こんにちは☆
ちょっと面白い検証実験をしてみましたので、その結果報告ということで。
今回は電動ガンの「最大射程」はどのくらいなのか?という検証です。
果たして機種による違いやインナーバレルの長さによる変化は?
個人的にも気になる検証だったので、今回試してみることにしました。
過去には水平射撃による飛距離は測定しているのですが、仰角をつけての飛距離というのはどのくらいなのかというのは「多分このくらいだろう」という憶測はあったものの、正確に測定したことは無いんです。
それで今回はそれを試してみることにしました。
実験に使用した機種
今回の検証実験に使用した機種は以下です。
検証実験時点での仕様も記載しておきましょう。
☆スカーL
東京マルイ製次世代電動ガン
カスタムは行わず、完全なノーマル状態。
☆AK47
東京マルイ製スタンダード電動ガン
内部カスタムあり。サイクルはノーマル。パワーはホップオフで0.92Jほど。ホップオンの状態で0.83J。
カスタムバレル、カスタムチャンバーパッキン使用。
☆M3グリースガン
ICS製電動ガン(海外製)
内部カスタムあり。サイクルはノーマル。パワーはホップオフで0.92Jほど。ホップオンで0.81J。
チャンバーパッキン、メインスプリングなどをカスタムパーツに交換。
※グリースガンのみホップを意図的に強ホップにしてみました。
実際のサバゲーでは弾道が上がりすぎて、地面すれすれの標的にヒットしにくい程度のホップ。
(ただし上がりすぎてしまうほどではない)
検証に使用したスカーとAK。
こちらがグリースガン。
測定環境について
測定は長大な直線が確保できる屋外で行いました。
巻き尺を使用して正確に測定。
気温は22度くらい。横風がややあり。
70m地点に観測員を配置し、着弾した概ねの位置の平均で測定。
射撃は全てフルオートで行い、セミオートでの測定は行っていません。
射撃の仰角を少しずつ上げていき、最も遠くに着弾した位置を記録。
使用したBB弾は全てSⅡS製の0.25g弾を使用。
非常に良い天気。
道沿いの奥、右側に着弾観測のためにミリオタちゃんが立っているが、あまりに遠いのでわかりにくい。
彼女が立っている地点が撮影地点から70mである。
こうした巻き尺で測定する。巻き尺があると飛距離の測定はしやすい。
測定の結果
では結果を書いていくことにします。
結果は概ね以下のような状態です。
☆スカーL
73~74m
☆AK47
75m~78m
☆M3グリースガン
74m~76m
強ホップ時
80~85m
でした。
意外にもサブマシンガンであるM3グリースガンがよく飛んでいるのがわかります。
検証結果からの考察
検証結果からわかったことは、意外にも飛距離があるのだな、ということ。
100mというのはほぼ達成不能の距離であることはわかります。
(一部、ネット上には100mを超えるような飛距離を出せるカスタムがあるという情報が出ていますが、これらはなにか特殊なカスタムをしているのか、それとも「実際にはわからないけど、多分そのくらいは飛んでいるように見える」というものなのか不明)
実験的にホップを強くかけてみたM3グリースガンの成績がずば抜けて良かったのも驚きでした。
しかしホップのかかり具合というのは射手の好みがあるので、ちょっとわかりにくい部分ですね。
私はサバゲーで使用する電動ガンを調整するときに、あまり上に浮き上がらないように弾道調整します。おそらくこの調整のためにAK47の飛距離が強ホップ状態のグリースガンより劣ったのでしょうね。
グリースガンは試験的に私がゲームでは絶対にしないレベルの浮き上がり方をする状態での測定をしてみました。
大遠距離については、強ホップのほうが飛ぶようです。
実際にグリースガンのホップのかかり具合をAKと同等にしてみたところ、飛距離は74m程度だったので。
次世代電動ガンのスカーはノーマルでこの飛距離か!と思えば優秀なのでは?とも思います。
その他の気づいたこと
AK47とスカーについてはライフルスコープを搭載して射撃しました。
M3グリースガンはマウントベースがないので非搭載でしたが。
射撃した際のBB弾の弾道の感触では、グリースガンの弾道が一番悪く、早くから広範囲に散らばっていました。
スカーは比較的最初から微妙に散らばった弾道でしたが、そのまま範囲をあまり拡大せずに飛んでいくような感じでした。
集弾性能としてはカスタムAKが最も良好だったように感じます。
(ただしこれは遠距離戦を意識したカスタムによる成果と思える)
ホップ調整による変化は大きい
それから、どうやらホップ調整というのも「最適」という感覚はあまり正確ではないのかも?と思いました。
何を称して「正確」なのか「最適」なのかにもよりますが、例えば水平射撃でBB弾が到達する距離というのは、これもやや上がり気味の弾道のほうが飛距離は出ます。
しかし上がり気味に調整してしまうと、逆に届くものの当たらなくなる。
狙って命中させるならば、個人的にはあまり強ホップにしないほうがやりやすいのではないか?とも思います。
飛距離と命中精度を同時に高性能化するというのは、おそらくは相反するものということなのかもしれませんね。
最大射程測定まとめ
ということで今回は、電動ガンの最大射程を測定するという実験でした。
ホップを強くかければ遠くまで飛びますが、標的に命中させるという意味では非常に難しいでしょうね。
70m地点であっても目標地点のはるか上空を狙って撃つわけです。
地面には広範囲に散らばって降ってくるので、狙った位置に落とすのはとても至難の業ということになります。
狙って命中させられるのは、せいぜい60mくらいかな?という印象でした。
それでもかなりの距離があるので、BB弾がそこに到達するまでに時間が掛かります。
その間に目標が移動してしまうことも考慮しなければなりません。
まぁそれはそれとして、どれもかなり遠くまで飛ぶ性能があるということは確実に判明したということですね。
こうしたデータをサバゲーでの射撃に役立てられたらいいなと思います。
それでは今回はここらへんで☆
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