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私のサバゲー戦史55「夜間砲戦」

こんにちは☆

私はモスカートを使用した野砲をいくつかこれまでに製作しているのですがそれをサバイバルゲームに投入するとなかなか面白いです。
防弾板を装備したものなのでそれ自体がバリケードの役割りも果たします。(防弾板への被弾はセーフ扱い。厳密にはウエポンヒットを取られないという特殊ルール)

砲撃速度は10秒弱に1発くらいですが近距離ではかなりの制圧力があります。

今回は野砲、というか対戦車砲が登場するお話。

私のサバゲー戦史「夜間砲戦」です。

それではまいりましょう!

参加者の状況

その日のサバゲーは夜間戦で8人が集まって行われた。
電動ガンは使用せず全員がエアコキガスガンを装備した。
そしてこの日の戦闘には対戦車砲が投入されることになった。これは私が自作したもので第二次世界大戦中のドイツ軍のものをモデルに作ったものだ。
実物に似せて作ってあるが大きさはいくらか小さくしてある。口径は40㎜で40㎜モスカートを砲弾として使用する。
砲弾は二種類あり、1つは装填弾数が少なくて射程が長いもの。もう1つは装填弾数が多くて飛距離は短いものの近距離での制圧力が高いものだ。これをそれぞれ甲弾と乙弾と呼んだ。
出撃に当たって対戦車砲は甲弾を8発、乙弾を2発携行することとした。
私はマルシン製M712(固定スライドガスガン)を装備して砲を操作する。
他の参加者はボルトアクションライフル(VSR10やU10)の者もいればマルイのガスブロのM9装備もいる。
あとはマルイ製エアコキアサルトライフル(ワルサーMPLUZI)が占めた。

フィールド環境

フィールドはある大きな建物の外周である。
南北に長く建物に沿ってコンクリートの道がある。
南側はコンクリートの道の外側に植え込みがあってその先は広場になっている。
広場の南東角に木があって簡単なバリケードとなっている。

東西は広い平地に囲まれていて機動を取りやすい。
南と西側は街灯が照らしていてある程度明るいのだが北側と東側は街灯の光が届かないためにかなり暗い。

作戦要項

今回のゲームは4対4に分かれての殲滅戦である。
我々は南側から出撃して北部から現れる敵を会敵、殲滅する。
対戦車砲はウエポンヒットが適用されないのでこれを盾に前進、砲撃を行うものとする。その他の歩兵は砲の側面を支援するものであるが砲を囮としてそれを攻撃してくる敵を狙撃するということも重要な役割とした。
つまり見えにくい角度の通路へ出るときはまず対戦車砲が出る。大きくて目立つからそれを見た敵が撃ってくる可能性は高い。
敵の居場所を特定したら側面の歩兵がそれを捕捉して狙撃を試みる。狙撃による撃破が困難な場合は対戦車砲を前面に押し立てて前進、砲撃を加えつつ敵を駆逐する。

我々はまず東側から回り込んで北側の通路を襲撃する。
味方の一人は西側へ展開して西側からの敵の侵入を防ぐ。
万が一敵が西側から大部隊を投入してきた場合は我々も西側へ戦力を向ける。

ということが打ち合わせられて開始合図を待った。

出撃

ゲーム開始の合図があった。
我々はまず対戦車砲を南側広場から東側通路方面へ押し出した。
大きく重いので走って移動できるようなものではない。
ズルズルと押して歩く感じだ。
私はすぐに敵に遭遇してもいいように1発目の砲弾を装填した。
東側通路に差し掛かったときに建物の北側角から敵が現れた。

向こうもかなり驚いたらしい。
「うわっ!対戦車砲だ!」
と叫ぶのが聞こえた。
しかしすぐさま敵の射撃が始まったので私は慌てて防弾板の背後へ身を隠した。
敵の撃ったBB弾がバシバシと防弾板に当たる。
反撃しようと砲身仰角を調整して発砲した。
ドン!という大きな音がして白い生ガスが砲口から噴き出した。

しかし私の砲撃はわずかに左に逸れて建物の壁に当たった。
それでもかなりの威嚇効果があったようで敵は幾分怯んだ様子だった。

私は急いで次の砲弾を装填した。対戦車砲は砲撃の隙間を狙われると危険だ。
しかしこのときに私の左後方にいた味方が建物の角から身を乗り出した敵を狙撃、撃破に成功した。
装填中は無防備になってしまうので私はハンドガンを抜いて用意しつつ戦闘することにした。

しかしすぐに次の敵が現れた。
私は防弾板に被弾しながらも砲を建物北東角まで押し込むことに成功した。

味方が砲の側面からその敵に攻撃を加えて撃退。
敵は退却を始めた。
私はそれを砲撃した。
砲撃は建物の壁に当たったが跳ね返った弾がその敵に当たった。

こうして東側に侵入してきた敵は撃破された。
残りの敵はおそらく西側へ向かったようである。

それならばこのまま北側を突っ切って西側へ向かった敵の背後を叩くべきだろう。

私は味方の支援のもとに砲を建物沿いの通路に押し上げた。

危険な回廊

通路は地面より高いのだが所々に階段があって一時的に地面と同じ高さになる箇所がある。
ここをうまくやりすごさないと前進に手間取るだろう。
北側の通路は静まり返っていたのだが、奥にある西側のフィールドでは銃声が聞こえる。どうやら西へ向かった味方が交戦中のようだ。
しかし先程の戦闘で対戦車砲の発砲があったせいかなんとなく敵はこちらの存在に気付いているようだった。
敵の一人が建物北西角から時々こちらを覗いているようだ。
距離があるし暗いのではっきりは捉えられていないようではあるのだが。

やがて我々は階段がある地点に差し掛かった。

ここで敵の思わぬ反撃を受けた。

フィールド西側で挟撃を受けた敵の残存部隊が脱出をはかろうと反撃してきたのだ。
敵は我々が主力であるとわかっていたようでこちらを牽制しつつ前進を阻み、南部を突破して逃げようとしていた。

突撃!

私は敵の退路が確保されてしまう前に勝負を賭けるべきと判断、突撃を行うことにした。

連れていた味方2名に通路外側の平地から砲撃に連動して突撃するように指示、私も砲撃後はハンドガンで突入。

「いくぞ!」
建物角から見え隠れする敵の姿が一瞬角の向こうへ消えた。

そして再び敵の影が見えた瞬間に私は砲撃した。

砲撃に驚いた敵が角から引っ込んだ。
「今だ!」
そのタイミングで味方が突っ込んでいった。

私も対戦車砲をそこに放棄して突撃に加わった。

敵はまた顔を出したがそのときにはもう我々の突撃を押さえ込めない位置になっていた。

「うわー!」
敵は叫びながらこちらを撃ってきた。突撃中の味方一人がやられたが私と残ったもう一人がその敵を集中攻撃して撃破した。

残りの敵は建物西側にいる1名のみ。我々は突撃の勢いを保ったまま西側のフィールドに踊り出た。

残った敵はフィールド奥に逃げながら応戦してきたがここで南の味方が呼応して攻勢を仕掛けた。
こうして敵は殲滅されてゲームは終了した。

戦闘終了後

対戦車砲はそれなりに活躍したように思う。
戦果は1だったわけだが、砲撃はかなりの威嚇効果があるようだ。
防弾板の装備もフルオート相手でないなら有効でバリケードとしての役割をよく果たした。
ナイトゲームだったことも良かったかもしれない。射程としては電動ガンなどには及ばない面もあるので接近戦が発生する夜戦では活躍の可能性が大きいように思う。
今後も出撃の機会があれば活用してみよう。

終わりに

というわけで今回は対戦車砲の参加ゲームでした。
まぁ対戦車砲といっても外観がそれに模しているというだけで実際に戦車を撃つわけではないんですけども。
本物の対戦車砲が歩兵の支援のために砲撃しまくっていたのと同じですね。ただモスカートの砲なので本物のように射程が長くないのが惜しい。
ホップが搭載されていない銃ばかりのサバゲーならばかなりの火力を発揮するのかもしれません。
今時なかなかそんなことはないかもですけども(笑)

写真はこの戦闘で使用されたものと同型のM712だ。

それでは今回はここらへんで☆

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