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「マルゼン製ワルサーPPK/S」【ガンレポ25】

こんにちは☆

暑い季節がやってきて、ガスガン、特にガスブローバックはこれから!という気運になってきていますね。

そういえば様々なメーカーがガスブローバックを発売しているようですが、
最近はアサルトライフルのガスブローバックガンが多く発売されつつあるようです。
このあたりはなかなか面白い流れだなと個人的には思っています。
これまで、長い銃のガスブローバックってなかなか無い存在でしたからね。

さてさて。それでは久しぶりにガンレポいってみようと思います。

今回は「マルゼン製ワルサーPPKS」です。

これはガスブローバックで、マルゼンが発売しているものとしては比較的古くからあるモデルです。

それではぼちぼち見ていくことにしましょう。

ワルサーPPKS

実銃としてのPPKは、ドイツのワルサー社が開発した警察用拳銃。
PPKはその原型となったPPという拳銃があります。

これはポリスピストルと英語で言ってもわかるように、それの頭文字を取ってPPと呼ばれたもの。

このPPを小型化して改良したものがPPKとなるわけです。
Kは短縮を意味するクルツの頭文字だと言われたりもしますが、実際には刑事用を意味するクリミナールの頭文字です。

ではPPKSは?
というのはPPKSはアメリカへの輸出用ということだそうです。
アメリカでは小型拳銃に規制があるらしく、これに対応するためにPPのフレームにPPKのスライドを搭載したものです。

マルゼン製ワルサーPPKS

マルゼンのモデルはガスブローバックで、さすがワルサー社と正式に契約しているだけあって素晴らしい仕上がりとなっています。

マルゼンはもともと、かなり昔からPPKSのガスガンを発売していました。
ブローバックのものの前には固定スライドガスガンを発売していましたし、これも何度かマイナーチェンジして製造が続けられていました。

ガスブローバックが登場した時期にはワルサー社と契約していたようで、かなり実銃の動作を正確に再現していると言われています。

スライドの停止を解除する動作やスライドセーフティの動きなどもリアルですね。

セーフティレバーの動きは同社のワルサーP38も同様の動きを再現しています。
このあたりは素晴らしいの一言に尽きますね。

射撃性能

パワーは小型のガスブローバックガンということで0.5J前後でした。
これは個体差がある可能性がありますが、そんなに違わないとは思います。

弾道はわりと素直で、命中精度も良好のようです。
実を言いますと、私は同社のP38をもっているのですが、それよりは良い精度が出ているのではないか?という感触はあります。

射程について

弾道は良好と書きましたが、BB弾そのものの飛距離はおそらく水平射撃で40メートルほどではないかと思います。

屋外で撃ち比べた感触ではマルイのエアコキハンドガンのほうが、やや飛んでいるように思いました。

マルイ製エアコキハンドガンは18禁仕様のもので、水平射撃で47メートルという記録が私の手元にあります。
この記録は、ほぼ無風の屋外で50メートル巻尺を使用して測定したもの。

ただしガスブローバックガンは(固定スライドガスガンでも同じですが)、撃つほどに冷えてガスの気化率が低下するので、連射するほどにパワーが落ちていきます。
その関係で射程も次第に落ちていくものと推定されます。

サバゲーでの使用

もともと護身用に近い存在なのではないか?と個人的には思います。
他の大型のハンドガンに比べると、発射性能はやや劣ります。

しかし小型ゆえに携行性は非常に良いと言えます。

本当に予備としての持ち込みを想定するならば、このくらいでも十分なのではないか?とも思います。

また、狭いインドアフィールドや近距離戦が発生しやすい夜戦などの環境下では活躍するのではないかとも。

マルゼンPPKSにサイレンサーを装備する

このマルゼン製ワルサーPPKSには純正交換型のアウターバレルがあります。

インナーバレルはそのままですが、アウターバレルを交換することによって専用のサイレンサーを装備可能にできます。

サイレンサーは細身のクラシックなタイプが似合うと思いますので、こういう組み合わせもいいかもしれません。

ちなみに今回ご紹介しているものにはそのオプションのアウターバレルが組み込んであります。
オプションのものはシルバーフィニッシュされていて、エジェクションポートや銃口付近が銀色になります。
良いアクセントになりますね。

マルゼンPPKSのガス漏れ

ご存知の方も多いかもしれないのですが、マルゼン製のガスガンは全般的に注入バルブが弱く、購入してから年月が経つとガス漏れを起こすことが多いです。

これは原因がなんだ?ということになるのですが、注入バルブに付属している小さなOリングの劣化によるものと思われます。

マルゼンでは、このトラブルに対して「起こり得るもの」というように捉えているようで、修理に出すと対応も早めで直してもらえます。

あくまでも私個人の考えですが、使わない時にガスを抜いてしまうとそうなりやすいような感じがします。

ガスガンって、新品で購入したときというのは、ある程度ガスが入ってる状態であることが多いように思います。(射撃できるほどではないにしても)

出荷寸前に機能をチェックしたためか、それとも部品の保全のためか。

ガスが抜いてあるとパッキンなどが環境の変化で収縮したりしてそのまま変形してしまうんじゃないかなと思います。

ガスが入っていれば、圧力が掛かっているので変形しにくいってことかもしれんですね。

マルゼン製ワルサーPPKSまとめ

ということで今回はマルゼンのガスブローバックワルサーPPKSについてのお話でした。

小型ゆえになのかもしれませんが、撃った時の反動は強めに感じます。

まぁもともとマルゼンのガスブローバックハンドガンは、どれも強い反動があることで知られてはいますが。

サバゲーなどで使わなくても、コレクションとしてもとてもいいアイテムだと思います。

おすすめですよー。

さてさて。それでは今回はここらへんで☆

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