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私のサバゲー戦史42「ガンマンのように」

こんにちは☆

今回は恐るべきハンドガンナーのことを書いてみようと思います。
今回は私のサバゲー戦史「ガンマンのように」です。
それではまいりましょう。

古い西部劇には決まってものすごい早撃ちのガンマンが登場するものだが、もしもそういうようなサバイバルゲーマーがいたとしたらどうだろうか。
いや、サバゲーである以上は1対1で決闘するように素早くハンドガンを抜き、そして1秒でも早く相手を倒すということは基本的にはないのであるが。
それでもハンドガンを愛し、それを手足のように使いこなすとしたらそれはやはりガンマンと呼ぶに相応しいのではないか。

これは私が過去に出会った最強のハンドガンナーの話だ。

その日のゲームは8人が集まってのナイトゲームだった。
装備は皆バラバラで電動ガンもあればガスブローバックのハンドガンもいる。
ボルトアクションライフルショットガンもいるという多種多様な感じだった。
私は電動のMP5を装備して出撃。
この参加者の中では比較的火力が高いほうだった。

フィールドは南北に長い平地。
北側は大きな木がいくつかあるが草はほとんど無くて見通しは多少悪い程度だ。
中央は人工的な遮蔽物が複数箇所に設置されていて隠れやすい。

南側は平地だが起伏が大きく身を隠せるほどの深さの窪みがいくつもある。

我々は南から出撃して北側からやってくる敵と交戦しつつ、北部の端にある敵陣の旗を目指す。

いわゆるフラッグ戦であり我々の陣地にある旗を防衛することも目的とする。

制限時間は15分である。

我々は旗の防衛に1名を割き残りの3名で攻める。
時間が少ないことを考慮し、敵の戦力が手薄な箇所から戦線を突破、一気に敵陣に突入する。
私はフィールド中央から大火力で敵を牽制し、それを迎撃に出てくる敵を引き付ける。
敵にわざと反撃させて戦力配置を特定、手薄な場所が判明したら残りの2名がそこから突入する。

ゲーム開始。

私はすぐにフィールド中央に躍り出た。

私は囮だ。どんどん撃って来い!

すぐに敵方から反応があった。
北西方向に敵2名を発見。
これに対して銃撃を加えた。
東側からも反応があった。私は味方の突入路を確保するために北東方面の敵に攻撃を集中。
同時に北西側の敵にも牽制を加えて前進を阻んだ。

味方が敵の配置を把握して突入を開始した。突入は東側から行われた。
私の攻撃で身動きできなかった東側の敵を味方が接近して撃破。
こうして無人になった東側から味方は敵陣を目指した。

おそらく敵陣には守備が1名いるのではないか。

私は敵陣攻撃を味方に任せて北西に現れた敵を攻撃した。
フィールド北西付近は特に遮蔽物が少ない。
彼等は果敢に私に反撃するも火力に勝る私がこの戦闘を制した。
私は西側からの敵2名を撃破。
これで敵方は陣地守備が1名だけとなった。
こちらに損失は出ていない。楽勝かと思われた。私も敵を撃破後に中央から敵陣に向かった。

しかしこのあたりで異変が起きた。

フラッグに迫った味方2名が瞬く間に撃破されてしまったのだ。

「!?」
私は一瞬なにが起きたかわからなかった。

しかし味方2名がやられてすぐに中央東寄りを風のように駆け抜けていく人影を見た。
敵だ!
私はこれを撃った。
しかし暗闇を全速力で走るその相手を撃てずに取り逃がしてしまった。

敵は反撃でこちらに数発撃ってきたが私には当たらなかった。

しかしそのまま敵は我々の陣地に迫ったのだ。

これはまずいと思って私は急いで自軍陣地方向に引き返した。
敵はガスブローバックのハンドガンを装備したN氏である。

この時、私はそれを無視して敵陣へ向かい、旗を奪うことも考えた。
しかし私がいる場所はまだ敵陣よりも自軍陣地に近い。
旗を防衛している味方と挟撃すればこの敵を撃破できるのではないかと考えたのだ。

どのみち敵方は彼が最後だ。
彼を撃破しても我々の勝利である。

しかし実際にはそううまく行かなかった。

我々の陣地に突入した彼はあっという間に守備していた味方を近距離で倒してあっさりと旗を奪ったのである。

こうして私は生き残ったものの単独の敵に次々と味方が撃破されて全滅に近い打撃を受けた挙げ句に旗を奪われて我々は敗退した。

後で聞いたことだがN氏は物陰に隠れて待ち伏せ、ぱっと飛び出して目にも止まらぬ早さでフラッグに迫った2名を撃破。
我々の陣地に突入した際も守備していた味方の放ったショットガンの一撃を横ステップでかわしつつ反撃、これも撃破したという。

全て15メートル以下での戦闘だったそうである。
ルールがフラッグ戦だったこともあり、熟練者で火力の高い武装をしている私との交戦を避けてフラッグを狙ったのだった。

N氏は技術的にも戦術的にも優れており、圧倒的に優勢だった我々が負けてしまった。
この戦闘は我々の中では現在も深く記憶に残されている。


写真はガスブローバックのUSソーコム。この戦闘でN氏が使用したものと同型のものだ。

ということで今回は恐るべきハンドガンナー。
これに登場するN氏はもともとスポーツをやっていたこともあって身体能力がかなり高いです。
反射神経、動体視力はもちろんのこと、スタミナもかなりある人物です。
基本的にはサバゲーというのは単独での戦闘力はあまり問題にはならないと思うのですが、こういうことがあるとどうなんだ?と思ってしまいますね。

それでは今回はここらへんで☆

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