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私のサバゲー戦史19「背後からの逆襲」

こんにちはー!
そういえば先日、
久しぶりに昼間のゲームをちょっとだけしましたが、
やはりいいもんでした。

最近は夜間のゲームが多いもので。
個人的には昼間のほうが好きなんですよ。
でも昼間のゲームは夜間より技術が必要になることも多いし、
何より激しく動かねばならぬので人によっては苦手なのかもですね。

さてさて。では今回もまいりましょう。

今回は私のサバゲー戦史「背後からの逆襲」です。

フィールド状況

その日のゲームは、人の参加者で規模の小さいゲームとなった。
フィールドは南北に長い平地で東半分は深いブッシュ。

西側は起伏がない平地である。遮蔽物もほとんど無い場所のため、
ここで戦闘になれば激戦になるだろう。
遮蔽物の無い広い場所での撃ち合いは、長距離から始まることが多い。

自分も相手も、互いに互いを遠くから簡単に見つけることができるためだ。
(この戦いは私のサバゲー戦史「二人一組」と同じ日の同じ場所でのものだ)

作戦

我々は2名で北側から出撃し、
南側から進出してくる敵を撃破するわけだが、
このときはいつもと違った要素が存在した。

北側の我々の陣地付近には、
防弾板を装備した重機関銃が配備されていたのである。

人数の劣勢を補うためという名目で配置されていたのだが、
果たしてどれだけ使えるものだろうか。

この大型機関銃は、ほとんど銃座となっているため機動性は無いに等しい。

それでもどうにかして有効に活用しようと思う。

我々は先の戦闘で、
二人一組になって敵を各個撃破して勝利したのだが(サバゲー戦史「二人一組」を参照)、
敵もこれに対抗して対策を立ててくることが予測された。

なので今回は二人一組で攻撃することはせず、
通常の攻撃を実施することにした。
開始と同時に我々は陣地の機関銃を西側方向へ押し出し、
西から来る可能性のある敵に対抗する。

敵が西へ来るなら機関銃で迎撃し、
中央や東から現れる敵は、
極力待ち伏せで撃破しようということになった。
ある程度撃破して、
敵の戦力が減ってきたら手薄な方面から敵陣方向へ突入する。

ゲーム開始

私はひとまず機関銃を西へ押し出した。
味方は中央付近にて前方を警戒していたが、
早くも敵は西側方面から進入してきた。

私は機関銃を撃ちまくってこれを迎撃。
この機関銃は、特殊なもので1秒間に30発を超える発射性能がある。
防弾板への被弾はセーフであるので、
敵の弾が防弾板に着弾してもお構いなしに反撃した。
ものすごい弾幕のおかげで敵の前進は止んだ。

機関銃の猛烈な射撃で、相手は西側の平原への進出を諦めたようだ。
そのせいか敵は中央方向から主力をこちらに向けてきた。
機関銃は中央方向に対してはあまり有効に使えない。

銃架に乗っているために、持ち上げて使えないので茂みの向こうを撃てないのだ。
(機関銃の銃身は取り付け位置が低い。腰ほどの深さのある茂みに対しては弾が草に遮られてしまう)

私は機関銃を放棄、AK47Sに装備を切り替えて西側へ移動を開始した。
中央付近では味方が激戦を展開している。
チャンスだ。
私は低い姿勢で茂みに沿って進んだ。

中央方向からはガサゴソと茂みの中を動き回る音がする。
私は音を頼りに敵の潜伏しているだろう地点を撃った。
これで敵1名を撃破した。

中央で戦闘していた味方も、戦果1を報告してきたので残る敵は1人だ。

私は味方と合流して西側から南へ向かった。
残存する敵勢力は、東方向にいたようだが完全に見失っていた。
所在が特定できない相手は、
恐ろしいものでいつどこから仕掛けてくるかわからない。

それでも我々は進んだ。
警戒しながらフィールド南側の端までやってきたが、敵の気配がない。

おかしいなと思いながら、我々は来た道をゆっくりと引き返した。

もしかしたら東側の敵は、
そのまま進んで、我々の出発した地点付近に到達しているかもしれない。

その時、私の数メートル先を進んでいた味方が叫んだ。
「しまった!敵は機関銃を奪取!」

「なんだと!?」

味方の叫び声が終わらないうちに、
我々の使用していた機関銃を奪った敵が撃ってきた。

機関銃の位置は我々を完全に射程に捉えている。
猛烈な弾幕が襲いかかってきた。

「まずい!回避だ!」

ダダダダダダなどという銃声ではない。
バーーーーー!という連続した銃声だ。

「マジでかー!!」

味方は反撃を試みながら発砲するも、全身に銃弾を浴びて倒された。

私は間一髪でそれをかわして草むらに飛び込んだが、
次々と飛んでくる銃弾のためにそこから動けなくなってしまった。

「なんとかして側面に回り込まねば!」
私は意を決して飛び出したが、
敵はそれを予測していたようで見事に私を最良のタイミングで攻撃してきた。
私もそれに反応して銃座を撃った。

しかし、私の放った銃弾は防弾板にこそ命中したものの、
射手を撃破できなかった。
私もこの巨大な火力に捉えられ、
多くの銃弾を浴びてしまった。

無念の敗退

こうして我々は敗退した。

粘り強く見つからないように前進した敵の勝利だった。
それにしてもまさか自分たちの配備していた機関銃を奪われ、
それで撃破されるとはまったく予想外のことだった。

銃座を奪取した彼はヒーローとなり、
その後しばらくは語りぐさとなった。
映画の主人公がやるような素晴らしいプレーだったと思う。

後々に聞いたことなのだが、
彼はこの戦闘では自分の持ち込んだ銃をまったく撃たなかったそうだ。
奪った機関銃のみで我々を殲滅したのである。

終わりに

はい。というわけで今回はちょっとヒーローな話。
見事にやられました。あのときほんとに驚いた。

そんなこともあって、
やっぱりサバゲーは楽しいなとつくづく思います。
勝てばうれしいし負ければ悔しい。
それでも破れ去っても晴れやかな爽快感があります。


そんなゲームがまたしたいといつも思っています。それでは今回はここらへんで☆

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