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戦時中の戦車について

2017.12.07

カテゴリ:その他

こんにちは☆

今回はちょっと違う話をしてみようかと思います。
今回は戦時中の戦車についてのお話。

戦車の歴史


現在の戦争や戦闘では主役のひとつを占めている戦車。そもそもそれがどうして登場したのか。
それは第一次世界大戦の頃に遡ります。

第一次世界大戦はそれまでの戦争とはけた外れに大きな戦いとなりました。
国家同士が巨大な軍隊を全面的にぶつけ合った戦争だったのです。
しかしこの時代はまだ19世紀の戦争のスタイルを色濃く残していて、開戦した当初はまだ馬と大砲という軍隊が主流でした。
歩兵は銃剣を着けて突撃を繰り返し、騎兵が馬で戦場を駆け回っていました。
しかしそれらの突撃を阻止するために生まれたのが機関銃です。
機関銃はこの頃にはすでに登場していましたが、まだ一部の国の軍隊が多く配備しているだけで全体を見ればあまり普及していませんでした。各国の軍隊も機関銃を配備してはいましたが数がそんなに多くなかったんですねー。
ドイツ帝国軍は早くから機関銃に着目しており少数の軍隊で大軍を食い止めたりする活躍を見せます。
これを見た各国もそれに続けと大量の機関銃を配備していきます。
戦場は歩兵の突撃をしにくくするための鉄条網が張り巡らされ、機関銃などの銃弾から身を守るために塹壕が掘られていきます。

敵味方互いが相手の側面に回り込もう回り込もうとして塹壕はどんどん伸びていき、戦闘は完全に膠着状態に陥ります。
これを打破するにはどうすれば良いのか?

そこで開発されたのが戦車です。
最初の戦車は農業用トラクターに装甲を施して武装させたものでした。
トラクターの重量で鉄条網を踏み潰して突破し、歩兵が突撃を行いやすくする目的で投入されたのです。
キャタピラを装備し、多少の起伏がある地形でも走ることができる。そして幅の狭い塹壕ならば乗り越えてしまえる。

これは恐るべき存在となりました。
戦闘力はそれほど高くないものの、機関銃や小銃、手榴弾でも撃破することが難しい。
歩兵が歩くくらいの速度しか出ないのですが、なによりも普通の攻撃を受け付けない巨大な鉄の乗り物が襲ってくることは歩兵たちに心理的に大変な威圧感を与えたのです。

最初に戦車を実用化して戦場に投入したのはイギリスでしたが、かなり有効な兵器だったためにこれまた各国が真似て戦車を作り始めました。

兵器の進歩は凄まじく、ごく短い期間でどんどん発達していきます。
第一次世界大戦が終わりに近付く頃にはその後の時代に主流になった形に近いスタイルのものが登場し始めました。

装甲を持った車体、キャタピラの駆動系、車体上に旋回式の砲塔を持つ。このデザインが完成されていきます。

九七式中戦車

戦車の運用思想


第一次世界大戦末期には戦車同士の戦闘も発生。
それまでは戦車は歩兵を支援する役割りがメインでしたから戦車を相手に戦闘することは考慮されていませんでした。
ここらへんで各国の戦車に関しての運用思想が分かれていきます。

戦車は歩兵を支援するものであり、戦車と戦うのは速射砲、つまり対戦車砲や野砲の役割とする国と、戦車そのものに戦車と戦闘する能力を持たせようとする国とに分かれていきました。

日本やドイツは前者であり、戦車隊の戦車は軽くて足が速くて機動性の高いものが主力でした。
歩兵を支援するのが目的なので敵の機関銃陣地などを破壊するための能力は持っているものの厚い装甲を持つものを攻撃するには力不足でした。

第二次世界大戦に突入し、ドイツ軍はソ連との戦いで強力な装甲を持つ戦車に多く遭遇します。(それより前のフランスとの戦いでもドイツ戦車が太刀打ちできない戦車に遭遇していますが数が多くなかった)
ドイツ戦車はソ連のT34やKV1などに対抗できず、急遽威力の高い戦車を大量に作らねばならなくなりました。
新開発するには資金と時間が掛かるため、既存の戦車の主砲を強いものに替えていくことから始めました。
こうして本来歩兵支援用の4号戦車は長砲身の貫通力が高い主砲を装備するようになります。

日本軍は更に大変でした。
日本軍の戦車は基本的には大陸で戦うことを前提にしていました。
ほとんど装甲戦力を持たない中国軍相手の戦争が続いていたので戦車を相手に戦うことは無いに等しく、戦車を戦車で撃破するということは考慮されていません。それに日本は島国であるため、船に積んで運ぶことも設計に含めねばなりません。
結果的に小型で軽量な戦車が生まれていきました。
それから戦車というものは装甲を施しているので非常に重い。
出力の高いエンジンを開発できるかも関係したので、日本はそっちには遅れを取っていたのも手伝って大きく重く強力な戦車を実用化しにくかったのもありました。

苦戦する日本軍戦車隊


日本は米軍の戦車相手にかなり苦戦を強いられます。
ドイツ軍と同じように既存の戦車の主砲をより強いものに変えることで対応しようとしますが、そもそも車体が大きくないので限界もあります。
日本軍は九七式中戦車の主砲を強化したりしましたが、それでも米軍のシャーマンなどに太刀打ちできにくかったといいます。
それからは最初から戦車との戦闘を考慮した戦車を開発していきますが、結局終戦までにほとんど間に合いませんでした。

戦闘力と数の力


余談ですがドイツやソ連の戦車はすごいです。
ドイツのティーガーやパンター戦車に対しては米軍のシャーマン戦車はかなり不利だったとされています。

ソ連軍や米軍はドイツ戦車に対しては能力的に及ばなかったのですが質的な劣勢を数で補って勝利しました。
第二次世界大戦は本格的な戦車同士の戦闘が多く発生した戦争です。
この頃もまだお国柄のようなものが兵器にも現れているような時代であったようです。


最後に


月日が流れて現在ではどの国の戦車もハイテク機器に身を包み、そんなに大きな違いは無いように感じます。
ただ設計された時代が新しいものほどやはり強いのだと思います。

パンターA
おっと。長くなりましたね。
今回はちょっと戦車の話。
そんな歴史も面白いものですね。

それでは今回はこのへんで☆