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サバゲーで装備する銃とその役割について

こんにちは。

今回は装備する銃とその役割についてをお話しようと思います。

現在のサバイバルゲーム

現在、サバイバルゲームの場というものはどうなのでしょうか。

有料フィールドが増えて、近年ではサバゲーをするために設計された場所というものが、多くなっているように思います。

あらゆるシチュエーションを想定したフィールドが多いとは思いますが、逆に屋外の広大なフィールドというものはどのくらいあるのでしょうか。

というのも、実は電動ガンというのは、そのサイズや仕様によって射撃特性が非常に多様なのです。

例えば屋外の広大なフィールドで大遠距離での撃ち合いが発生するようなシチュエーションでは、銃の特性はかなり顕著に出ます。

具体的に言うとあくまでも個人的な感覚ではありますが、40メートルという距離がひとつの区切りになると思います。

現在一般的に市販されているトイガン

現在一般的に市販されているトイガン、それもBB弾を発射するエアガンというものは各型式のものも総合してだいたい水平射撃で50メートル前後の飛距離があります。

ハンドガンサブマシンガンで40~45メートル、カービンクラスの銃やアサルトライフルでおよそ50~55メートル程度です。

何かしら特別なカスタム、改造がされていても、普通は60メートル飛ぶかどうかくらいの弾の飛距離なのです。

ただ、命中精度となるとかなり違いがあり、狙ってだいたい当たる距離となるともう少し短くなります。

ハンドガンは30メートルくらい、サブマシンガンでも40メートルを越えると弾が散らばり始めて命中しにくくなるのです。

カービンクラスの銃がサブマシンガンと同等かややうわ手、アサルトライフルでも射程ギリギリの50メートル付近になるとかなり弾道が悪くなります。

ホップの性能で飛んでいる弾は時間が経つほど失速し、着弾する寸前ではやっと飛んでるだけになります。

ホップアップの機能は素晴らしいもので、BB弾の飛距離を劇的に高めています。

弾そのものが揚力を持って浮かぼう浮かぼうとすることで、地面に近づくのを重力に逆らって先伸ばしにして飛んでいるわけです。

このため、ホップの回転が落ちてくると弾道は急激に失速して弾はポトリと落ちる。

普通にボールを投げたときのように放物線を描いて落ちるのではなく、急にぷつりと切れたように弾が落ちます(多少の惰性はありますが)。

この弾道の性能というものが、発射するエアガンのインナーバレルの長さや発射の際に使用している空気の量によって変化するわけです。

屋内のフィールドのようにあまり遠距離での戦闘がないならば、むしろ小さくて取り回しの良い銃が良いでしょう。

しかし屋外の大遠距離での撃ち合いとなるとそうはいきません。

エアガンから発射された弾はどんどん飛んでいきますが、次第にその速度を失い、速度を失えば気流の影響を受けやすくなっていきます。

そうなると狙ったところに当たらないということが出てくるわけです。

当然のことですが、サバゲーでは相手の反撃もあるわけで、遠距離で敵と遭遇して撃ち合いになるとお互いに撃ちまくっているのに互いに当たらないということもしばしばあります。

サバゲーにおける戦術

さて。ここで重要になってくるのが戦術です。

皆が皆同じタイプの銃を装備しているわけではないならどうなるでしょう。

射程が短い銃を使う人は敵にうまく接近しなければなりません。

しかしどう接近するかということになります。

そこでいわゆる「支援」や「援護」というものが必要になるわけです。

小さくて取り回しの良い銃を持っている人は身軽で動きも早い。

だから機動性を生かして能動的に攻撃を仕掛けられます。

一般的にはアタッカーと呼ばれる役割です。

これを少し後方から支援するのがミドルアタッカー。

サブマシンガンなどよりは大きくて射程が長く、マガジン容量も多いアサルトライフルが適しています。

身軽とまでは行かないにしても、長めの射程を生かして先鋒のアタッカーを助けると良いでしょう。

カービンクラスの銃はこのアタッカーとミドルアタッカーの両方をこなすことができるタイプの銃と言えます。

ここで機関銃はどうかということになります。

そもそもサバイバルゲームの現場で、純粋に機関銃と呼べるものがどのくらいあるのか。

サバイバルゲームにおける機関銃の定義

サバイバルゲームにおける機関銃の定義は様々ですが、私の解釈ではアサルトライフルと同等かそれ以上の射撃性能を持ち、アサルトライフルよりも遥かに多い装弾数を持つものではないかと思います。

多い装弾数を持つということはそれだけ巨大なマガジンを備えているということにもなり、必然的に大きくて重く使いにくい銃になると思います。

実銃の世界とは違うので銃本体はアサルトライフルと同等のサイズや重さであっても、マガジン容量を拡大しておけば機関銃としての運用は可能です。

生粋の機関銃としての製品より、アサルトライフルに大容量マガジンを搭載して即席の機関銃として使っているのをよく見かけます。

機関銃の役割はその巨大な攻撃力を生かすこと。

機動性が低くても火力の大きさは十分に驚異になると思います。

有効に扱うには熟練が必要な特殊兵器ではありますが、例えばアサルトライフルの相手と撃ち合っていても、機関銃ならば相手より高い密度の攻撃を相手より長い時間持続できるのです。

この特性を生かすことができれば、大変な戦闘力となるでしょう。

多くの場合は機関銃がアタッカーを支援することが一般的です。

機関銃が撃ちまくっている間は敵が遮蔽物に退避している。

その隙をついてアタッカーが前進し、いいポイントを奪取。

そこから有利に撃ち合いを進める、というわけです。

(もっとも、相手の頭を完全に抑えるような援護射撃は本当に高い熟練度を必要としますが)

例ですが第一次、第二次大戦期のドイツ軍は逆の運用をしました。

火力の大きい機関銃を攻撃の主役と捉え、歩兵(ライフルマン。

現在のアサルトライフルを装備する兵士)がそれを支援する。

機関銃の側面を歩兵が防御し、機動性の悪さをカバーしつつ、大火力で制圧するというものです。

実際に私はサバイバルゲームでは長年機関銃手をしていましたが、この戦術を取ったことがあります。

少人数で多数の相手と戦うときにはとても有効でした。

サバイバルゲームにおけるスナイパーについて

おっと。そういえばスナイパーというものもありましたね。

スナイパー、すなわち狙撃兵の役割はなにかというと、基本的には単独での敵の足止めではないかと思います。

命中精度を高めた銃というのは多くは単発のボルトアクション式か、電動ガンでもセミオートのものがほとんど。

というのはフルオートでの射撃というのはかなり弾道が悪くなるからなのです。

このため火力的には高くなく、むしろフルオートの相手に対してはかなり劣性となります。

基本的には見つかりにくいように隠れ、一撃で相手を倒すという戦術になります。

見つかりにくいようにするため、大人数での行動は避けるべきでしょう。

結果的に正面から大々的に攻めて積極的に攻撃に出るというよりは、見つかりにくく行動して待ち伏せる感じになります。

単発の射撃は銃声もほとんど聞こえず、不意打ちで飛んでくる銃弾は驚異です。

ということで、今回は主に屋外の大フィールドでの装備銃による役割分担の話でありました。

サバゲーを楽しむ際には、ぜひその銃の特性を生かせるといいですね。それでは。

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