こんにちは☆
今回は電動ガンのインナーバレルの長さの違いによる命中精度の違いを検証してみました。
一般的には長いインナーバレルほど遠距離まで正確に撃てると言われていますが、実際のところはどうなのでしょうか?
これを比較実験を行うことで実際に検証してみました。
一般的に言われている説が正しいのか?それとも新事実が判明するのか?
非常に興味深いところだと思います。
それではまいりましょう!
実験に使用する機材
今回の実験では東京マルイ製の電動ガンを使用します。
インナーバレルの長さによって、どの程度の違いが出るのかを見るわけですから、インナーバレルの長さが大きく異なる機種を使用します。
両方ともほとんどノーマルで、比較するにはちょうど良いのではないかと思います。
ただしパワーは多少の差があり、89式小銃は0.8J前後、MP5Kは0.7J前後のパワーとなっています。これはスプリングを交換していないノーマルでの数値。(いずれもホップオフの状態でのパワーですので、ホップをかけることでさらにパワーは落ちます。流速チューンではないので)
実験方法
あらかじめ広い平地で巻き尺を使用して距離が正確に測定できる環境にしておきます。
まず、両方の銃の水平射撃での飛距離を測定。
次に30メートル地点に一斗缶を標的として設置。
約50発ほど射撃しつつ標的に命中した数をカウントします。
それから一斗缶の設置位置を5メートル、10メートルと遠ざけていき、標的への命中弾数がどのように変化していくのかを見ていくわけです。
服装がやや保護色のためにわかりにくいが、巻き尺に沿った位置にミリオタちゃんが立っている。ミリオタちゃんが立っている位置は60m地点で、射撃する位置から見るとかなり遠いのがわかる。
前に最大射程の検証の際に判明したことだが、仰角を付けて撃てばこの距離でもBB弾は届くだろう。
今回の実験に使用した東京マルイ製のMP5K。ハイサイクルバージョンではなくノーマルのほうだ。
こちらは東京マルイ製の89式小銃。電動ガンだ。現在はガスブローバックも発売されているので、混同しないように注意が必要。
実験開始
まず、両方の銃の水平射撃での測定です。
使用したBB弾は全て東京マルイ純正の0.25g弾です。
意外な結果でした。
89式小銃は53m。
MP5Kは51mという結果となりました。
インナーバレルが長くても短くても、水平射撃でのBB弾の飛距離はほとんど同じということのようです。
射撃実験で89式小銃を射撃するミリオタちゃん。この銃は非常に重いので、こうして構えているのがかなり大変なのだそうな。
それでは気になる精度の実験です。
射撃する場所は屋外のため、ゆるやかな横風がありました。
まず30m地点ではどちらも大きな違いはなく、MP5Kも89式も同じくらいの命中精度でした。
全体の7割くらいが命中する感じです。
40mになっても大きな変化は起こらず、両方とも3~4割くらいの命中精度を維持していました。
ただ、この時点で射手からの視点では若干MP5Kの弾道が散らばり始めている感触はありました。
しかし45mでは大きく差が出始めました。
89式小銃では2割前後の命中が確認されたのですが、MP5Kについては一気に命中する数が減ったのです。
この時点でMP5Kは1割弱の命中に留まりました。
標的をMP5Kで射撃するミリオタちゃん。
この距離になるとかなり技術が必要になるが、コツをその場で説明すると難なく命中させていた。
運命の50m、ついにMP5Kは命中ゼロになりました。89式はまだ1割程度ではあるものの命中しました。
射程ギリギリに至るまで89式小銃は一斗缶に命中する能力がありました。
MP5Kは50mに達すると急激に精度が落ち、標的付近に飛んで行っているもののピンポイントでの射撃は無理のようです。
89式小銃はやや仰角を付けて射撃を続行。
55mでもまだ命中しました。
最後に89式小銃にはライフルスコープを搭載して、仰角射撃による60mの実験でも命中弾を出しました。
MP5Kは仰角を付けても届きはするものの命中は無かったです。
検証実験からわかったこと
今回の実験では概ねインナーバレルの長い銃のほうが長距離まで正確に射撃できるということがわかりました。
89式小銃とMP5Kでは、実際にこれらの銃を装備してサバゲーするとしたら89式小銃側は45m以上で優位に立ち、50m以上でMP5Kを圧倒できるということになります。
つまり戦術としては89式小銃を使ってMP5K装備の相手と戦うならば、いかに接近させないようにするかということ。
逆にMP5K使用側はいかにして懐に飛び込んでいくかを工夫すれば良いということになる。
ただ、今回の実験ではパワーが同等ではないという要素が含まれています。
もしもMP5Kを89式と同等のパワーに引き上げた場合にはどうなるのか?
パワーが高ければ、それだけ弾道の直進性は向上する可能性が無いとは言えないですね。
電動ガンの命中精度検証まとめ
ということで今回は命中精度の検証実験でした。
もっと正確にデータを出すのであれば、パワーを同等にしたほうがいいのかとか、消耗品であるチャンバーパッキンの状態を考慮して新品に交換した上でやったほうがいいんじゃないかとか、思いつくことは色々あるにはあります。
ひとまずノーマル状態でのこの2機種についてはこれがある程度の目安にはなると思いますが。
おそらくの予測ではありますが、この中間の長さのインナーバレルを持っている銃はどうなのかというと、それは多分この中間の性能になるのではないかと思います。
逆にもっと長いインナーバレルの銃はどうなのだ?とか、ハンドガンだったら?とか色々ありますね。
でも89式小銃よりも長いインナーバレルを持つ銃ってあまりたくさんは無いような気がします。
89式が最長のインナーバレルを持っているというわけではないのですけどね。
さてさて。
そんなわけで今回はインナーバレルの長さの変化による命中精度の違いを検証してみました。
これからもこういう実験を試してみようと思います。
それでは今回はここらへんで☆
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