こんにちは☆
今回は機関銃についてのお話をしてみようと思います。
機関銃、というと皆さんはどのようなことを思い浮かべますか?
機関銃とは実はわりとしっかりした分類がされる兵器でもあるのです。それではまいりましょう☆
実銃としての機関銃
まず実銃としての機関銃について。
・機関銃が使用する弾薬
機関銃は以前にアサルトライフルの項でちょっとだけ触れましたが、フルロード弾(フルサイズのライフル弾)を発射するために作られています。アサルトライフルはフルロード弾に比べると短い弾薬を使用していますので、そのパワーの差は歴然としています。
同じくフルロード弾を使用する銃としてはバトルライフルが存在しますがこちらは個人が携帯する火器としてはかなり大きいものであり、弾薬のパワーからくる強い反動のためにほとんどはセミオートで使用されるようです。
機関銃はその銃本体の重さもあってフルロードの強い弾薬を安定的に、しかも大量に射撃するためにできています。
強い反動を生むような弾薬であっても高い命中精度を出すことができ、しかもバトルライフルとは比較にならないほど装填できる弾数が多い。大威力の弾を大量にぶちまける能力があるわけです。
この恐るべき性能の代償として大きく重く機動性に乏しいところが欠点でしょうか。
それでも軽機関銃と呼ばれる個人が携行して運用できる機関銃もあり、戦闘での火力は相当のものとなります。
機関銃は個人が運用する軽機関銃と複数の人員で運用する重機関銃とがあります。どちらにも転用できるものを汎用機関銃と呼びます。
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現在の機関銃
軽機関銃は現在では衰退してあまり存在しないとも言われています。これはアサルトライフルがかなり進化してきたせいもあるのかもしれません。
しかし重機関銃は現在も生き残っていて、車両に搭載されていたりします。
巨大な攻撃力の代償として失われ勝ちな機動性を乗り物に載せることで補っているわけですね。
実戦では常に真っ先に攻撃対象になります。
なにせ戦闘力が高いので早めに潰しておきたい相手、ということなのでしょう。
機関銃の歴史
さてさて。そんな恐怖の存在である機関銃ですが、これにも始まりはあります。
機関銃が登場したのは19世紀の終わり頃でしょうか。
歩兵が使う小銃がマスケット銃から進化して薬莢式となり、ボルトアクションライフルのような連発銃が生まれました。
このボルトアクションライフルの弾を効率よく大量に発射するために登場したのが機関銃です。
・水冷と空冷
現在の機関銃は概ねマキシム機関銃かホチキス機関銃の子孫だと言われています。
ものすごい火力を発揮しますがそのために銃身は猛烈に加熱します。300発も撃てば銃身は800℃くらいの温度になります。こうなるとそのまま撃ち続けては銃身がダメになってしまいます。
それでどうにかして銃身の
加熱を防ごうということになって銃身は色々な工夫がされていきます。
空気がよく通るように工夫されている空冷式、水で冷やす水冷式と登場しました。水冷式は水さえあればかなり撃ち続けることができるのですが、銃身を覆う水冷筒は大きくてかさ張るし重い。そして射撃の際にものすごい水蒸気を上げるので位置を特定されやすい。
結果的に次第に空冷式が主流になっていって現在に至っています。
サバゲーにおける機関銃
サバゲーにおいては、機関銃はあまり役に立たないと思われ勝ちです。
というのもパワーの規制があるために一定以上の射撃性能を上げることができず、そのくせでかくて重いから機動性が低いからです。
しかし実際にはアサルトライフルを遥かに超える装弾数を持っており、銃身も長いものが多い。
おかげで短いインナーバレルのものよりも遠距離戦での精度を高めています。
要は使い方の問題であって、活躍できるシチュエーションがある程度決まっているということですね。
遠距離まで見通しが良い開けた地形の場所では本領を発揮するでしょう。
サバゲーでは銃架に搭載して運用するような重機関銃はほとんど存在しないので、主に軽機関銃がメインに登場すると思います。
軽機関銃ならばアサルトライフルよりも少し機動性が劣る程度なので、フィールドによってはあまりその機動性の低さは問題にならないのではないかと思います。
下記は米軍の代表的な機関銃であるM60だ。電動ガンとしても発売されている。
サバゲーで機関銃を活躍させる
私はサバゲーでは機関銃を扱うポジションを長くしています。
その観点からお話しするのですが、機関銃というのは本当に特殊兵器なんだなぁとつくづく思います。
というのもアサルトライフルとかと同じように撃ったりするのではほとんど意味が無いのです。
アサルトライフルは細々とした状況に対応できるように設計されているわけですが、それに比べると機関銃というものは活躍できる状況が限定的と言えなくはない。
そこで機関銃の射撃技術について少しだけ触れておこうと思います。
・機関銃射撃のコツ
普通射撃というのは目標を点で捉えるものです。
故に点である目標に対していかに少なく正確に撃つかを重視するものです。
しかし機関銃というものはそうではありません。
目標を点として捉えるのではなく、面として捉えるものなのです。
敵を撃破するために撃つのではなく、敵を動けなくするために撃つというイメージのほうが近いでしょうか。
多くのサバイバルゲーマーがアサルトライフルに慣れているために機関銃を使いこなせていないのです。
当たらないとわかっていても支援のために撃つ、撃破できなくても敵を前進させなくさせる。
これこそがサバゲーにおける機関銃の役割ではないかと思います。
そういう意味では扱いに慣れが必要であるのでやはり機関銃というのは特殊兵器なんだなと思います。
かなり射手を選ぶということですね。
機関銃を有効に運用する
サバゲーで使用されている多くエアガンは、現在では電動ガンが主流であり、どれも高い連射性能を有します。
また、一般的なサバイバルゲーマーは機動力の高い装備であるようです。アサルトライフルはもちろんのこと、サブマシンガンやカービンなどを使うユーザーも多い。
機関銃はそれらに比べると、大きくて重いので機動性が劣ると言わざるを得ません。
その代わりに大火力を持っているとも言えるわけです。
もっとも有効に活用するのであれば、機関銃の周囲を歩兵が支援することでしょうね。
機関銃の死角になる位置から敵方に接近されないようにするだけで、大きな戦力になる可能性があります。
下記はRPKだ。アサルトライフルであるAK47の機関銃バージョンとして知られる。
サバゲーにおける機関銃について まとめ
ということで今回は機関銃についてのお話。
実銃の機関銃を撃つ機会などというものはおそらくは普通は無いのでなんともなんですが、サバゲーにおいては時々フィールドに登場するのを見かけます。
熟練度の高い射手が扱う機関銃は本当に脅威となります。
色々な種の銃が登場するほうがゲームとしてもおもしろいのではないかと思いますし。
さてさて。皆さんのサバゲー生活がより充実するように願ってやみません。
それでは今回はここらへんで☆