私のサバゲー戦史131「大規模フラッグ戦Ⅲ(後編)」記録・日記

こんにちは☆

ということで今回は連シリーズ「大規模フラッグ戦」の最終話となります。
大混乱の末の結末とは?

それではまいりましょう!

ここまでの展開については前回の私のサバゲー戦史「大規模フラッグ戦Ⅲ(前編)」を参照ください。

北部への増援と中央の戦闘

私は北東部の敵部隊に中央から打撃を加えると、退却する敵を追尾中の北部の友軍に合流した。

中央方面には味方数名が残存して敵部隊の迎撃に当たっている。

中央での作戦は北部での戦闘を優位にしたが、敵の大部隊がこちらの所在を知るところとなったために大きな反撃を受けた。

中央の友軍はゆっくりと後退しながら時間稼ぎをする方向である。
敵の大部隊を中央に引き付けているので、南北の両サイドのいずれかが敵陣へ突入するのがいい。

先ほどの戦闘で敵の所在は概ね判明したと言えなくはない。

北部には退却中の敵部隊数名が残るのみだが、南部では10名前後の戦力が確認されている。

ということは、中央で大規模な攻撃を実施したのが敵の主力ということだろう。

中央の敵部隊は、北部から撤退した部隊が合流しているならば、かなりの数になっているはずだ。

南部からの伝令

北部の真ん中を突破して敵陣に接近中の我々に南部からの伝令がやってきた。

南部の戦場ではほぼ完全に膠着状態になっているというのである。

双方にそれなりの損失を出したものの、一定以上に接近せずに小競り合いになっているようだ。

こうなると攻めやすいのは北部だけということになる。
しかし敵の部隊配置が不明確なので、一度偵察を出すことにした。

偵察は3名で北部ルートから敵陣に侵入、状況を把握したら下がって情報伝達を行う。
現時点で我々がいる場所は敵陣のフラッグまでおよそ50mほどだ。
30mも行けば敵陣を確認することは可能だろう。

強行偵察

偵察に行くと言ってもほとんど少数で強襲するようなものだ。

北部の敵はほぼ一掃したものの、敵陣付近にはまだ人影が見えているのだ。

我々が援護射撃を行って偵察班が肉薄、敵陣北側に取りついたら状況を確認するのだ。

「援護射撃ー!!」

我々の援護射撃が始まり、偵察班は一気に前進を開始した。

わずかだった敵部隊はこの弾幕に驚いて退却していった。
チャンスだ。

しかしここで大変なことになった。

偵察として接近した3名のうち、2名が瞬く間にやられてしまったのだ。

敵陣に接近したところで猛烈な銃撃を受け、最後方を進んでいた者だけがどうにか退却できた。

我々の攻勢

撤退に成功した味方の話によると、敵の残存部隊がフラッグ周辺に集結して守備を固めてるということだった。

戦力は20名近くいるかもしれないというのだ。
敵の作戦は、どうやら大きな戦力による堅固な防御策ということか。

これは手薄なところからコマンド部隊を送り込むなどというようなことは不可能なのではないか。

早急に会議を開いた。

「どうする?」という問いに対して明確な案はなかなか出てこない。

そこで私は提案した。

「まぁ。受け狙い的な作戦だが、南北の両方から同時に全力突撃してはどうだろうか?南部の友軍が同意するかわからないが、同意するならば南北からの挟撃、攻撃を行わないならば我々北部だけで攻撃し、敵の注意を北部へ引く。敵の戦力がこちらへ向いたら、南部から突入をというのは」

この提案にそこにいた味方は全員が同意した。
「面白そうだ!やってみよう!」
ということになった。

制限時間が迫っているので、勝負はこの一撃が限界だろう。

華々しく壊滅して敗退するか、大きな打撃を与えて勝利できるか。

伝令が南部へ伝えて戻るのに急いでも5分はかかる。
そこからだと攻撃に使える時間は5分ほどか。

伝令が2名、急いで南部へと向かった。

突撃の実施

伝令は予想していたよりも早く戻ってきた。

南部の友軍は突撃を行うと伝えてきた。

「時間がない。行こうか!」

味方は銃を構えて突撃開始の準備をした。

後方を進むものが突撃の進路を支援する。
突撃する者は射撃しながら前進するのだ。

私は南部にも聞こえるように大声で号令を発した。

「行くぞ!突撃ーーーーー!!!!!!!」

皆が一斉に駆け出した。

激しい銃声がフィールドに響いた。

これに呼応して南部からも銃声が聞こえ始めた。

同時攻撃の開始はうまくいったようだ。

私は突撃波の真ん中付近にいた。

「敵陣方面から敵兵2名!迎撃!蹴散らせ!」

「撃て撃て!!」

突然の大騒ぎで敵方も驚いたようだ。

敵の数名が様子を見るためなのか迎撃のためか北部ルートに出てきた。

しかしこちらはすでに突撃態勢に入っていたので、彼らはこちらを攻撃する前に撃破された。

「行けるぞ!突っ込めーー!!」

敵の反撃が始まった。
こちらがしっかり見えていないのに、音や声を頼りに茂みの向こうから撃ってくる。

こちらもそれに応戦して、互いに見えない中での激しい戦闘になった。

「2時方向!敵の反撃が強い!」

「止まるな!撃ちながら進むんだ!!」

突撃中の我々は躊躇わないように心がけながら一気に敵陣北側に迫った。

南部でも同様に大きな前進があったようだ。

突撃の最前列にいた味方が叫んだ。彼のいる位置からは敵陣方面が見えたのだろう。

「敵陣付近、大混乱の模様!」

この時点でこちらは北部で2名ほどの損害を出していた。
しかしまだ攻撃力は健在だったのである。

「このままフラッグに肉薄する!突撃続行!!白兵戦だ!!」

「行けー!!」

白兵戦とは言っても殴る蹴る、切り付けるなどの攻撃をするわけではない。(当然そうした攻撃は禁止されている)

普段ではありえないような接近戦をするのでこう例えただけである。

しかし白兵戦という言葉の響きを聞いた皆は士気が大きく高まったようだ。
燃えるようなシチュエーションというやつだろう。

サブマシンガンショットガンを装備したものは腰だめで、大きなアサルトライフル装備の者はハンドガンを抜くものもいた。

最終局面

我々の突撃は大きな成果を上げた。

敵陣に到達、相手方は大混乱である。

叫びながら乱射する者、這うようにしてそこから逃げようとする者もいた。

我々は細い通路に沿って突入したが、同時に南部からの強襲も行われていたためにこちらばかりに攻撃が集中したわけではなかった。

敵の全戦力のおよそ半数がフラッグ周辺に固まっていたわけだが、大多数は中央方面に脱出しようとしているようだった。

それでも果敢に反撃しようとする者もいたが、前衛として突入した味方が的確に敵の位置を指示したために多くは撃破された。

南部から進出してきた友軍の姿が見えた。
もうこんなに接近していたのか!

フラッグまであと20mほどだ

背の高い草や木が多くあるために敵の姿をすべて捉えることはできなかった。

しかし頑強に抵抗する敵がどれだけかいたために、我々は敵陣のすぐ近くで足止めを受けていた。

それでもどうにかしてフラッグアタックを敢行しようと強引に前進を続けた。

しかしここで中央へ逃げた敵が引き返してきて、我々攻撃隊の側面を脅かし始めた。

「うぎゃああああ」

至る所で悲鳴のような歓声のようなものが上がっている。

異様な雰囲気だ。

私は2名ほどの手勢を連れてフラッグに迫った。

フラッグのすぐ後ろに陣取っていた敵1名を共同撃破したが、側面からの攻撃を受けて私を含む3名がやられてしまった。

その後数分のうちに激戦は終焉を迎えた。

敵方は大打撃を被りながらも時間切れで引き分けに終わったのである。

東京マルイ H&K MP5A5 電動ガン
マルイのMP5。今回の戦闘ではサブマシンガン装備の参加者の活躍が目覚ましかった。接近しての撃ち合いが重要なところで多かったせいなのかもしれない。

この戦闘について

当初の作戦通りに進まず、結果的には大規模な攻撃を行うことになっていった。

状況が作戦の遂行を妨げ、現場の判断で攻略戦術が変更されていったのだ。

結果は凄まじいものとなった。

いわゆる「玉砕」である。

ゲームが終了した時点で生存していたのは我がほうはわずか2名のみ。
敵方も同じようなもので5名だった。

味方側の生存者というのは南部に展開した部隊の者で、突撃を後方から支援していた班の所属者である。

つまり、突撃に参加した者は全員が敵陣の攻防戦で倒れたのである。
突撃は南北からおよそ20名ほどが仕掛けたわけだが、ごく短い時間のうちに非常に狭い範囲でこれほどの人数がやられるというのは過去に類を見ないものだった。

敵方もフラッグ陣地を最後まで守備したのは1名のみ。残りは中央へ脱出した連中が生き残った。
フラッグ付近で守備していた敵兵は10数名がこの付近で倒された。

考えてみると、参加者の総数が双方合わせて60名ほど。
そのうちのおよそ40名ほどがこの狭い場所で激戦を展開して倒れていったのである。

いかに激しい攻防だったかがわかるだろう。

終わってからの参加者たちは皆とても盛り上がり、晴れやかで楽しそうだった。

あまりに白熱した戦いに気分が高揚したのだろう。

たまには華々しくやられてしまうのもいい。

終わりに

ということで今回は連載最後の回となりました。

ちょっとした長編だったのですが、最後はやはり最後らしい結末でした。

皆活躍しながらも全滅に等しい結果になってしまった。

それにしても敵陣へ踏み込んだ時、相手方の守備隊がものすごく驚いていたのが印象に残っています。

多分、あの時彼らは我々の突入を予測してはいたのでしょうけど、まさか大部隊が大胆に一気に来るとは思っていなかったようです。

近距離からのものすごい接戦でしたが、不平不満やケガ人は出ませんでした。

みんなが大変楽しくプレーできたということなのでしょうね。

それでは今回はここらへんで☆

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