こんにちは☆
今回はサバゲーの一種であるヒストリカルサバゲーについてちょっとだけお話ししてみようと思います。
サバゲーをしていると時々ヒストリカルサバゲーという言葉を聞くことがあると思いますが、果たしてそれは一体なんなのか?というあたりを紹介していこうと思います。
ヒストリカルサバゲー
さてさて。問題のヒストリカルサバゲー。
これはですねー、つまり「歴史的な戦争ごっこ」という色の強い遊びになります。
ものすごく簡単に言いますと歴史上実在した時代の軍隊の服装や装備を再現しつつその時代の雰囲気を楽しむというかなりマニアックなゲームなのです。
サバゲーではあるのですがどちらかというとコスプレ的な要素が強いわけです。
一応BB弾が出るエアソフトガンで撃ち合うのでサバゲーではあるのですが、ゲームで優位に立つために銃を実際にはない形に改造したりということは基本的にはしません。
気分や雰囲気に沿う
つまりわざわざ現代よりも劣った装備や銃を身に付けてその装備や銃を当時の兵士の気持ちになりつつ扱いながら戦闘する、という感じになります。
通常のサバゲーでは絶対に使わなさそうな装備品でも(水筒や背嚢など)できるだけ歴史に忠実にというコンセプトから身に付けて参加するのが普通。
鉄製のヘルメットが重いだとか昔の制服が動きにくいだとかも時代を感じるリアルさの一つとして楽しまれるわけです。
ヒストリカルサバゲーの種類
あまり一般的ではないサバゲーではありますが、ヒストリカルサバゲーにもそのイベントごとにコンセプトがあります。
今回は「第二次世界大戦で行こう」とか「第二次世界大戦でもヨーロッパの戦いで!」とか。さらには第二次世界大戦のヨーロッパの戦いでも「ノルマンディーの戦い」で!とかあるわけです。
そういうコンセプトに合わせて参加者はそれに合わせた時代の装備品を身に付けて当時の兵士になりきるのですね。
そして映画のワンシーンを自分たちで演じるような気分で参加するわけです。
よくあるヒストリカルサバゲー
第二次世界大戦のゲームが多いようですが、中には第一次世界大戦、日露戦争、太平洋戦争、ベトナム戦争など色々なシチュエーションがあります。
ゲームそのものの内容も歴史上起きた戦闘の状況を再現していたりというのもあったりして面白いです。
例えば「○○軍が○○という地区で敵の○○軍に包囲されている!」とかそういう状況からスタートしたりします。
第一次世界大戦のヒストリカルサバゲーで固定銃座となっている重機関銃に対してボルトアクションのライフルのみで戦うとか。
通常のサバゲーならばアサルトライフルを使えば優位に戦闘できますがそれはそれ、第一次世界大戦時代にはアサルトライフルは存在しないわけでして。
歩兵がボルトアクションライフルしか持っていない時代に機関銃と戦うのがいかに凄まじいものであったかを痛感できます。こういうのがヒストリカルサバゲーの醍醐味なのでしょうね。
勝ちに行くというのはもちろんありなのですが、わざと華々しくやられてみたりというのもよくある話だったりします(笑)
写真はナチスドイツ軍型のヘルメット。実物で鉄製であるのでかなり重い。ただし第二次世界大戦時のドイツ軍のものではない。同型の別の国の軍隊のものと思われる。
ヒストリカルサバゲーならではの特殊ルール
実は通常のサバゲーにはない特殊ルールというものもいくらかヒストリカルサバゲーにはあります。これはゲーム会にもよるのですがちょっと紹介してみましょう。
例えば撃たれたらその場に倒れる!これはリアルさの追究から行われる場合があるようです。
かなり厳しい装備品の縛りがあることもあり、イベントの趣旨に合わせた服装や装備品でないと参加できないこともあるようです。
(例えば第二次世界大戦のヨーロッパ戦線ならばその戦闘に参加したその時代の軍隊の装備、もしくそれに似ている装備であることなど)
それから機関銃の制限があることも。
まず第二次世界大戦や第一次世界大戦ゲームで使用される機関銃の場合はその時代に実在した機種である上に一定以上のサイズ、重量を持つものであることという条件があったりします。
機動性を悪くさせるために大きく重くという状況を生み出させるために取られるルールなんでしょうね。
条件に満たない重量の場合は体に不足している重量ぶんの重りをつけられることもあります。
この遊びの欠点
ヒストリカルサバゲーにも欠点はあります。
一番はやはり軍装品が全体的に高額であること。
実在した歴史的な軍装品はやはり値段がかなり高いです。
実物の軍服であろうがレプリカであろうがとにかくお金がかかります。
銃もエアソフトガンの中ではかなり高い部類のものが多い。
そういう意味では誰もが気軽に参加できるゲームではないように思います。
それから軍服というものが一般的な人に与える心理的な要素があまり良くない。
サバゲーそのものがエアガンで撃ち合うわけですからあまり良いイメージを持たれにくいわけですが、それ以上に実在の軍服は強い負のイメージを持たれやすいと言われています。
なので場所は選びますね。所定の場所でしかできないという意味でもあまりお気軽に開催できるわけではないのでしょう。
最後に
ヒストリカルサバゲーは現在はエアガンを使い、一応はサバゲーの一部として定着してはいます。
しかし昔はモデルガンを用いて弾は出ないものの音と気分を楽しむものとして行われていることもありました。
弾が出ないわけですから撃たれたかどうかもそれこそ気分!だったりしたんですねー。
これからもこういうのは行われていくのでしょうけど、この手のゲームはどちらかというと海外のほうが盛んなようです。
やはり日本は敗戦国なのでなおさら戦争に対して厳しい目を向ける国民感情がありますし。
とてもマニアックな遊びですが興味がある方は調べてみてもいいかもしれません。
写真は東ドイツ軍のオーバーコート。デザインがナチスドイツのものに似ている上に比較的これらの実物軍装品の中では安価なほうでもある。それを利用してナチスドイツ軍の軍服の代用としてもよく使われる。映画の撮影用の衣装としても使用されることがあるそうだ。
それでは今回はここらへんで☆