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私のサバゲー戦史54「機関銃支援」

こんにちは☆

私個人のことなのですが私が活動してきたサバゲーフィールドは非常に広大な平地フィールドが多かったので遠距離戦がよく発生しました。
毎回必ず同じ場所というわけではないので当然そのときによっては近距離戦もありましたが。
もちろん広大な平地フィールドでも遠距離から敵が見えるというだけで近距離戦闘も発生しなくはない。

私は機関銃手を長年やっていたので余計に遠距離からの撃ち合いに慣れていました。しかし時には私が機関銃を使うのではなく、機関銃装備の味方を支援するもいうこともしました。

今回もそんな話ですがいってみましょう。

今回は私のサバゲー戦史「機関銃支援」です。

参加者の状況

その日のゲームは10人が集まって行われた。
5対5に分かれての殲滅戦である。
この頃の私はほとんどのゲームに機関銃装備で参加していた。
しかしこの日は味方のS君が「たまには機関銃手をやってみたい」というので急遽私は機関銃を彼に貸し、私自身はAK47で出撃することにした。

他の参加者もAKが多数だったがP90M4も含まれていた。

この時にS君に持たせた機関銃はG3ベースのオリジナル機関銃である。
カスタムガンで内部の性能は引き上げられている上にG3ゆずりの高い命中精度や長大な射程はしっかり生かされている。
巨大なマガジンを搭載していて火力はかなり高い。

フィールド環境について

フィールドは東西に長い川沿いである。
南側は川が迫っていてコンクリートで整地されているので起伏はほぼ無い。
そこから少し地面が高くなった中央ルートがある。
中央ルートはそれこそ見通しの良い平地で所々に低い草があるが大きな遮蔽物がほとんど無いのでここを進むのはもっとも危険であろう。

北部はさらに高台になっている。この北部ルートだけは草木が多くあって見通しがかなり悪い。
それでも東西を貫く道があるので接近戦もこの地点では多く発生する。

つまりこのフィールドは近距離戦も遠距離戦も発生するという複雑な場所なのである。

作戦立案

我々は出撃に当たって作戦を立てた。
我々は西側から出撃するわけだが部隊を二手に分けることにした。
北部の高台方面に主力3名を展開させる。北部ルートは見通しが悪いのでおそらくは混戦となって膠着するだろう。
そこで私とS君で打撃部隊を構成して南側の川沿いから敵の監視をかいくぐって前進し、敵の側面を一気に叩くのである。
私はいつもなら機関銃を装備するのだが今日はその役をS君に任せる。私は機動性の悪い機関銃の側面を防御し、敵の所在を確認して彼に敵のいるポイントを攻撃させるのだ。

出撃!

ゲームが開始された。

私は予定通り南側の川沿いに降りて前進を開始した。

敵も南側に2名を繰り出してきた。

私は機関銃よりも前へ出て叫んだ。

「援護を!仰角射撃だ!」

敵は我々の装備している銃ほどの射程がない。
撃ってくるものの彼等の撃ったBB弾は我々のいるところより遥かに前に着弾していて届かない。
それもかなり広範囲に散らばって飛んできている。

機関銃がうなりを上げて射撃を開始した。
突進する私の頭上を機関銃の弾が飛び越えていく。
敵はその射撃に怯んで回避行動を取ろうと後退し始めた。
私は空かさず一気に走り込んで距離を詰めると手前の敵に一連射浴びせてすぐに下がった。
一瞬だけ射程内に飛び込んで一撃かけてすぐに離脱するのである。
この攻撃で敵の一人が倒された。
残った敵はたまったものではないと思ったのか斜面をかけ上がって中央ルート~北部へと退却していった。
こうして我々は南側を制圧して前進を開始した。

攻撃起点確保

南側は地面がだいぶ低いのでここを通過するときは陸路側からはほとんど見えない。
頭を上げると狙撃されたりするので注意を払いながら進む。

私が先行して敵情を探りつつ機関銃を先導する。

私は陸路側を時々覗きながら敵の展開位地を把握していった。

機関銃のS君は私の後方15メートル付近をついてくる。
機関銃は長くて大きな銃なので素早い射撃態勢が取りにくいのだ。それであらかじめどこに敵がいるかを知らせて射撃準備を整えてから仕掛けるのである。

途中、フィールドの真ん中あたりの中央ルートの北部よりに敵2名を確認した。しかし我々はこれを攻撃せずに奥へ奥へと進んだ。

敵方は陸路側の戦闘に気をとられていてこちらには全く気付かなかった。

こうして我々は敵に発見されることなくフィールドを縦断、東側の端まであと数十メートルというところまで来た。
もうここらでいいだろう。

そっと私は頭を上げて陸路の様子を伺った。
先程やりすごした敵はまだ前方に夢中だ。
その少し後方(つまり我々に近いほう)の北部に更に2名の敵が見えた。彼らは時々川沿いのほうを見ながら戦闘している。
我々が川沿いから突入してくるのを気にしているのだろう。
しかし我々はすでに彼らが警戒している地点を遥かに通りすぎているのだ。

S君が私に追い付くのを待って攻撃位置を指示、いよいよ仕掛けることにした。

手前の2名を機関銃で掃射、私は前方の2名を警戒する。
背後から攻撃を受けたとなると相手もこちらを振り返る可能性が高い。
振り返ったらできる限りの邪魔をして敵の反撃を妨害するのだ。

攻撃を敢行

S君がゆっくりと斜面を登って機関銃を構えた。
私も斜面を登り警戒に当たる。

機関銃が射撃を開始した。
手前にいた敵は一瞬なにが起こったかわからなかったようだったが瞬く間に2名とも撃破された。

やられる際に発した敵の声で中央方面にいた敵がこちらを振り向いた。

「ああっ!」

かなり距離があるのに敵の驚く声が聞こえた。
私はそれを見ると斜面から飛び出し、撃ちまくりながらかけ中央平原を北へと駆け抜けた。
その私の行動を敵が追いかけている間にS君が狙いを定めて撃ち始めた。

移動中の私のばらまきが運良く命中して敵の一人が倒れると、混乱したもう一人の敵は退却しようとした。
しかし逃げ場は北部方面しかない。
それも西から攻めている味方の主力が押さえている。

万事休した敵は叫びながら撃ちまくってきた。

「うわああああ!!」

その直後にS君の攻撃でこの敵も撃破された。

こうしてこの戦闘は終了した。
終わってみると5人のうち3人はS君の機関銃によって撃破されていた。
私は結果的に2名を倒したがそのうちの1名はばらまきによるものなので偶然の戦果だろう。
北部方面に展開した味方は1名がやられたようだが結果的にはその損失のみだった。
圧勝だったと言えるだろう。
この戦闘では攻撃力の高い機関銃を有効に活用できたと思う。

終わりに

というわけでこのときのゲームでは機関銃が大活躍でした。
上手に援護してやれば巨大な火力を十分に発揮できるということですね。
機関銃単体では大きくて重くて使いにくいものではあると思いますし、機動性があまり高くないのでうまく使えないとカモなのでしょうけど。

そういえば第一次、第二次大戦の頃のドイツ軍では機関銃が攻撃の主体となって歩兵はそれを支援するという戦術を使ったとのことです。米英軍は逆で攻撃の主役は歩兵であり、機関銃はそれを支援したのだそうです。今回の戦術はおそらくドイツ軍的なパターンだったということになるのでしょう。

写真はこの戦闘で参加者が使用したのと同型のP90.

 

それでは今回はここらへんで☆

 

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