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東京マルイ製電動ガンのG3A3を分解してみた!


こんにちは☆

今回はちょっと手の込んだことなのですが、東京マルイ製電動ガンのG3A3を分解してみようと思います。

G3A3については私はもう15年以上サバゲーで愛用している機種でもあるので、もはや細部に至るまで完璧に覚えています。

ちなみにG3A3は現在マルイ製としては絶版となっており、SG1がフルサイズG3としては生産されています。

A3とSG1の相違点はハンドガード、バイポッドの有無、ストックのバットプレートの厚さとチークピースがあるか無いかくらいです。

他は完全に共通なので分解の手順などは共通です。

また、ミドルサイズとなるMC51はストックがスライドストックであることと、フロントが短いという違いはありますがほぼ同じ。

ハイサイクルモデルであるG3SASも部分的に異なるだけで、だいたい同じようなものでしょう。

私のG3は狙撃仕様としているので、所々に自作パーツが装備されていたりしますが基本的な分解手順は純正と同じです。

それではまいりましょう!

外装品をまず外す

外装されている後付けパーツは本来は搭載されていないものもあります。

私のG3はマルイ純正のマウントベースを使用してライフルスコープを搭載しています。

このマウントベースは旧型で、現在はローマウントタイプが主流となっているので生産されていないかも?

この旧型のマウントベースは、ワンタッチで取り付けや取り外しができるので非常に便利です。

それからキャリングハンドル。

これはマルイ製ですがエアコキG3の付属品です。

エアコキG3のジャンク品から転用したもの。

左右2発ずつのビスでアッパーレシーバーに固定しているだけなのでビスを抜けば外れます。

余談ですが、これはライフルスコープを降ろさないと使えないという配置ミス(笑)

ストック

まずストックを外します。

分解に当たってはバットプレートを外しておきます。

ストックはレシーバー付根の二本のボルトで留まってるだけなので、これを抜けば後方に外れます。

このボルトは少々特殊なやつで回していくと頭の部分と胴体が分離するタイプ。

左右から挟み込むような感じでしめられている。

この時にストック内部にあるバッテリーコードを引っ張りながらゆっくり引き抜いて行くのがコツ。

レシーバーから少し抜けるとメカボックス本体と連結されているコネクターがあるのでそれを外します。

これで完全にレシーバーからストックが分離します。

下記は現行で生産されている東京マルイのG3SG1。基本的な構造はA3と同じだが、狙撃仕様となっている。

レシーバーの分割

レシーバーは上半分のアッパーレシーバーと下半分のロアレシーバーに分割されます。

マガジンハウジング後方にる一本のネジを抜くと、後方にメカボックスを搭載したロアレシーバーが抜けます。


指差しているところがレシーバーを連結している部分のネジ。

このネジもストックのネジ同じタイプですが、ストックに使われているものよりも少し細いので見分けることは可能です。

アッパーレシーバー内

アッパーレシーバーは、普段の整備でも基本的にはここまでしか分解しないと思います。

というのもほとんど何も入っていないから。

ただしチャンバーインナーバレルは、こちら側に残るのでこれは取り出さないと整備できない。

チャンバーは後方に引き抜くことができますが、この時にホップ調整ダイヤルが脱落しやすいので注意。

まぁ仮に脱落したところでなんてことはないのですが。(簡単に戻せるので)


チャンバーとインナーバレルです。かなり長い。

チャンバーとインナーバレルの分離

ホップ調整ダイヤルを外すと露出するのですが、インナーバレルの下にあるロックブロックを外せばインナーバレルがチャンバーから外れます。

しかしチャンバーパッキンがインナーバレル基部に被っているので慎重に。

チャンバー内部に引っかけたりすると、パッキンがねじれたりして破れることが稀にあります。

このときにはホップはオフにしておくのがいいですが、G3の場合はホップ調整ダイヤルを外してしまえば勝手にオフになります。

チャンバー内の上に収まっているホップラバーが脱落しやすいので注意。

小さい部品なので無くさないように!

インナーバレルとチャンバーを分離したところ。

ゴムが凹んで戻らなくなっていたりすると、それは弾力が失われているというのとでもあるのでこの場合は交換できると良いです。

下記はG3SG1用のカスタムインナーバレル。G3A3もSG1と同じ長さのインナーバレルを搭載している。

ロアレシーバー

メカボックスの上半分がロアレシーバーから覗いています。

まず、メカボックス後方にあるプラスチックの部品を内側のネジを抜いて外します。

これはアッパーレシーバーとの間隔を埋めている部品。

ネジはメカボックス内部にあるスプリングガイドについているので注意が必要。

メカボックス分解時にスプリングガイド背面のボルトをしっかりつけておかないと、この部品が取り付けられなくなります。

グリップ下にある二本のネジを抜くと、グリップ内にあるモーターが取り出せます。

モーターを取り出すと、グリップそのものをメカボックスに固定しているネジか奥に二本あるのでこれも外します。

そうするとグリップがメカボックスから外れます。

次にセレクターを外します。

セレクター右側にある細いネジを外すとセレクター自体が抜けますが、このときに内部にあるワッシャを無くさないように気を付けます。

セレクターを外すとメカボックスがロアレシーバーから取り出せますが、このときにセレクターの部品がレシーバー内に残るので注意。

基本的には外れますので組み上げるときに忘れずに取り付けます。

メカボックス

さてさて。いよいよメカボックスです。

メカボックスは右側にある全てのネジを外すと開きますが、メインスプリングの力で吹っ飛ぶ場合があります。

ネジを外したらメカボックス後方からゆっくりと開き、完全に開く前にメインスプリングを後方に抜いてしまえば弾け飛ぶことを防ぎやすいです。

ネジは部分的に特殊なドライバーじゃないと回せない特殊ネジが使われています。

これに対応するドライバーを調達するか六角レンチで慎重にやるかです。

分解状態のメカボックス

内部は軽いカスタムがされているのがわかると思う。

以上の手順で分解を行います。

組み立てて行くときは、これを逆にたどっていけばいいということになりますね。

ここまで分解できれば、基本的にはだいたいのカスタムや整備ができると思います。

内部について

なんとなく写真でわかると思いますが、私はあまり多くのカスタムパーツを使用していません。

メカボックス側ではギヤもピストンもノズルもタペットプレートも純正です。

ピストンは若干の加工を施してはいますが、ほとんどそれ以上はなにもしていません。

特別に使用しているのはベアリングスプリングガイドとセクターチップのみ。

セクターチップはセクターギヤに取り付けられている青色の部品で、給弾を補助する機能があります。

もともと素性の良い電動ガンなので、社外品のカスタムパーツをほとんど使用しなくても充分な性能アップが可能です。

バレル側ではチャンバーパッキンをカスタムパーツに交換していますが、インナーバレルそのものはノーマルの純正です。

あまりタイトなバレルを使うのは好みません。

BB弾を選ぶことになったりもするし、サイクルがある程度高めならなおさらノーマルバレルのほうがいいです。

私のG3はハイサイクル化していませんが、それでもかなり高い発射速度です。

ノーマルのサイクルでもカスタムバレルのようなタイトバレルだと、ピストンが破損したりもしますから注意が必要です。

終わりに

ということでいかがでしたでしょうか?

フルサイズのG3は現在あまり使用する人が多くはないとは思うのですが、その派生型はそうでもないのかもしれませんね。

今回は分解についてのことでしたが、基本的にはマルイさんは個人による電動ガンの分解を推奨していません。

分解の痕跡があると修理を受けてくれなかったりもしますので、挑む場合はあくまでも自己責任で。

しかし知り尽くしていると、ちょっとした不調や故障も自分で即座に対応できたりもします。

そういうところは個人的にはいいかなと考えたりもしますが。

それでは今回はここらへんで☆

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