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東京マルイ製スナイパーライフル「L96AWS」【ガンレポ7】

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さてさて。今回はガンレポいきましょう!
東京マルイ製スナイパーライフル「L96AWS」です。

マルイ製ボルトアクションライフルのL96は同社が発売しているエアコキの長物としてはかなり新しい機種です。
VSR10から始まったマルイ製ボルトアクションの集大成的な存在と言えるものでしょう。

L96

現在、各国の軍隊が使用している狙撃銃のひとつなのですがL96はイギリスのライフルです。従来の狙撃銃としてのボルトアクションライフルが内蔵型の弾倉であるのに対し、L96は着脱可能なマガジンを備えており実銃の装弾数は10発。
それまでのライフルには無い構造を持っており高い命中精度を実現しています。

マルイ製L96AWS

過去にL96を発売していたメーカーは実は色々あります。
リアルさを追求したもの、逆にリアルさをある程度抑えてコストダウンして価格をそれなりに安くまとめたものなどがありました。
マルイ製のL96はそれらに比べても劣ることはあまりないように思います。
外観的にも近年の技術で作られていることもあって個人的には良い仕上がりだと思います。

実際の使用感

マルイ製のL96AWSはVSR10から受け継がれている滑らかなボルト操作が楽しめます。
過去のマルイ以外の製品のボルトアクションライフル、特にエアコキの長物としてのボルトアクションライフルは操作する際には「ガチャガチャ!ジャキン!」というような操作音が大きくするものが大半でした。
VSR10はこの操作音がほとんど無く、非常に滑らかな操作感を実現しています。
限りなく無音に近いのでスナイパーライフルとしては利点であると言えます。
この感触と同じ操作感をこのL96でも実現しています。
個人的にはボルト操作音は気分的には欲しいものなので、あまりに滑らかな手応えを初めて体感したときにはものすごい違和感を感じた覚えがあります。
命中精度は非常に高く無風状態であればノーマルでもかなり高いグルーピングを発揮します。
ただしかなり重量があるし全長も長い。
単発のボルトアクションライフルとしては火力の低さに加えて動きを制約してしまうサイズと重量であると言えます。
もっとも、派手に走り回るようなスタイルでサバゲーする人が装備する銃ではないのでこのあたりはあまり問題にはならないとは思いますが。

自分ならばこうする的なこと

ちなみに先ほど無風状態であれば命中精度が高いと言いましたが、実はノーマル状態ではかなりパワーが低めだと思います。(あくまでもこの手のスナイパーライフルとしてはという意味ですが)
新品のノーマルのものを初速測定したことがありますが、ホップをオフにした状態で0.6Jくらいだったと思います。このパワーでは風のある屋外では次世代電動ガンなどの高初速の銃弾を発射する相手に太刀打ちできにくいと思います。
次世代電動ガンは機種にもよりますがだいたいパワーはホップオフで0.9J弱出てますので、0.25g弾を使用すればかなりの横風でも直進弾道で射撃できます。
遠距離から狙い撃ちするためのスナイパーライフルが弾道直進性で負けるというのは惜しいところ。
対抗するにはある程度の内部チューンが必要かもしれません。残念ながら命中精度というものはパワーとは切っても切れない関係にありますので。
サバゲーにおいてはパワーはあまり重要ではないという意見もありますが、基本的には人間の能力には大きな差は無いと思います。
本格的な戦闘訓練を受けているわけではない民間人がお遊びとして行うサバゲーではなおのこと。
パワーの低い銃は重い弾を使うことはあまりお薦めしませんし(弾速が大きく落ちるため目標到達が遅くなる。結果的に滞空時間が長くなるため命中精度に影響する)、飛距離も軽い弾に比べると落ちます。
だからと言って軽い弾を使うとわずかな横風でも弾道は流れますし弾道性能は大きく落ちます。軽い弾は質量も低いので浅いブッシュも撃ち抜けないことになりますので、ここは個人的にはやはりもう少しパワーがほしいところ。一撃必殺を狙うスナイパーライフルならば、せめて現在フィールドで使用されている一般的な長物に対抗可能なレベルではあってほしい。
もちろん仮にノーマルであっても戦術的に創意工夫して劣勢を補うということはできなくないのですが(笑)
それならばそれで大きく性能的に上回る相手を撃破したら素晴らしい達成感はあるのですが。

カスタムについて

先ほどから述べているパワーアップについてですが、マルイ製のL96AWSはボルトを分解しにくくするための措置が取られています。
ここをクリアすることがまず内部チューンを行うための第一条件です。
分解できたら先に進めますが、このマルイ製L96AWSはボルトのシリンダー容量が小さいです。
この手のボルトアクションライフルとしてはかなり細身のシリンダーを搭載しており、他の機種に比べると強めのスプリングを使わねばならないかもしれません。
逆にボルトはいっさい手をつけずにチャンバーパッキンとインナーバレルでパワーアップさせる方法もあります。そちらはかなりお金がかかるので注意が必要です。
ちなみにカスタムしてしまうとメーカーでの修理が受けられなくなりますから、このあたりも考慮しておかねばなりません。

最後に

さてさて。今回はなんだかカスタムするのを前提にしたお話になってしまいました。
もちろんノーマルでも使えますよ!
最近では有料フィールドが主流になってますからそういうところでは大遠距離での撃ち合いは起こらないとも聞きます。
もしもそうならばパワーアップはあまり必要ないのかな。
お気に入りの一丁ならば活躍できるものにカスタムするのも楽しみのひとつ。
まぁパワーアップにはうるさい世間ですし、内部チューンするならばくれぐれも弾速計を用いて確実に合法品に仕上げるべきです。
弾速計が無いならカスタムはしないのがいいですね。

というわけで今回はマルイ製L96AWSについての個人的な話を書きました。
今後購入されたりすでにお持ちならば参考までに。

それでは今回はここら辺で☆

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