サイトアイコン ミリヲタ・サバゲー・サバイバルゲーム情報

東京マルイ製電動ガン FA-MAS【ガンレポ2】

こんにちはー!今回もガンレポ行こうかと思います。

今回は東京マルイ製スタンダード電動ガンのファマスについて書こうかと思います。
ファマス(FA-MAS)はフランスのアサルトライフルです。特徴的なブルパップタイプのアサルトライフルで、その姿からトランペットとも呼ばれています。
実銃は5.56㎜口径のNATO標準弾を発射しますが、毎分約1000発という高い発射速度を持っています。
無風であれば400メートルで50センチほどのグルーピング(400メートルから固定目標を撃つとだいたい直径50センチの円の中にまとまって着弾するということ。かなり命中精度が高い)だとされていますからかなり高性能です。

その他の【ガンレポ】シリーズはこちらから

マルイ製電動ガンのファマスはマルイの初代電動ガンでもあります。
90年代前半頃の発売だったと思いますが、現在も製造されていて入手することが可能となっています。
これまでに複数回のマイナーチェンジをしており、発売当初とは少しだけ違いがあります。
発売当初はホップは搭載されておらず、多弾マガジンもまだありませんでした。
それが後々ホップが搭載され、インナーバレルはアルミから真鍮になり、モーターも改良型になっています。
外観は総じて樹脂製部品が多く、ちょっと現在の目で見るとややおもちゃ感はあります。
が、それでもそのおかけでかなり軽く、そして価格も他機種に比べるとちょっと安価です。

ファマスには通常型とスーパーバージョンがありますが基本的には同じもの。通常型のほうはバイポッドが付属し、スーパーバージョンのほうはバイポッドは無しです。細部は異なりますがそんなに大きな違いではありません。
トリガーガード形状、アウターバレルの外観などといったちょっとした部分です。
バッテリーはハンドガード部分に内蔵されますが、もともとニッカドラージバッテリーを搭載するようにできているので内部は広くできています。
現在主流の小型のバッテリーを搭載する場合は中で多少踊る可能性があります。使用には問題ないですが。

レシーバーはほぼ一体型でキャリングハンドルがあるアッパーフレームとメカボックスが入っているロアフレームに分割されています。強度は非常に高く、ここらへんが破損したという話は個人的には聞いたことがありません。

ではでは気になる内部のことについて。

ファマスが搭載しているメカボックスはバージョン1メカボックス。文字通り東京マルイの初代メカボックスです。
モーターもメカボックス内に配置されていて、全体が一体化されています。
ブルパップライフルであるのでメカボックスをストック内に搭載しています。そのためトリガーはメカボックスに付属していません。

ファマスのバージョン1メカボックスは他のメカボックスとは異なる側面も多く持っています。
まずバージョン1メカボックスが装備しているメインスプリングは他のメカボックスが搭載しているスプリングよりも長いです。
この規格のスプリングは無いので、普通にスタンダード電動ガン用のスプリングを装備しても長さが足りずに性能があまり出ません。
通常出回っているスプリングというのはあくまでもバージョン2以降のメカボックスを対象にしているのです。
それから軸受け。ギヤの軸受けもバージョン1独自のもののようで、他のメカボックスとは交換性がないです。べべルギヤも独自のタイプで他のメカボックスのものとは異なります。
性能的なことなのですが実銃の発射速度に近づけようとしているのか、他機種より多少発射速度が高いようです。
ただ、残念なことに旧式のモーターを装備しているためかスプリングを強いものにしてしまうと発射速度がかなり落ちるようです。モーターのトルク不足ですね。

そしてインナーバレルがかなり長いです。もしかすると長すぎてバランスが悪いのか?と感じられる部分があります。
他の機種に比べると、やや遠距離での集弾性が悪いように思います。シリンダー容量とインナーバレルの長さのバランスが悪い場合にこういうことが起きます。

メカボックスは頑丈にできており、破損とかはほとんどないと思います。内部のカスタムを行うとギヤの破損は起こり得ますが。

そういえばファマスには特筆すべき機能がありました。
撃ち終えたあとに縮んで停止しているメインスプリングを伸ばす機能が付属しています。
セレクター付近の小さなボタンを押すことでメカボックス内の逆転防止ラッチを開放し、メインスプリングを伸ばすことができます。
他の機種ではだいたいはフルオートの後でセミオートで数発撃つことでスプリングがもとの状態になりますが、これをしなくてもスプリングの保全ができるので便利です。

マガジンは多弾マガジンが用意されており、これの装弾数は300発です。
湾曲していないストレートタイプのマガジンで、弾上がりは良好です。

だいたいこんなところでしょうか。

古さを感じる部分はあるにはありますが、なにより安価なのは魅力でもあります。
それでは今回は東京マルイ製スタンダード電動ガンのファマスでした。


写真のファマスはマウントベースを装備していますが、光学サイトは搭載されていません。

それではまた☆

モバイルバージョンを終了