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リボルバーとオートマチックの違い。エアコキやガスガンの特性

こんにちは☆

 

巷では色々なガスガンが発売されていると思いますが、今回はその色々なガスガンについてのお話をしてみようと思います。

といってもなんでもかんでもというわけではなく、主にリボルバーとオートマチックの違いについてのことを触れていこうかと思います。

 

それではまいりましょう!

実銃としてのリボルバー

ではまず、実際の銃としてのリボルバーについて。

リボルバーは日本語訳すると回転弾倉式拳銃と言います。これには様々なタイプがあり、設計もかなり古くからされてきました。

連発式のハンドガンとしてはかなり古典的なタイプですが、優れている部分も多くあるので現代でもしっかりと需要があります。

まず型式ですが、大体は3通りあります。これは主に弾薬の装填に関する部分です。

 

まず、現在一般的なのがスイングアウト式。回転する弾倉部分(シリンダーと呼びます)をまるごと銃の側面に振り出すことができるため、撃ったあとに弾を再装填するのがやりやすいようになっています。

次がトップブレイク。これは中折れ式とも呼ばれます。銃身付け根部分で銃身と機関部側が折れ曲がるようになっています。

この機構のおかげで非常に素早いリロードが可能となっています。オープン状態にするとシリンダーに残っている薬莢が自動的にまとめて放り出されるので次弾の装填は早くできるのですが、構造上の欠点として強力な弾薬を使用できないという側面も持っています。

現在ではほとんど廃れてしまった型式ですが、第二次大戦頃の英軍のエンフィールド拳銃などはこの形式を採用していますね。

 

最後にソリッドフレームと呼ばれる固定式弾倉のタイプ。これは西部開拓時代に使用されたSAA(シングルアクションアーミー)などが採用していた型式。

シリンダーが完全に固定式となっているために撃ったあとの空薬莢の排出はローディングゲート(弾薬装填用の扉)を開いて1発ずつ取り出さねばなりません。また、再装填も面倒で同じくローディングゲートから1発すつ装填するしかないです。

 

しかし、構造が非常に単純なので頑丈で壊れにくいので強力な弾薬を使用できるという特性があります。また、部品点数が少なくコストが低いのも特徴となっています。

リボルバー式ハンドガンは多くが5~6発ほどの装弾数となっていますが、近年では8発以上の弾数を持つものも登場しています。この場合は口径の小さい弾薬を使用するものになりますけどね。

 

マルシン製スーパーレッドホークのシリンダーをスイングアウトした状態。

 

こちらはスーパーブラックホーク。マルシン製のガスガン。ソリッドフレームというタイプで、弾の装填には非常に手間が掛かる。

実銃としてのオートマチックについて

続いてオートマチック。いわゆる自動拳銃について。

オートマチックのハンドガンは主に弾薬の発射の際の反動などを銃の作動に利用し、撃ったあとの空薬莢の排出と次弾の装填を自動的に行うタイプのものを言います。

 

グリップ内などに弾倉があり(一部にそうでない位置のものもある)、素早く弾倉を交換することが可能なため、連射するのに適しています。また、弾数がリボルバーに比べると多いです。マガジンは基本的には着脱式で、大型のマガジンを使用することによって装弾数を増やすこともできます。

射撃を始めると動作の関係でハンマー(撃鉄)が常に発射準備状態になりますので、トリガーがかなり軽いのも特徴です。

少し関係ない部分になりますが、オートマチックの場合は構造的にフルオートのモデルがあります。これはマシンピストルという位置づけになりますが、これはリボルバーには不可能なものでオートマチックならではのものと言えます。

 

 

実銃としてのリボルバーとオートマチックの欠点

やはりいずれの型式にも欠点はあるもの。

 

リボルバーの欠点というのは先ほども少し触れましたが、まず弾数があまり多くない、連射がしにくいという点があります。この関係で軍隊や警察はオートマチックが登場してからは主にオートマチックを軍用とするようになりました.

 

欠点というのはそれぞれに色々とあるものではあるのですが、比較してみると意外と対照的な部分が多いということに気付きます。

 

例えばリボルバーは構造が単純で頑丈、部品点数も少なくて安価な側面がある代わりに作動としては連発の際にダブルアクションでの発射が基本になるのでトリガーがある程度重くなってしまう。

オートマチックは逆で、リボルバーよりも構造が複雑で部品が多く、ほんの少しの異常でも作動を遮る場合がある。スライドなどの大きな開口部は異物の侵入を許しやすく、心配な点もあります。

その他の部分としてリボルバーはシリンダーと銃身に継ぎ目があり、ここから発射のガスが漏れてしまう欠点があります。

これは色々な部分に影響を出します。

まずこの構造の関係でリボルバーは全般的に発射音が大きくなりやすい。

そしてこの継ぎ目のせいでサイレンサーの効果があまり高くできないとも言われています。

継ぎ目からガスが漏れると書きましたが、それは銃弾の発射には影響はないようですが若干のパワー低下は起きるようですね。この部分で発射ガスが逃げてしまうわけなので。

 

そういえば少し話が逸れるのですが、リボルバーの機構を利用したライフルも昔は作られていたようです。

これはレバーアクションやボルトアクションが登場する以前の時代のもので、リボルバーハンドガンの銃身を長くしてストックを付けたような感じです。

あまり実用的ではなかったようで、それほど長い期間は使用されなくて間もなく廃れてしまったとか。

 

エアソフトガンのリボルバーとオートマチック

それではエアガンのリボルバーとオートマチックについての話をしていきましょう。

 

エアガンにもリボルバーとオートマチックがあり、これらは主にエアコキとガスガン、一部に電動ガンがあります。

エアコキの場合は全ての操作を手動で行うわけなので、リボルバーは実銃と同じと言えます。

実銃と同じようにカートリッジにBB弾を詰めて使用するカート式というタイプがエアコキリボルバーでは一般的です。

クラウンのハンドガン用のカートリッジ。これはパイソン用だ。これだけでもなかなか雰囲気がある。

しかしオートの場合は一射ごとにスライドを操作しなくてはならないという点が実銃とは大きく異なり、リアルではないと言えます。

ガスガンでもリボルバーとオートマチックは発売されていますが、こちらは少々複雑。

リボルバーはカート式とそうでないタイプがあります。

オートマチックもガスガンではブローバックと固定スライドという2種類があります。

ブローバックのオートハンドガンは動きが非常にリアルですし、現在はガスハンドガンの主流となっています。しかしごく一部には固定スライドガスガンもあります。

電動ハンドガンは固定スライドが一般的ですが、対象年齢が低いものを含めるとブローバックもあるにはありますね。

クラウンのダブルデリンジャー。これはリボルバーでもオートでもない。わずかではあるが、こうした全く異なる型式の班dpガンも存在する。これはエアコキで、ハンマーを起こす動作でコッキングする。

エアガンとしてのリボルバーの利点と欠点

 

 

果たしてどのような利点や欠点があるのか?というところに触れますが、リボルバーのエアガンってどんな利点があるのか?と聞くと、実は実用面ではあまり良いところが無いのでは?と個人的には思います。

利点というわけではないのですが、カート式のモデルの場合は雰囲気はすごく楽しめます。

実銃とほぼ同じ操作感を楽しめるという点は大きいのではと思います。

 

実銃についての項目でも触れましたが、エアガンのリボルバーにも同じ欠点があります。

シリンダーとバレルの隙間からの圧力漏れです。

このためにエアコキだろうがガスガンだろうがリボルバーはここで大きなパワーロスを起こしてしまうのです。

厳密に言うと、もう一か所、発射の圧力を逃してしまう箇所があります。カート式リボルバーの場合はカートの後方のフレーム側からガスやエアーを吹き付けてBB弾を発射するので、カートとガスの噴出口のところにも隙間ができてしますのです。

カート式リボルバーの場合はインナーバレルを通過するまでに2か所も圧力低下する場所があるということです。

この欠点をある程度克服した機種が、シリンダーにガスを注入してカート式ではなくしてしまったタイプのリボルバー。

タナカのペガサスシステムなどがこの設計のものです。

この場合は小型のオートマチック並みの性能が出ていたりするので、リボルバーが抱えている欠点をある程度克服しているとも言えますね。

シリンダーにガスタンクがあるので通常のカート式リボルバーとは異なり、フレーム側とカートリッジの隙間は無いことになります。これだけでもかなり大きなメリットになっています。

その代わりにリボルバーとしてのリアルさは失われているとも言えます。

 

タナカワークスのペガサスシステムを搭載したパイソン。

 

リボルバーのカート式って実銃と同じ装弾数であることが魅力でもあるわけですが、これが装弾数の不足を招いているとも言えるわけで、サバゲーでは不利になる要因の一つになっています。

タナカのペガサスシステム搭載リボルバーだと、装弾数もオートマチック並みです。

まさにリアルさと引き換えに手に入れた実用性ということになりましょう。

ガスリボルバーのスーパーレッドホーク。これはマルシン製のものでカート式である。

 

エアガンとしてのオートマチックの利点と欠点

 

 

エアコキのオートマチックは、先ほど触れたようにコッキングする動作のために連射性能は低いです。

ガスブローバックは動作はリアルですが、ガスの消費量が大きくマガジンの冷え早いです。

こうなると気温の低い時期には比較的早くに撃てなくなることがあります。

また、実銃と共通する部分ですがやはりスライドなどの大きな開口部はゴミなどの異物が入り込みやすいので注意が必要です。

固定スライドガスガンのオートマチックは動作のリアルさは無いものの、最も安定的な性能を発揮します。

大きくガスを消費しない上にチャンバー付近の気密性が非常に高いためにパワーロスが少ないのです。

ちなみにガスブローバックのハンドガンはサイレンサーを取り付けてもほとんど効果を出しません。これは開口部付近からの音漏れが激しいためだと言われています。

これに対してエアコキや固定スライドガスガンにはサイレンサーは極めて有効です。

消音効果が非常に大きく、場合によっては無音に近い射撃を行えるものもあります。

こちらはマルゼン製のガスブローバックのワルサーP38。冷えにはあまり強くないので、暑くない時期に撃ちまくると作動しなくなることがよくある。

 

固定スライドのM93Rマシンピストル。これはMGCの製品で現在は絶版だ。

古い製品だが名作と呼ばれるもので、現在でも好んで使用している人がいる。

リボルバーとオートマチックの違い。エアコキやガスガンの特性まとめ

 

ということで今回は実銃の話を織り交ぜながらオートマチックとリボルバーについてのことを書きました。

どちらがいいかと言えばそれは微妙なところです。

エアソフトガンの場合、サバゲーで使用するならばオートマチックのほうが適しているのか?とも思えますね。

しかしこのあたりは実銃でも軍隊が自動拳銃を使うようになった事情に似ていると思います。

やはり短時間に大量の弾を撃てるということは大きな利点ですしね。

装弾数の多さやトリガーの軽さから来る高い命中精度は魅力的なもの。

 

私自身がサバゲーをやるので、どうしてもサバゲーで使うならどうだ?と考えてしまうところはいけないかもしれませんね。

どうしてもオートマチックのほうをひいきしてしまう(笑)

個人的には実用面という意味ではオートマチックを推しますが、外観の好みではリボルバーのほうが好きです。

 

この複雑な感情(笑)なんともならんですね。

 

 

それでは今回はここらへんで☆

 

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