから、ということが多かったと思います。

サバゲーされる方々は、ナイフアタックが認められているゲームならば、挑んでみるのもいいかもしれませんね。

それでは今回はここらへんで☆

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